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医療者向けの情報を端末上で一元管理

看護業務を効率化するベッドサイド情報端末「ユカリアタッチ」

2018年08月09日 17時30分更新

文● 山口/ASCII

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ユカリアタッチ

 キャピタルメディカは、2017年2月から、医療者向けベッドサイド端末「ユカリアタッチ」を販売している。

 床頭台(しょうとうだい)と呼ばれるベッドサイド設備に設置するもので、医療の安全性の向上や看護業務の効率化に役立つ機能を多数搭載している。

床頭台搭載イメージ

 主力機能の1つである「電子化ピクトグラム」は、患者の安静度や禁飲食、アレルギー情報や医療・看護上の個別注意事項などを、分かりやすいイラスト記号であるピクトグラムで表示。医療者間の円滑な情報共有に役立つという。

電子化ピクトグラム

 また、NFC式の体温計や血圧計などをユカリアタッチにかざすだけで、電子カルテにバイタルサインが自動連係・登録される「バイタルデータ入力・電子カルテ自動連係機能」を搭載。データの未入力、誤入力、入力までのタイムラグ発生防止につながるとしている。

バイタルデータイメージ

 看護現場では、医師からの指示や医療・看護上必要な患者情報を床頭台に札や紙を貼って医療者間で情報共有するケースが大半を占めている。しかし、アナログな情報共有の在り方では、古い情報が伝わる、見落しが生じる、差し替えの手間が掛かるなど、看護師の運用負荷や患者の状態変化・注意事項を適切に共有できないという事態が慢性的に起こっている。

 医療者向けの情報を端末上で一元管理できるようにするため、ユカリアタッチ開発にいたった。

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