このページの本文へ

PS4をSSHDに換装してゲームごとに速度をチェック! ― 第5回

PS4 ProをFireCudaに換装したら「フォートナイト」のゲームロード時間が約4割減!

2018年07月31日 20時00分更新

文● 飯島範久 編集●ジサトラ ハッチ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
Seagate製SSHDであるFireCudaの2TBモデル「ST2000LX001」を使用し、ゲームを変えて定期的に標準のHDDとの速度の違いをチェック!

 PlayStation 4(PS4)とPlayStation 4 Pro(PS4 Pro)の内蔵HDDの容量は最大で1TB。1TBと聞くと、十分だと思う人もいるかと思うが、PS4の場合たとえパッケージを買ってもソフトのインストールは行なわれるため、どんどん内蔵ストレージの容量は削られていく。

 さらに、アップデートによりデータが肥大化したり、ゲームのプレイ動画を録画、スクリーンショットを保存していと、すぐに容量不足に陥ることになる。

 そこで、オススメしたいのがHDDよりも高速なSeagateのSSHD「FireCuda」だ。FireCuda「ST2000LX001」は容量2TB。PS4最大の倍容量となり、実売価格1万5000円前後とコスパも良く、サイズがPS4&PS4 Pro用のHDDと同じく2.5インチなため、換装に最適な製品となっている。

 SSHDは、SSDなどで使用されている高速MLC NANDフラッシュメモリーをキャッシュとして使用することで、使用頻度の高いファイルをキャッシュに保存。キャッシュにアクセスする頻度が高まれば、そのぶん読み込み速度が速くなるわけだ。

 またSeagateは、自己学習型ソフトウェア・アルゴリズム「Adaptive Memory技術」により、データの使用を動的に監視。どのデータをキャッシュにコピーするべきかを判断し、効果的に処理速度が速くなるよう調整しているという。

 そのため、ゲームごとに効果的なシーンが異なり、ゲームによっては効果が薄い場合もある。そこで、本連載記事ではPS4 ProとPS4を使用し、ゲームを変えて標準のHDDとの速度の違いを、定期的にチェックしていく。

 PS4 Proは、ストレージの接続インターフェースであるSerial ATA(SATA)が、PS4の3Gbpsから6Gbpsに向上している。そのため、搭載された標準HDDは同じものだが速度に違いが出る。そのため、PS4 ProとPS4どちらも計測し、その結果を掲載していきたい。

「ST2000LX001」は2.5インチサイズの2TBモデルで、厚さはわずか7mmと薄い

 PS4 ProとPS4の換装方法の詳細は、関連記事を参照して欲しい。

「フォートナイト」のゲームロード時間が約4割減!

 第5回の検証は「ドン勝」こと「PUPG」の対抗馬として人気の高い、エピック・ゲームズ・ジャパンのバトルロワイヤルゲーム「フォートナイト」。基本無料の課金ゲームなので手軽に始められるのも特徴の1つ。PS4日本語版は2018年3月8日からダウンロード開始され、期間限定イベントなども開催されており、連日賑わいを見せている。

 ゲームはプレイヤー100人によるPvP「バトルロイヤル」と協力PvE「世界を救え」があるが、PvEは有料版のみプレイ可能だ。PvPは1対99人の「ソロ」や協力プレイの「デュオ」などのほか、期間限定で「50対50 V3」といったスクワッドプレイがある。生き残りを掛けての戦いは、ドンパチと撃ち合うだけでなく、木や石、建物を破壊して材料にし、建造物をつくり、それを砦のように使っての攻防も可能。戦略性が鍵を握ることもある。

 今回の計測ではバージョン1.65を使用。ファイルサイズは13.28GB。ゲーム起動からプレイするまで4段階になっており、まずゲームを起動してメインタイトルが表示されるまでを「起動時間」、タイトル画面からログインしてゲームモード選択までを「ログイン時間」、ゲームモードを選択してロビー画面になるまでを「モード選択時間」、ゲームを選択して待ち合わせ画面になるまでを「ゲームロード時間」とした。

 なお、計測はストップウォッチを用いた手動で、3回計測しての平均タイムを使用。HDDやSSHDはキャッシュを利用するため1、2度起動からゲーム開始まで実行し、ロード時間が安定した状態から計測している。

「フォートナイト」バージョン1.65を使用。起動からメインタイトルが表示されるまでの「起動時間」を計測
メインタイトル画面からログイン作業後にゲームモード選択画面に
バイルロイヤルを選ぶと、ロビー画面に切り替わる
ゲームを選択し、マッチメイキング作業後、待ち合わせ画面になるまでを「ゲームロード時間」として計測

 ゲームモードは「バイルロイヤル」で、ゲームは期間限定の「50対50 V3」としている。また、ゲームロード時間は、最初にマッチメイキングするため、この時間を省き、画面が切り替わってロードが始まってから待ち合い画面になるまでの時間を計測した。

 結果、いちばん短縮したのがゲームロード時間。PS4で6秒、PS4 Proで7秒と約4割短縮している。起動時間以外は、ロード時間が短いものの、SSHDにするだけで、確実に時間短縮が図れている結果となった。ログイン時間は、半分以上がサーバーとの通信に使われているが、それでも1~2秒程度短縮されている。

 また、PS4よりPS4 Proのほうが、全体的に短時間で済むようだ。接続しているストレージの規格が違うという影響が、個々にあらわれているかもしれない。快適性からいうとPS4でプレイするよりはPS4 Proのほうがオススメだ。

 なお、よく使うファイルをキャッシュに保存するSSHDの特徴から、何度かプレイしないと効果が現れないこともあるので注意。今後も定期的に人気ゲームの効果を検証していく。

カテゴリートップへ

この特集の記事