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LINEを便利にする裏技とTIPS集めました 第34回

面識がない人とLINEでつながらないための設定

夏休みを乗り切るためのLINEのルール作りとは

2018年08月04日 10時00分更新

文● 高橋暁子 編集●アスキー編集部

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「LINEをもっと楽に使う方法はないのかな?」「今さら友だちには聞けないけれど、使い方がわからない機能がある」――そんなアナタに週2回、LINEの裏技とTIPSをやさしく伝授。講師は、SNSの最新情報と若者動向を追い続けるITジャーナリスト 高橋暁子さんです。〈連載目次〉〈LINEの基本的な使い方を知りたい人はこちら

Q:夏休みのルール作り、どうする?
A:利用時間と使い方について話し合おう!

 夏休みに入り、子どもに目が行き届かなくなっているという方も多いのでは。夏休みは時間が有り余るため、ついついスマホを使う時間が長くなり、トラブルを起こす子どもも多いのだ。

 夏休みを無事に乗り切るために、あらためて子どもと確認したいルール作りについてお伝えしたい。

利用時間と使い方がポイント

 LINEでのトラブルには、パターンがある。主に、長時間利用や遅い時間まで利用するなどの時間問題、使い方のせいでトラブルに巻き込まれる問題の2つに分けられるだろう。

 それぞれにおいて、子どもの年齢と利用状況などによってルールを決めておくとトラブルになりづらいはずだ。具体的には、たとえば以下のようなルールを決めておくといいだろう。

LINEは夜10時(9時)まで

 夜間にLINEを使い始めると、昼夜逆転してしまい、体調を崩したり、生活に重大な影響が出ることも。利用してよい時間を決めておき、それ以降は使わない約束をしたい。

 子どもに、「夜◯時以降にLINEを使っていると親にスマホを取り上げられちゃうから」と友だちに伝えさせるといいだろう。

不快なことは送らない&問題があったら相談

 他人が不快に思うことは送らないことは大切だ。同時に、LINEでのメッセージのやり取りのみでコミュニケーションをとることは大人でも難しいため、なるべく通話や対面なども取り入れるようアドバイスしたい。

 自分が送らなくても、クラスのLINEグループなどで不快なことや問題があることを送られてしまう場合もある。問題があったら必ず保護者に相談するよう、あらためて伝えておきたい。

面識がない人とLINEでつながらない

 10代はLINEでつながる友だちをTwitter経由で募集するなど、面識がない人とも気軽にLINEでつながる傾向にある。しかし、なかには10代ということを知りながら悪意のある大人がアクセスする例も少なくない。

 LINEで友だちになると通話もでき、プライバシーが筒抜けになってしまう。面識がない人とはLINEでつながらないよう、くれぐれも注意しておこう。

 また、友だちではない人からメッセージが来ないよう、「設定」→プライバシー管理」→「メッセージ受信拒否」をオンにしておきたい。

1. 「設定」→プライバシー管理」をタップ

2. 「メッセージ受信拒否」をオン

QRコードはさらさない&更新する

 未成年はID検索を使えないため、LINEで友だちとなるためにQRコードを使うケースが多い。直接会っていない相手ともつながれるので便利だが、転送されたり公開されたりすることで知らない相手とつながってしまう危険性がある。

 QRコードはTwitterなど公開の場にさらさないことを約束させよう。友だちになるためにQRコードを送った場合は、「設定」→「プライバシー管理」→「QRコードを更新」とタップし、確認画面で「OK」をタップしてQRコードを更新させよう。

1. 「設定」→「プライバシー管理」→「QRコードを更新」をタップ

2. 確認画面で「OK」をタップ

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著者紹介:高橋暁子

 ITジャーナリスト。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki

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