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日本運営プロデューサーの廣田 瞬一氏にインタビューを実施

当時の黎明の島に感動! 2013年時のTERAを完全再現するクラシックサーバーの魅力とは

2018年08月01日 17時00分更新

文● 八尋/ASCII

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TERAのクラシックサーバーについて、日本運営プロデューサーの廣田 瞬一氏にインタビューを実施

 ゲームオンが運営するMMORPG「TERA」の公式サイトで、不思議なティーザーサイトが立ち上がった。何が不思議かというと、表示されている時間が進むのではなく、過去にさかのぼっていたからだ。TERAのプレーヤーの中では「何が始まるのか」「仕様が間違っているのではないか」と話題になっていた。そして、時計が止まったとき、そこには「Back to 2013.05.15」「TERA史上世界初プロジェクト」「NEXT 8.1」と表示された。

 一体何が始まるのか、気になっていたプレーヤーも多いと思うが、8月1日、その全貌が明らかとなった。TERAの7周年を記念して、期間限定でクラシックサーバーが始動するというものだった。

 クラシックサーバーは、2013年5月15日時点のTERAを完全再現した期間限定サーバー。システム、コンテンツ、操作性はもちろん、根本的なシステムからUI、内部的な計算式なども完全再現された特別仕様となる。

 また、現在のエリーヌサーバーとは別のサーバーのため、全員キャラクターデータも一切ない0からのスタートとなり、プレーするには新たにクライアントをダウンロードする必要がある。期間は1ヵ月半~2ヵ月程度になるが、終了後はクラシックサーバーに5年分のアップデートを一気に実施し、その後は2サーバー体制で運用していく予定だという。

 クラシックサーバーは8月1日にクライアントのDLが開始され、8月8日に開始予定。2013年時点の仕様のTERAで遊べるめったにないこの機会は、どのようにして計画され、実装されたのか、クラシックサーバーについてTERA日本運営プロデューサーの廣田 瞬一氏にインタビューを実施した。

ティーザーサイトはプレーヤーの中で話題に
クラシックサーバーを言い当てた人も

ーー今回、なぜクラシックサーバーを立ち上げようと思ったのですか?

廣田 瞬一氏(以下、廣田氏):TERAは今まで、大型アップデートに加え、プレーヤーの皆さんが遊びやすくなるようにこまめにアップデートを重ねてきました。また、ダンジョンはプレーヤーのレベルに合わせて閉じたり、改善して復活させたりしています。もちろん遊びやすくするための施策なのですが、どうしてもプレーするタイミングによって体験できるコンテンツが明確に分かれてしまうんです。そんな中、昔のダンジョンも遊んでみたいという声も多く、7周年というのもあり、クラシックサーバーを立ち上げてはどうかという案がでて、開発元のBlueholeとも話し合って決まりました。

ーー突然立ち上がったティーザーサイトですが、反響はいかがでしたか?

廣田氏:反響は結構大きかったですね。TERAが終わるのではないかなど、様々な憶測が飛び交っていましたが、その中でクラシックサーバーなのでは?と言い当てている方もいましたね。プレーヤーの皆さんの中で話題になっていて、うれしかったです。

ーー昔のサーバーを今復活させるって、大変な作業なのでは?

廣田氏:もちろん大変ではありますが、今はアップデートに関しても落ち着いている時期なので、大丈夫かなと。また、当時のデータが残っており、期間限定のため経験値などにある程度ブーストをかけたりはしますが、ほぼ当時のままの状態で遊ぶことができそうだったからです。

ーー当時と今で、結構違うんですね。

廣田氏:そうですね。細かい部分だとUIなども変わっていますし、当時遊べて今はないコンテンツやシステムも結構あります。

ーー計算式も当時のままとありますが、計算式が違うと何が変わるのですか?

廣田氏:一撃のダメージ数などが変わってきますので、計算式が違うと、昔と同じ敵を攻撃しているはずなのに、倒すまでの攻撃の回数や時間が変わってきます。せっかく当時のままのクラシックサーバーを立ち上げたのに、この部分で違和感を感じてしまうとクラシックサーバーの再現性が下がってしまいますので、できる限り当時の仕様を維持しています。

根本的なシステムやUI、内部的な計算式も完全再現
クラシックサーバー限定のレコードなども用意
現在と当時の比較

たき火や政治システムなど当時のコンテンツを体験可能
今では行けないダンジョンやイベントも

ーーなるほど。そのほかに今はないコンテンツやシステムなども教えてください。

廣田氏:TERAで当時特徴的だったのは「コンディションシステム」と「たき火」による回復ですね。当時は狩りを続けていると、コンディションが下がり、一定期間休まないと回復しないシステムがありました。その回復に必要なのがたき火です。たき火は、1人が使用すると周りの人に効果があり、加えて護符を投げ込むと周りの人にもバフがつきました。「護符ありがとう」から会話が始まるなど、たき火が自然とコミュニケーションを生む場でもあったんです。

再体験できる内容

 また、選挙によって選ばれた領主により、領土内の税率や製作の設定、各種NPCの配置が可能になる「政治システム」も復活します。そのほか、中心の光の周りに敵がワラワラと発生し、倒すとアイテムが手に入る「暗黒の領域」「暗黒次元の亜空間」といったコンテンツ、「シャンドラ・マナイア(上級)」「シュリカの回廊」といったダンジョンもも限定で復活します。

政治システムや暗黒の領域なども復活
今では体験できないダンジョンも
クラシックしかいけないダンジョンの一覧

美しい黎明の島に降り立ったときは、感慨深かった

黎明の島はぜひ体験してほしいと語る廣田氏

ーー限定コンテンツ満載ですね。なかでも特に思い入れのあるコンテンツなどありますか?

廣田氏:どれも思い入れはありますが、とくにスタート地点となる「黎明の島」には思い入れがあります。黎明の島は今でも入れますが、昔とはまったく違う景色になっているので。テストサーバーで美しい黎明の島に降り立った時は、感慨深いものがありましたね。昔のサーバーに改めて触れてみると、懐かしい部分もありますが、プレーしにくいと感じる部分もあり、そこを改善できてきたんだなとも感じています。改めて皆さんにより楽しんでいただけるようにしていかなくてはと、身が引き締まる気持ちになりました。

今ではすっかり風景が変わってしまった黎明の島だが、クラシックサーバーでは当時のままの風景が広がっている

ーープレーヤーさんにはどのように楽しんでもらいたいですか?

廣田氏:昔からTERAを楽しんでもらっている方には、昔の雰囲気を思い出しながら遊んでほしいですし、当時を知らない方は、昔のTERAがどんな感じだったのかを楽しんでいただきたいです。また、クラシックサーバーは全員0からのスタートですから、これからTERAを初めてみたいという人も入りやすいのではないかなと思っています。そのほか、今TERAから離れている人も、当時のメンバーに声をかけあったりして、当時のままのクラシックサーバーを楽しんでほしいなとも思っています。そして、新旧入り混じって、クラシックサーバーで当時はああだったこうだったと話のネタになってくれればいいなと思っています。

ーー当時のプレーヤーが当時のスクリーンショット(以下、SS)を振り返って、同じ場所で撮影したりしても楽しそうですね。

廣田氏:そうですね。クラシックサーバーと並行して7周年記念イベントでイラスト&SSコンテストを実施したいなと思っていますので、ぜひそちらに参加していただきたいです。

ーー最後に、プレーヤーの皆さんにメッセージをお願いします。

廣田氏:クラシックサーバーは、昔のTERAで遊べるまたとないチャンスとなります。今TERAから離れている人も、昔の黎明の島をみたり、昔のパーティーメンバーと集まるでもいいので、ぜひこの機会に再びTERAで遊んでほしいなと思います。また、昔はプレーしていなかった、これからTERAを始めるという人は、すべて0からのスタートなので、新しいMMORPGを始めるのと同じ感覚で遊んだり、今と比較しながら楽しんでもらえたらいいなと思っています。7周年のキャンペーンも並行して実施していきますので、引き続きTERAを楽しんでいただけたら幸いです。

ーーありがとうございました。

 クラシックサーバーは、8月1日よりクライアントのダウンロードが可能になっている。昔プレーしていた人も、今プレーしていたけど当時を知らない人も、これからTERAを始めようと思っている人も、この機会に当時のTERAの雰囲気を味わってみてはいかがだろうか。クラシックサーバーは、8月8日に開始予定だ。

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