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Surface Pro/MacBook Airを月額レンタル、“業務PCも所有から利用へ”ビジョンをさらに拡大

“情シス代行”付き、横河レンタが中小企業向けPCレンタル開始

2018年07月25日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 横河レンタ・リースは2018年7月24日、中小企業/スタートアップ(従業員100名以下)向けの新しい業務PC/Macレンタルサービス「Simplit Edge(シンプリットエッジ)」を発表した。月額制で1台から利用でき、PC運用管理業務を同社にアウトソーシング可能な点が特徴。同社製“データレスPC”ソリューションも付属する。8月より申込受付を開始し、中小企業層にも“業務PCも所有から利用へ”という同社のビジョンを訴求していく。

横河レンタ・リース「Simplit Edge(シンプリットエッジ)」の概要。月額制、初期設定/インストール済み、ユーザーサポート付きといった特徴を持つ中小企業向け業務PCレンタルサービス
発表会に出席した横河レンタ・リース 代表取締役社長の金川裕一氏同社 取締役 専務執行役員 営業統括本部長の吉谷清氏同社 営業統括本部 IT&サービス営業推進部 部長の山神寛之氏

業務PCの初期設定やOfficeインストール、利用サポート、故障交換など代行

 Simplit Edgeは、情報システム専任担当者のいない/少ない中小企業やスタートアップにおいて、快適な業務PC環境を提供することを目的としたサービス。業務PC本体のレンタルに加えて、初期セットアップや設定支援、故障交換といった運用管理業務を横河レンタ・リースが代行することで、担当者の業務負担を軽減する。1社あたり最大30台まで利用可能。

業務PCの調達だけでなく、運用管理業務全体をアウトソーシングできるメリットがある

 PC/Macにはマイクロソフト「Office 365 Business」やトレンドマイクロ「ウイルスバスター クラウド」がプリインストールされ、各OSのドライブ暗号化機能(「BitLocker」「FileVault」)も設定済みで出荷されるため、到着後は開梱してすぐに使用できる。また、Surfaceプラン(後述)では同社が開発するデータレスPCソリューション「Passage Drive」も利用でき、ユーザーデータをローカルPCに残さず「Microsoft OneDrive」に保存する運用が可能。

 利用申込は同社Webサイトから行い、月額料金を法人カードで決済するシステム。基本サポート料や本体配送料は月額費用に含まれ、オプションとしてオンサイトサポートなどのサービスを受けることも可能。

 Simplit Edgeでは、「Microfost Surface Pro」をレンタルするSurfaceプランと、「MacBook Air」をレンタルするMacBookプランの2プランが用意されている。Sufaceプランは月額1台8000円から、MacBookプランは月額1台6000円から(いずれも税抜)。なお、レンタルされるPC/Macは2年ごとに更新可能で、常に新しいデバイスで業務できるというユーザーメリットもある。

提供開始時点の提供デバイスはSurface ProとMacBook Airの2機種。いずれもCore i5/メモリ8GB/SSD 256GBを搭載

「購入/リースからレンタルへ」の動きを中小企業層にも拡大していく

 横河レンタ・リース IT&サービス営業推進部 部長の山神寛之氏は、“中小企業(SMB)向け業務PCレンタル”というビジネスに本格参入している競合はまだなく、同社にとっても新たなチャレンジになると語る。中小企業の業務PCは、これまでほとんどが「購入」または「リース」で調達されているため、まずは「レンタル」によるメリットを訴求していくことになる。

 中小企業ビジネスへの“入口”として、同社では今回まず、企業内のテレワーカー(外勤営業など)層をターゲットに据えた。2年ごとに新しいデバイスが使える、セキュリティ設定済みなど、モバイルPCを持ち出して「かっこよく、気持ち良く働きたい人」(山神氏)が特にメリットを感じやすいサービスだと考えるからだ。Surface Pro、MacBook Airという機種ラインアップも、この層を狙ったものである。

 山神氏は、テレワーカー層を足がかりとして中小企業にメリットを理解してもらい、そのうえでデスクワーカーなどにもサービス採用を拡大していきたいと述べた。それにあわせて提供機種のラインアップ拡充も検討していくという。「SMBに対する取り組みは当社として初めて。顧客やパートナーの声を聞きながら、より良いサービスにしていきたい」(山神氏)。

来年度以降、「Microsoft 365」やID/デバイス管理サービス、運用支援ツールの提供など、サービスをさらに拡充していく方針

 横河レンタ・リース 代表取締役社長の金川裕一氏は、日本企業の業務PCは9割が「購入/リース」であり、それを「レンタル」に転換していくという同社のビジョンを説明した。金川氏は就任直後から、業務PCも「所有から利用へ」と転換していくべきだと訴えてきた。

 「わたしが横河レンタ・リースに来てから2年と少しが経ったが、受注額は当時の370億円から500億円程度まで伸びている。ここにいちばん寄与しているのがPCレンタルのビジネス。同ビジネスは非常に好調であり、成長を牽引している」(金川氏)

 また同社 取締役 専務執行役員 営業統括本部長の吉谷清氏は、横河レンタ・リースでは4年前から、安全で柔軟な働き方を実現する「Flex Work Place」シリーズのソリューションを展開してきたと紹介。今回提供するPassage Driveもそのひとつであり、セキュアなモバイルPCを実現しつつ、どこからでもデータアクセスできる利便性も提供することを説明した。

データレスPCソリューション「Passage Drive」の概要。PC上のユーザーデータをすべてOneDriveに保存し、ローカルにはデータを残さない仕組み

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