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海外でも1日380円~、世界100ヵ国でSIMを買わずに使えるクラウドSIMスマホを発売

2018年07月17日 16時00分更新

文● スピーディー末岡/ASCII編集部

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 FREETELブランドを展開するMAYA SYSTEMはクラウドSIMを採用するスマホ「jetfon」を8月に発売する。価格は3万9800円(税別)で、予約開始は8月1日から。

 jetfonはFREETELブランドではなく、独自のラインとして展開する。クラウドSIMは世界100ヵ国以上で使えるもので、GPSで場所を認識し、そこで一番電波が強いキャリアに接続する。日本のキャリアの国際ローミングを使ったり、現地のSIMをわざわざ購入したり、モバイルルーターをレンタルする必要がないので、海外出張や旅行が多い人は重宝するだろう。

 MAYA SYSTEM 代表取締役社長の井上千鶴氏は「国境フリー」をスローガンに掲げ、jetfonは現地SIMもモバイルルーターもいらない、日本初の国境フリースマホだと説明した。

MAYA SYSTEM 代表取締役社長 井上千鶴氏

レンタルルーターや現地SIMなどの比較

 基本料金は0円で、必要なときに通信量を購入するシステム。料金はエリアによって変わるが、1日300MBが380円~、7日1GBが980円~、30日3GBは1880円~となっており、通信量が上限に達したあとは256kbpsでの通信に切り替わる。もちろん、追加料金を払って通信量を増やすことは可能。ただ、jetfonのクラウドSIMはデータ通信のみなので、音声通話がしたい場合は、DSDSで日本のSIMをローミングで使うか、現地SIMの入手が必要になる。

 料金プランは1ヵ国と2ヵ国以上の周遊プランが用意される。周遊プランはいまのところヨーロッパのみだが、アジアや、グローバルのプランも後日提供予定とのこと。また、中国向けにVPNプランも提供され、そのままでは使えないGoogle、LINE、Facebook、Twitterなども利用可能になる。

 jetfonのスペックはディスプレーが5.5型(1080×1920ドット)、SoCがSnapdragon 652(1.8GHz×4、1.4GHz×4、オクタコア)、メモリー4GB、内蔵ストレージ64GB、カメラはリアが1300万画素、フロントが800万画素と、ミドルハイクラス。サイズは約76×154×7.9mm、重さが約180g。DSDS対応。

 対応バンドはLTEが1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/38/39/40/41、3Gが1/2/4/5/6/8/19/、4バンドGSMに対応。ドコモとSoftBankのVoLTEにも対応する(auは後日アップデートで対応)。

 海外に行く機会が多い人は購入を検討してみてはいかがだろうか。

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