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ノングレアで映り込みが少なく、表計算などの作業がしやすい

8万円台の東芝15.6型ノートPCは堅実なデザインで仕事用にピッタリ

2018年07月15日 10時00分更新

文● 貝塚/ASCII 編集●八尋/ASCII

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「dynabook AZ35/G」

 「dynabook AZ35/G」は東芝ダイレクトで販売中の15.6型ノートパソコンだ。ラインアップの中ではスタンダードノートに位置付けられ、第8世代Coreプロセッサー(仕様によっては第7世代)を搭載するモデルだ。今回は、外観を中心にまとめる。

 dynabook AZ35/Gの価格はCPUやストレージ容量、メモリー容量によって異なり、最下位モデルがCore i3/4GBメモリー/1TB HDDで13万1760円という価格設定。最上位モデルがCore i5/8GBメモリー/256GB SSDで、15万6600円。ここにOffice Home & Business 2016を追加すると、その分価格がアップする。

 BTOメーカーなどと比較すると、さすがに少々高めに感じるが、これは定価に対する評価である。東芝ダイレクトでは、無料の会員登録をすると、最大で半額近くもの値引きをするモデルもある。本モデルの場合、キャンペーンを利用すれば、8万円台で購入でき、かなりお買い得だ。最新のプロセッサーを搭載しつつ、信頼性の高いノートパソコンを入手したいユーザーにはうってつけだろう。

ツボを抑えたノングレア仕様

ノングレア仕様は、とくに外出先でパソコンを開く機会が多い人におすすめしたい

 dynabook AZ35/Gのトップカバーを開いてみて、まず気づくのは、ノングレア仕様のディスプレーだ。本モデルの場合、標準仕様がノングレアであり、グレア仕様の販売はない。

 ノングレア仕様の利点は、写り込みの少なさであり、デメリットは正確な色調の表現が難しくなる点だ。従って、細かく色調を確認する必要のある、デザインやグラフィック制作用途では、ノングレア仕様では不便に感じるシーンもあるかもしれない(厳密にチェックするのでなければ、向かないということもないのだが……)。

 半面、表計算や事務処理などの作業には向いている。細かいセルを大量に表示した状態で、光源の写り込みがあると作業がしにくくなる。15.6型というディスプレーの大きさから、ある程度の情報量を一画面に表示しても、細かすぎて見えにくいという状況にはなりにくいものの、やはり屋外や、光源のたくさんある屋内での作業はストレスになる。特に表計算を頻繁にする人は、ノングレアの恩恵を受けやすいだろう。

指紋がつきにくく、綺麗が長持ち!

デザイン上の特徴は、トップカバーのヘアライン加工くらい。誠実で真面目な印象の造形だ

 dynabook AZ35/Gの外観をチェックしよう。デザインは、トップカバーにヘアラインが施されているくらいで、あまり目立つ特徴はない。トップカバーとベゼルに「TOSHIBA」ロゴが配されるが、控えめで、硬い印象を受ける。中も外もブラック一色で、とらえようによっては地味ともいえる外観だ。

 しかし、メーカーとしては、あえてこのデザインを採用していると思う。仕事で使うノートパソコンであれば、オフィスのデスクや自宅だけでなく、クライアントとの打ち合わせや、外出先で開く機会もあるだろう。取引先の担当者がどんなパソコンを使っているのか、気にしない人は気にしないが、気にする人は気にする。

 増えてきているゴールドやピンク、レッドやブルーといったカラーも、それはそれで目に楽しく、使っていて楽しい色だ。しかし、誠実さや真面目さをもっとも感じられるのは、ブラックからグレーの暗めのモノトーンではないだろうか。dynabook AZ35/Gの場合、「まさにノートパソコン」という造形も加わって、見るからに真面目そうなデザインに仕上がっている。

 かつ、ヘアライン加工によって、さりげなく上質感も演出しており、手の脂や汚れも付着しにくい。「面白い」とか、「かっこいい」といったデザインではないが、どこに持っていっても恥ずかしくない、堅実な見た目と評価できるだろう。

着脱式のバッテリーを採用

バッテリーは着脱式。細長く、ヒンジ付近にレイアウトされている

 dynabook AZ35/Gのボトム側を見てみよう。バッテリーは着脱式で、容量は2950mAhと標準的。デザインを優先してバッテリーを組み込むノートパソコンも増えているが、やはり、ワンタッチで着脱できれば、不調時にバッテリーのみ交換できる安心感がある。形状は細長く、ヒンジに沿うようにセットする。デザインを最低限しか損なわず、着脱式の便利さを活かした仕様だ。

 なお、ACアダプター接続時は、バッテリーを取り外しても、電源は落ちない。長期間使用して、バッテリー、アダプターに接続しておけば使える。

 珍しくはないが、メモリースロットにアクセスするためには、工具を用いてボトムカバーを取り外す必要があり、メーカーの保証が受けられなくなる。このため、購入時、メモリーの容量は慎重に選ぼう。個人的には、ストレージ容量を減らしてでも、メモリー容量は確保した方がいいと思う。データは、使い終わったら整理して外部ストレージに移すようにしていれば、そうストレージがいっぱいにはならないが、メモリー容量だけはどうにもならないためだ。

 キャンペーンを併用すると、第8世代のCore i5、8GBメモリー仕様のモデルを安価に購入できる。買いやすく、ビジネスの現場でガシガシ使えるノートを探している人は、ぜひ公式通販サイトをチェックしてほしい。次回は、キーボードの打鍵感や、本機に特有の入出力の豊富さ、そのほか、全体的な使用感を紹介する。

Room1048/東芝ID会員(無料)なら、直販価格5万8104円から!

 東芝製ノート共通の注目ポイントとして紹介しておきたいのが、その価格。dynabook AZ35/Gの場合、東芝ダイレクトの直販価格は13万1760円からなのだが、Room1048会員(東芝ID)価格は5万8104円(7月15日現在)からとなっている。Core i5、8GBメモリー、256GB SSD搭載モデルも7万1496円引きで8万5104円(7月15日現在)からだ。

 このほかの東芝製ノートもかなりお得な価格になっているため、ノートPCの購入を考えている方は、とりあえずRoom1048/東芝ID会員(無料)になることを強くオススメしたい!

試用機の主なスペック
機種名 dynabook AZ35/G
CPU Core i5-8250Uプロセッサー(1.60GHz、4コア/8スレッド)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス 620(CPU内蔵)
メモリー PC4-19200(DDR4-2400)対応SDRAM 8GB(8GB×1)
ストレージ 256GB SSD(Serial ATA対応)
ディスプレー 15.6型(1366×768ドット)、ノングレア
ディスクドライブ DVDスーパーマルチドライ
サウンド インテル ハイ・デフィニション・オーディオ準拠ステレオスピーカー
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)
インターフェース USB 3.0端子×4、SDカードリーダー、マイク入力/ヘッドホン出力端子、HDMI出力端子、D-sub 15ピン
サイズ およそ幅379×奥行257.98×高さ16.9~23.9mm
重量 約2.3kg(バッテリー含む)
OS Windows 10 Home 64bit

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