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ポタ研 2018夏 ― 第1回

高音質ハイレゾ機は、海外発の注目機種が豊富、ポタ研で聴く

2018年07月07日 22時30分更新

文● 小林  編集●ASCII

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 7月7日に東京・中野サンプラザで開催された「ポータブルオーディオ研究会 2018 夏」。主催のフジヤエービックは4月に「春のヘッドフォン祭 2018」を開催しているが、こちらは規模が限定される一方で、よりマニアックな趣向のイベントになっている。

SHANLING M0。ケースも発売予定

 今回は15Fのワンフロアに出展社が収まり、出展ブランド数も40強と厳選されていたのだが、思った以上に新製品が多く、見どころは多い印象。かつブースの担当者と会話しながらじっくりと聴きこめる雰囲気があった。特に海外ブランドのプレーヤー製品は参考展示が多かった。

参考展示だが楽しみな機種が多い、ハイレゾプレーヤー

 注目したいブランドとしては「Cayin」(カイン)、「Luxury and Precision」、「Astell&Kern」などの参考展示。そして発表/発売済みであるが、3万円前後と低価格でありながら高音質で注目度が上がっている「FiiO M7」や小型かつ低価格なハイレゾ機「SHANLING M0」あたりだろうか。

N8

 Cayinはステンレス筐体でありながら5万円台と安価な「N5ⅡS」に加え、KORGのNutubeを搭載した久々のフラッグシップ機「N8」(発売日未定だが、価格は30万円を超えるという)を参考展示。Cayinは真空管サウンドにこだわっているメーカーである。ポータブル機はサイズなどの関係もあり、叶わなかったが、N8は3.5㎜出力する際、Nutubeとトランジスターを切り替える機能を持っている。ちなみに4.4㎜5極端子を持ち、ヘッドフォンのバランス駆動も可能だが、バランス駆動時はトランジスターのみ利用可能となっている。

 N8のインパクトはあるのだが、実際に聞いてみると、N5ⅡSの音の良さにちょっと感動した。高域に艶があって、ボーカルなどもクリアーで真空管的なサウンドをちゃんと再現しているのだ。質感の高いステンレス筐体でありながら、十分に低価格である点もいい。

従来機種の筐体はアルミ製だった

 Luxyry and Precisionは、既存機種「L3」のブラッシュアップモデル「L3GT」(4万円程度)、新フラッグシップモデル「L6」(16~17万円)、そしてLシリーズとは別ラインとなる「LP5 Ultra」(20万円程度)を参考展示。海外では「LP5」に加え、限定仕様の「LP5 Limited」という機種があったそうだ。このLP5 Limitedほどの高級部品は使えないが、それに迫る内容を量産機として実現したのが「LP5 Ultra」だという。

L3GTとL6
それぞれの背面

 LP5 Ultraはポータブル機としては珍しく、同軸デジタル入力端子や6.3㎜のヘッドフォン端子を持っている。実際に聞いてみたが、パワーがかなりあり、手持ちのDITA Dreamをタイトにしっかり鳴らしていた。これなら高インピーダンスのヘッドフォンの駆動にも十分ではないか。ハイレゾ機の黎明期「Colorfly C4」という機種があって筆者も使っていたが、それを彷彿とさせる仕様である。ウッドパネルにレリーフ彫りという背面の雰囲気も近く、ソリッドな金属筐体で未来的な雰囲気をアピールする他社にはない、味があるレトロな雰囲気が楽しめる機種になっていると思う。

LP5 Ultra
LP5とLP5 Ultra

 Astell&Kernは既存モデルの展示が中心だが、参考展示として「A&futura SE100」のグリーンモデルを出品。これは単なるカラバリではなく、フランスのトマ氏が描いた「ムシュー・シャ」の背面パネルも付けたコラボモデルになっている。4月末のヘッドフォン祭では、Grooversの「ACTIVO CT10」とムシュー・シャのコラボモデルが展示されていたが、アイリバーは「Astell&Kern」でも展開する予定のようだ。

 なお、写真では「A&ultima SP1000」の背面パネルにもムシュー・シャが描かれているが、実際に製品化されるのはSE100のみになるそうだ。

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