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渋谷100BANCH「ナナナナ祭」セッションレポート「AIは優しくなれるか」

AIで犬型ロボットはつくれても、猫型はまだつくれない

2018年07月12日 06時00分更新

文● 津田啓夢 編集● ガチ鈴木 /ASCII STARTUP

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 パナソニックと言えば、もはや説明する必要のない日本有数のエレクトロニクス企業だ。そんな同社が今、渋谷の片隅で意欲ある若者達を巻き込んだプロジェクトを進めている。

 100BANCH(ヒャクバンチ)いうこのプロジェクトは、2018年に100周年を迎えたパナソニックが「次の100年をつくる実験区」に位置づける共創空間だ。カフェ・カンパニーやロフトワークと組んだ共同プロジェクトとして、2017年の7月にスタート。2018年7月1日~8日にかけて、この1周年を記念したイベント「ナナナナ祭」を開催した。期間中は連日セッションと、各プロジェクトの成果が展示された。ここでは注目のセッション「AIは優しくなれるか」をお届けする。

AIは優しくなれるか

 ナナナナ祭の3日目、トークセッション「AIは優しくなれるか」のテーマは、100BANCHが目指す「温かくて柔らかいテクノロジー」につながるものだ。

 登壇者はAI企業エクサウィザーズの取締役の粟生万琴氏、ロフトワーク代表の林千晶氏、ロボット開発Yoki代表の東出風馬氏。東出氏は現在、前述したアクセラレーションプログラムを利用して100BANCHを拠点に活動している。モデレーターはパナソニックのテクノロジーイノベーション本部副主幹研究長の森川幸治氏。

 まず、モデレーターの森川氏が「AIを使っているか?」と問うと、粟生氏は「スマートスピーカーは息子の友達のような存在」と話し、8歳の子どもはAIネイティブだと語った。パソコンでキーボード入力することについて「音声認識できるのに面倒くさい」と言うそうだ。

 林氏は日常的に使っている中で、AIとプログラミングの境界線がない点を指摘。自身のエピソードとして、Google Mapで経路検索し、ありえないような細い道を進むよう指示されたことを紹介。

 「人工知能になって従うことになれると考えなくなる。自分の考えを超えたもの、間違えるわけがないと思ってしまう。どのアルゴリズムで何を出したかわからないということは、信じるか信じないかしかない」と述べた。

 学生社長である東出氏は「最近のニュースは全部AIとついているが、はたしてAIなのか。あれをAIというなら僕らはAI漬けの日々を送っている」とコメント。身の回りにスマートスピーカーやチャットボット、AppleのSiriといったようにコンピューターとコミュニケーションできるものが数多くあるとした。

 これを受け、話題は音声操作に向かった。粟生氏は諸外国と比較して日本はスマホで音声操作していない点を指摘。これに林氏は日本語は認識精度に問題がある一方、子どもは「バカだね」と言いながら会話を続けていると述べた。

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