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MoguraVRのゲームとって出し第81回

先に進むために必要なのは君の頭脳だ

荒廃した世界で謎をとき、残された機械と戦うVRアドベンチャー「Apex Construct」

2018年06月28日 17時00分更新

文● やましん/Mogura VR

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 今回紹介するのは荒廃した世界を旅する、独特の雰囲気が魅力のVRアドベンチャーゲーム「Apex Construct」だ。舞台は人類の実験の結果、無感情なロボットが支配するようになった世界。頭脳と戦闘能力だけを武器に生き残ろう。戦闘システムだけでなく、他にはない謎解き要素が特に人気の作品だ。

 ステージは現実にはないような変わった風景を眺められる。退廃的ではあるものの、どこか美しさを感じる幻想的な世界が広がっている。遠景まで細かく作り込まれており、じっと見ているとそれだけでも時間が過ぎていく。

 プレイヤーの主な武器は機械式の弓矢だ。敵は様々な場所から湧き出てくるため、遠距離から狙い撃とう。接近されると焦って矢を弓にセットできなかったり、照準が狂うこともあるため落ち着いて攻撃しよう。矢は無限にあるので連射しても後で苦労することがないのは嬉しい点だ。

 メニューボタンからはアイテムストレージを開ける。拾ったアイテムを出てきたストレージに置くとそのまま持っていくことができる。カードキーなどのアイテムは入れて置くとすぐに取り出せて便利だ。また弓矢に取得したスキルを入れることもできる。

 回復アイテムや、その他消費アイテムは自動販売機で買える。出てきたアイテムを拾って使わないと効果が出ないので気をつけよう。自動販売機で使えるポイントは、敵を倒したときに出てくる光の塊に手をかざすと貯まっていく。無駄遣いはせずに、いざという時まで取っておくのが懸命だろう。

 チュートリアルが終わるとホームにたどり着く。このホームからステージを選んで移動するシステムだ。数多くのステージが用意されており、これをクリアして行く事で先に進む。

 このゲームで先に進むために必要な装置として、このPC端末がある。キーボードを押して入力するタイプで、ちょっと特殊な操作になる。パスワード等は近くにあるメモにヒントが書いてあるため、まずはそれを探そう。メモ書きゆえか、文字は手書き。少し読みにくいのがなんとも言えない味を出している。

 メモの中には単に数字だけではなく、ファイルを開かなければ見られないものもある。手順はおいてあるメモに書いてあるが、キーボードでその内容通りにコマンドを打たなくてはいけない。最初はこれに少し手間取るかもしれない。

 キーボードからコマンドを入力して、ファイルの中身を確認してから、そのファイルを開くといった流れはまさしくCUI(キャラクタユーザインタフェース)のやり方だ。コマンド自体は少し変わっているものの、LinuxなどのOSを使ったことがある人にとっては馴染み深いことだろう。

 ファイルを開くとその中にもメモが。どうやらパスワードを変えてしまったらしい。近くの倉庫にあると書いてあるのでそちらに向かう。

 すると倉庫のダンボールの下にパスワードの書かれたメモが隠されていた。このパスワードを入力すると、先に進む道が開ける。こういった少し回りくどい仕掛けは多いが、もの探しをしている感覚でゲームができるのは好きな人にはたまらない謎解きだ。こういった作業感のある仕掛けだけではなく、かなりひねりを入れた仕掛けも多く登場する。

 プレイヤーが目指すべき場所は遠くからでもわかりやすく表示されている。ここを目指していけば殆どの場合クリアできる。しかし、そこから先に進むために鍵が必要なケースも有るため、それを探しに行かなくては先に進めない。

 設定項目の豊富さも特筆すべき点だ。操作ボタンの配置やワープ移動のタイプなど様々な項目で自分の好みの設定を行える。しかし、極端な設定をすると凄まじい勢いでVR酔いが発生するため気をつけていこう。難易度の設定は新しくゲームを開始した際に行える。

 シューティングだけではなく本格的な謎解きも実装されている本作。細かな設定やチュートリアルなど親切であるため初心者から上級者まで楽しめる作品だ。しかし謎解きの難易度は高く、頭を柔らかくして挑まなくては行き詰まることも多々ある。戦闘システムは他のゲームでも体験できるが、この独特の謎解きは他のゲームではなかなか味わえない。爽快な戦闘を味わいたいという人よりも謎解きをしたいという人向けの作品だ。また、PCでコマンドを打ち込むようなゲームは非常に珍しいため、それを体験したい人にはぜひともオススメをしたい。

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