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Twitch公式パートナーが語る本当に必要なスペックとは

ストリーミングチームRAD みみっち&クシエルが明かす配信環境の「実際」

2018年06月30日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトラカクッチ

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 Twitchの配信といえば、プロゲーマーによる超絶プレー、著名解説者による世界大会の配信といった印象が強く、見るのがメインと思っている人も多いだろう。こういったプロ、セミプロによる配信だけでなく、一般配信者にもユニークで魅力的な人がたくさんいることを証明するため、設立されたのが「Realise a Dream」(RAD)だ。

※クリックでウェブサイトへ

 設立は2016年6月と比較的最近だが、メインとなるゲーム配信はもちろんのこと、料理や旅配信など新しいことに次々とチャレンジ。今ではメンバーも増え、コラボ配信、ゲームショウ出演、ゲーム大会主宰など、その活躍の場をさらに広げている。

 そんなRADの代表みみっち氏と、所属メンバーのクシエル氏に、配信の魅力や実際に使っている機器について思いのたけを語ってもらった。

今回サイコム×RAD特別企画として、なんと5000円引きとなるクーポンを提供してもらえた。ボーナスキャンペーンとの併用が可能な超お買い得割り引きの詳しい使い方は記事最後に!

みみっち氏

 RAD代表。ゲーム配信、旅配信、料理配信、VR配信など新しい事を次々とチャレンジし、ほぼ毎日、何らかの配信をしている。意外とあがり症で、人前ではものすごく緊張して挙動がやたらと固くなり、ギクシャクした動きになるらしい。

 初めてのパソコンは、大学で強制的に買わされたノートPCで、CPUはPentium III。配信そのものは「ねとらじ」でトークメインでやっていたものの、映像もいれた配信を始めたのは、2011年4月から。当時はまだゲーム画面だけというのが多く、声付きで実況するというのは珍しかった頃だが、その当時からみみっち氏はいち早く声付きの配信、つまり実況配信を開始した。初めてのゲーム配信は「ファンタジーアースゼロ」。

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クシエル氏

 RADのメンバーにして、顔出しする以前は虎マスク姿がトレードマークのクシエル氏。そのため、今回のインタビューでもジサトラマスクを当然のようにかぶってくれた。RADへは2017年9月に加入。イイ声。

 初めてのパソコンは、友人から譲り受けたデスクトップ型の「VAIO」で、CPUはCeleron。その友人はクシエル氏のオタク気質を知っており、「パソコンを渡せば"コッチの世界"に来るだろう」という狙いだったそうだが、見事にその通りになって現在にまで至る。配信を始めたのは2015年の6月から。元々ゲーム好きでプレーはしていたが、実況配信を見て興味を持ったという。初めてのゲーム配信は「マインクラフト」。

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山田 正太郎氏

 サイコムのプロダクトマネージャーで、各種モデルの開発や企画、イベントへの参加などを精力的にこなす。先日の台湾で行なわれたCOMPUTEX TAIPEI 2018では、LEDが美しく光るイルミネーションPC「G-Master Luminous RGB」をX399 ThreadRipperベースに変更したモデルをAMDのブースで展示していた。

 サイコムのBTOパソコンは単純に組み立てて売るというのではなく、内部配線の美しさやパーツ選定など、自作ファンでも納得ができる構成、作りとなっているのが特徴。さらに、本業であるBTOパソコン販売はもちろんだが、プロゲーミングチームやストリーマーへの機材提供、スポンサー、大会・ファン交流会など、PCゲーミングを中心に数多くの企画を積極的に行なっている。


配信者のファンとしての交流から始まり、誘われて配信を始める人が多い

 今は誰でも情報発信が簡単にできる時代。やろうと思えばスマホひとつで今すぐにでも始められるのだが、何事にもきっかけがある。最初はとあるゲーム配信者のファンだったというクシエル氏は、その配信者の公募企画がそのきっかけだったそうだ。

「最初は配信者の企画にファンとして参加していたのですが、何度か一緒にやるようになった頃に「君もやればいいじゃん」という話になったのが、自分でも配信をやるようになった直接的なきっかけですね」(クシエル氏)

 配信者に誘われて始めるというのはよくある話のようで、みみっち氏も「ねとらじ」での放送を知った人から、「なんでゲーム配信しないの?」といわれたのが始めたきっかけだ。

 誘われて始めることで心強いのが、配信方法の相談ができること。何も知らずに始める場合、何が必要なのか、どんなソフトを使えばいいのか、どう設定すればいいのかがわからず初手からつまずいてしまうが、こういった最初のハードルを飛び越えられるわけだ。みみっち氏も最初はどうしていいのか全くわからず、配信を始めるにあたり、色々な相談をしたという。

 みみっち氏が配信に使ったPCは、CPUにCore i5-660を搭載していたもの。2011年当時の実況配信は高画質でも480pくらいで今ほど画質は高くなかったとはいえ、それでもPCの性能が追い付かず、画面がガクガクになったり画質が大幅に低下したりとかなり苦労したそうだ。とくに、ウェブカメラを使って顔出し配信を始めようとすると画面の合成まで加わるため、さらに負荷は高くなる。

 「ほかの配信者で顔出ししているのを見てから、自分でもやってみようとウェブカメラを買って試してみたのですが、顔を合成表示すると途端に重たくなってしまって……。高画質で配信できるよう、PCのスペックを意識し始めたのはこの頃からですね」(みみっち氏)

現在のみみっち氏の配信は、基本顔出し。背景を透過させて画面左下に合成するという一般的なスタイルだ。

 クシエル氏は実況を始めるにあたり、手元にあった動作検証用のジャンクPCを使ったという。配信開始は2015年からだが、そのPCはそこからさらに6年くらい前に組んだもので、CPUは「Core 2 Duoの何か」というくらいパーツの入れ替えが激しく、スペックの怪しいものだ。

 「メインで使っていたのがMacだったのでゲーム配信はむずかしかったのですが、Windowsなら配信できるだろうと単純に考えて、とりあえずジャンクPCで試してみたのが最初です。このPCに古くなって安くなっていたGeForce GTX 560 Tiを挿して、配信を始めました」(クシエル氏)

 最初に配信したのはマインクラフト。このゲームはMODによって機能の拡張ができるのだが、その中のひとつを使い、画面を美しく表示させていた。もちろんそのぶんPCへの負荷が高く、グラボは掃除機みたいな騒音を立てるし、画面はガクガクにしか動かないというひどい環境なのをガマンして使っていたという。ただし、ガマンしていたのは自身だけでなくリスナーもそう。画面がガクガクで、ひどいと途切れてしまうような実況でも見てくれる人もいるが、そのまま見続けずに去ってしまう人も多かったそうだ。

Twitchの魅力は、一方向な番組とは違ってリスナーとの距離感が近い事

 両氏ともTwitch公式パートナーとなっていることからもわかる通り、普段の配信はTwitchで行なっている。他の配信サービスよりTwitchが優れているのが、リスナーとの距離が近い事、そして多くのオフラインイベントが開かれるといったようにコミュニティが強い点があげられる。配信者から誘われて新しく始める人が多いという話も、裏を返せば配信者とリスナーのやり取りが活発だということだ。クシエル氏も、RAD加入前からオフラインイベントでみみっち氏と直接会っていたという。

 もちろんこういったコミュニティはTwitch内部に限った話ではない。ゲーム好きが集まる持ち込み型のゲームイベント「C4LAN」では、さらに多くの人やコミュニティ、そして企業も集まってくる。サイコムの山田氏とみみっち氏が出会ったのも、昨年開催されたC4LANの会場だ。

 「ここ数年、とくにゲーム配信への人気が高まっていて、すでにやっている、自分でもやってみたいという人が非常に増えてるんですよね。C4LANの会場でも、そういった配信者が多くて。以前からゲーミングチームへの支援などはしていたのですが、ウチとしても配信者向けに何かできたらいいなと考えてました」(山田氏)

 また、RADとしてもPC環境を支援してくれるスポンサーを探していたことから、思惑が一致。今ではサイコムのPCを使ってTwitchでのゲーム配信を行なっている。

実は、C4LANなどのLANパーティーに持ち込める小型PC「G-Master Arcus Z370 BYOC Edition」の製品ページに、みみっち氏がさりげなく?登場している。※クリックで製品ページへ

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