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アスキー・ジャンク部リターンズ第225回

主人公の相棒(ヴェロキラプトル)の色です:

ドリトス「恐竜の肉をイメージしたら青緑色になりました」

2018年06月27日 17時00分更新

文● モーダル小嶋/ASCII

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「ドリトス ワイルドミート味」
ジャパンフリトレー
6月25日発売
実売価格110円前後
http://www.fritolay.co.jp/products/doritos_wildmeat_1806/

「主要キャラの肉をイメージ!」とかいう発想

 日本における「恐竜ブーム」は何度かあったと思うが、とくに1992年頃はすごかった。カナダのアルバータ州で発掘された恐竜の骨格標本が日本にやってきたことを皮切りに、次々と標本や骨格などが展示されるようになった。国内でも自治体や博物館などで発掘が進んだし、さらに93年に「ジュラシック・パーク」が公開されたことも、なおさら拍車をかけた。

 筆者は1986年生まれなので、その影響を思い切り受けた世代。恐竜の図鑑や関連書籍などを買ってもらい、昼夜問わず読みふけった記憶がある。そのせいか、かっこいい恐竜の代表だった「ティラノサウルス」(「ティランノサウルス」という表記も増えてきたような)の復元モデルが、最近どんどん水平の姿勢になり(ゴジラのように2本足でがっちり立つ感じではなく)、両手がチンマリと小型化していることに、すこしさびしさを覚えなくもない。研究が進んで、より歴史の真実に近づいていくことは悪いことではないけれど、ちょっとばかり「なんだかかっこ悪くなった気が……」と思ったりもする。勝手なものである。

 さて、ジュラシック・パークシリーズの5作品目となる、7月13日公開予定「ジュラシック・ワールド/炎の王国」とコラボレーションしたのが、ジャパンフリトレー「ドリトス ワイルドミート味」。トルティーヤチップスとしておなじみ「ドリトス」の新作だ。

ドリトス ワイルドミート味。これほどヴェロキラプトルが全面に出たスナック菓子のパッケージもめずらしい

 問題は色。作中で主人公と心を通わせる恐竜・ブルー(ヴェロキラプトル)の体の色をイメージしたという、青緑色なのだ。ドリトスのザラザラした質感と相まって、いささか不気味ですらある。ちなみに味は、コショウをきかせたビーフ&ポーク味で、ワイルドな恐竜肉(?)をイメージしたとのこと。

 よくアニメやマンガのコラボカフェなどで、登場人物の好きな料理なり、好きな色をモチーフにしたメニューなりが用意されることは珍しくないが、こちらは「主人公の相棒の肉をイメージした色」である。味はまあ、「恐竜肉」としか書いていないので、ブルーそのものをイメージしたわけではないかもしれないが、いずれにしてもなかなか斬新な気がする。

キャラクター紹介も。「共感力を持ち、感情が深く、聡明である」恐竜の肉をイメージしたのか……
一袋(55g)、282kcal
袋の中に入っている青緑色がなんだか不思議
うーん、ヴェロキラプトルの皮膚っぽいといえば、そうなのだろうか

 映画とコラボするのは、わかる。登場人物をイメージしたテイストにするのも、まあわかる。しかしメインキャラの肉そのものをイメージするとは……。そもそもこの青緑色は、いわゆる肉ではなくて、表皮の色ではないだろうか。まあ、ヴェロキラプトルの表皮の色もはっきりとはわかっていないのだから、あくまでイメージではある。恐竜に羽毛が生えていたかどうかは未だに議論されているそうだが、ジャパンフリトレーはその説を取らなかったということだろう。

味としてはまったく上出来
おつまみにもおやつにもなる

皿にのせると、なんともコメントしようがなくなる

 ただ、食べてみると、びっくりするぐらいドリトスだ。当たり前といえば当たり前だけれど、ドリトスらしいトウモロコシの味わいは不変。その上で、ペッパーが効いていて、ビーフとポークの香りもきちんとあるので、味はかなりよくできている。強いお酒と一緒に合わせてもいいし、ビールをごくごく飲みたいときにもいい。もちろん、おやつにもいい感じだと思う。

 恐竜肉の味をイメージしているとあるが、さすがに恐竜を食べたことがないので、その点に関してはなんともいえない。現在の研究では、単に「恐竜」と呼んだ場合、学術的には「鳥類」を含めることが多くなっているそうで、恐竜の肉はもしかすると鳥に近いのかもしれない。そう考えるとビーフとポークの味は違うのではないかという気もするが、何しろ数千万年前の話なので、言うだけ野暮というものだろう。

 今回は恐竜ブーム直撃世代のグルメ担当・ナベコさんと、恐竜大好きな盛田さんにも食べてもらった。

ナベコさん。好きな恐竜はステゴサウルス

 ナベコさん「味としては、文句なくおいしかったです。スパイシーでお酒が進みそうです。恐竜は飛ぶやつが好きです。ステゴサウルスも好きです。昔、所沢のメットライフドームの近くにあった『ユネスコ村』に行ったときに買ってもらったぬいぐるみ(ステゴサウルス?)を大事にしていました」

盛田さん。好きな恐竜はアンキロサウルス

 盛田さん「色にドキッとしましたが、食べてみるとイケます。知っているミートの中ではビーフジャーキーにきわめて近いと感じましたが、ビーフではなくダイナソーなので、ダイナソージャーキーなのだと思います」

 「小学生のころ好きだった恐竜はアンキロサウルスですね。国立科学博物館の『恐竜博』でフィギュアを買ってもらった記憶があります。好きな理由は『全身にトゲがついているので肉食恐竜とムダな争いをしなくてすみそうだし、争いになったとしてもしっぽのトゲでそれなりのダメージを与えられそうだから』というものでした。なぜ子どものころからそんなに争いを恐れていたんでしょうね。戦隊ものでもなんでも『なるべく戦わなくてすむキャラクター』を好んでいましたね。そういう人生なのかもしれないです」

 とにかく、味はきちんとおいしい。恐竜の味をイメージしたというのも、コラボ商品としては真っ当かもしれない。ただ、メインキャラクターの肉(というか表皮)の色は、やはりとんでもないと思う。コンセプトはちょっとキワモノ。しかし、ちゃんとドリトスのテイストは保持している。なんとも不思議なスナックである。




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