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次世代のサイバーセキュリティー人材育成のために京都の産・官・学が連携

京都警察など、ホワイトハッカー育成を推進

2018年06月26日 14時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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京都府警察サイバー犯罪対策課

 京都府警察本部サイバー犯罪対策課と京セラコミュニケーションシステムは6月23日、「サイバーセキュリティ・ハンズオン(体験学習)トレーニング」を開催した。

 これは立命館大学、京都産業大学の協力のもと、情報セキュリティの理解向上および人材育成推進を目的に学生向けに開催されるセミナー。サイバーセキュリティーの強化が求められている現在、これまでの情報システムを構築するために必要なセキュリティー技術だけでなく、IoTデバイスの特性やセキュリティー課題にも通じた人材の育成・確保が重要な課題となっている。

 こうした状況を受け、京都府警察サイバー犯罪対策課は、京都府下に所在する企業のセキュリティーを守るとともに社会的に広く活躍するホワイトハッカーの育成・輩出を目指し、京都に本社を構えセキュリティーをはじめ広くICT事業を展開する京セラコミュニケーションシステムと連携して企画。

 セミナーでは、京セラコミュニケーションシステムが8800サイト以上の脆弱性診断実績とIoT・AIを含めたセキュリティーサービス提供を通じて培った知見・ノウハウに基づきハンズオントレーニングを実施。悪意のあるハッカーの視点に基づいた脆弱性の発見方法について解説、実際にツールを活用してIoTシステムなどを対象に発見した脆弱性の数を競うコンテストなどを行なった。

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