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CPUはCore i7-8750Hでスコア高め! ベンチマークで実力をチェック

最初の1台にもオススメな薄型ゲーミングノート、設定次第で動画配信も!

2018年06月23日 10時00分更新

文● 林祐樹 編集●八尋/ASCII

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「GALLERIA GCF1060GF-E」

 サードウェーブが展開するゲーミングブランド「GALLERIA」。筐体を刷新したノートパソコンとして、前回は15.6型の「GALLERIA GCF1060GF-E」の外観や機能をチェックした。都合よく配線できるインターフェースの配置や、限定的だが使えるファンブースト機能など、よく考えられたものだ。

 第1回で記しているようにキーボードについては好みがスッパリ別れるメカニカル風光学スイッチ式だが、初めてのゲーミングノートパソコンとしても申し分のない仕上がりだ。第2回はベンチマークでGALLERIA GCF1060GF-Eの性能をチェックしていく。基本構成は次の通り。

試用機の主なスペック
CPU Core i7-8750H(2.2GHz)
グラフィックス GeForce GTX 1060(6GB GDDR5)
メモリー 8GB
ストレージ 250GB SSD(M.2、AHCI接続)、1TB HDD

 以上のように、ゲームプレーに支障のない構成だ。ゲーム+α、たとえばゲームプレーを録画したデータを編集したい場合も、メモリーを16GBに変更するくらいで十分であり、ソツのない構成ともいえる。またゲーム実況配信については、上記のままでもいいが、ゲーム以外のアプリケーションを多く使用するスタイルであれば、やはりメモリーは増やしておきたい。CPUは下記するベンチマークの結果からすると、足りないということはそうそうないだろう。

 ベンチマークは、「3DMark v2.4.4264」「PCMark 10 v1.0.1493」「CHINEBENCH R15」「ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマーク」「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」を実行した。またファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーターベンチマークについては、OBS Studioで録画しながらでもスコア計測をしているため、配信時の負荷傾向のつかみになるだろう。なおグラフィックスドライバーはGeForce 398.11 Driverを使用した。

3DMark「Time Spy」の結果

無難にゲームを楽しめるスコアとなっている

PCMark 10。ゲーム以外にも事務作業的なことをする場合に安心のスコア

CINEBENCH R15。CPU(Single CPU)のスコアがなかなか良好

ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーターベンチマーク。高品質(ノートPC)/1920×1080ドット/フルスクリーンのスコア。ノートパソコンとしては十分なスコアだ

 OBS Studioで録画をしながら計測してみたところ、プレー時のストレスを減らすのであれば、解像度を1280×720ドットに変更するとフレームレートも60fps以上をキープしてくれる。OBS Studioの設定についてはスクリーンショットを参照してほしい。

OBS Studioの設定

チェック中の様子。配信時はフルスクリーンである場合も1280×720ドットが無難だ

OBS Studioで録画しつつのスコア。高品質(ノートPC)/1280×720ドット/ウィンドウモード。細かく設定を変更すれば、1920×1080ドットでも遊べそうである

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマーク。高品質/1920×1080ドット/フルスクリーン。このクラスのヘヴィーなタイトルになるとさすがに厳しく、設定を落としてfpsを取るか、fpsを割り切ってグラフィックを取るかの検討が生じる

 さて。爆音冷却モードであるファンブースト機能だが、これをオンにした状態のスコアは上記と大差が生じなかった。やはり、出番があるとすれば高い設定で録画しつつといったときなどに、熱が気になるようなら使用するくらいだろう。マイクを使用している場合は確実にファンノイズを拾ってしまうので、その場合はその周波数帯をカットできる環境を用意するか、外部ディスプレーに画面を出力し、本体はマイクから離すといった対策をしてみよう。

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