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クラウドソーシングアプリ「ケンカツ」が他業種向けSaaSに

AIやフィンテックを活用する大掛かりなアップデートも構想中

 INJUSは6月19日、チャットコンバーター用SaaS「ChatFielder」を6月より提供開始すると発表した。

 建設業向けマッチングサービス「ケンカツ」の基幹システムをSaaS化し、他業種へ横展開。店舗/企業用LINE@やFacebookページを通して、顧客や従業員とメッセージのやり取りをする。1対1のトークのほか、一斉送信やセグメント配信にも対応。ボタンクリックのみで、システムに紐付いたフォーマットのメッセージをテキスト入力なしに送る機能も搭載する。メールやFAXにも対応しており、メール・FAX・チャットアプリといった、異なる連絡ツールからまとめて一斉送信をすることも可能。

 同社は都内の工務店およそ3千社に対してヒアリング調査を実施。手配連絡や勤怠の可視化、職人や案件の管理、源泉の計算や給与支払いといった業務改善の潜在的ニーズを確認し、マネジメントシステムとしてケンカツを開発したという。これらと同様の問題は他業種にも見られることから、ケンカツのSaaS化を決定。他業種においても流用可能なシステムとして組み上げた。

 同システムの今後について、同社はslackやチャットワーク、オリジナルのアプリなどでチャット側の連携強化を示唆。多様なチャットサービスを一つの管理画面でコントロール出来るようにするほか、CSVインポート機能やガントチャート、ノンプログラミングのボットのシナリオ作成などの機能追加、AIやフィンテックを活用する大掛かりなアップデートも構想中としている。

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