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大画面、ド迫力でPUBGをプレー!

7万円台で120Hz&100型並みの超大画面ゲームをする方法

2018年06月18日 17時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

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「H6530BD」

 ゲーミング用途や映画鑑賞などで、画面サイズの大きなディスプレーの需要は高い。しかし、60型や70型といった大きな画面サイズのディスプレーは非常に高価だ。そこで、ディスプレーに代わり、有力な選択肢となりうるのがプロジェクターである。

 日本エイサーは、ホームモデルや大画面投影モデル、教育機関向けなど多くのプロジェクターをリリースしており、プロジェクターに力を入れているメーカーの1つである。今回は、その日本エイサーがホームモデルとして発売している「H6530BD」を取り上げ、プロジェクターとして満足のいくゲームプレーができるか検証してみたい。

3mの投写距離で100型の大画面を実現

 H6530BDは、DLP方式を採用したホーム向け可搬型プロジェクター。DLP方式とは、3色の光源を「デジタルミラーデバイス」と呼ばれるミラーにあてスクリーンに投影する方式で、家庭用プロジェクターではよく見かけるタイプだ。H6530BDでは光源の白色をカラーホイールで赤・緑・青・黄・シアン・白の6色に分離したものを採用し、DMDは1枚構成なので単板ホイール色分離タイプと呼ばれるプロジェクターとなる。

 DLP方式は、一般的に色再現性やコントラスト比が高く、残像も発生しがたいといわれている。そのため、ゲーミング用途や映画再生ではまさにうってつけの仕様といえる。

 H6530BDの外観は白一色で統一され、サイズはおよそ幅343×奥行258×高さ114.8mmととてもコンパクト。重量も約3.5kgと十分持ち運べる。実際、H6530BDはキャリアバックが同梱しており、持ち運びを想定した製品となっている。

実際にプロジェクターを持ち歩く人がどれだけいるのか疑問だが、キャリアバックが付属する

 H6530BDの画素数は1920×1200ドット(WUXG)まで対応し、コントラスト比はDLP方式採用モデルらしく1万:1と高めだ。投写距離は1~10mで、投写比率は1.50~1.65:1となっているため、投写画面サイズは27~300インチと、小さめからかなり大きめの画面サイズが利用可能だ。また、輝度は標準モードで3500ルーメン、エコモードで2800ルーメンとなっており、ランプ交換時間は標準で5000時間を誇る。なお、エコモードを利用した際には、交換時間は1万時間まで向上する。

レンズの明るさのF値は2~2.05、焦点距離は15.85~17.44mm、倍率は1~1.1倍となっている

フォーカスおよびズームの調整用ダイヤル

 さらにゲーミング用途で注目したいのは、リフレッシュレートが120Hzに対応している点。大画面で高リフレッシュレートに対応した液晶ディスプレーとなるとそれなりに高価だが、H6530BDなら実売で7万5000円前後とリーズナブルな価格で、大画面と高リフレッシュレートの両方を享受できるというわけだ。そのほか、3D対応コンテンツと対応眼鏡が必要になるが、3D映像にもH6530BDは対応している。

 入力端子はHDMIにDsub 15ピン、コンポジットビデオ端子という構成。PCやPlaystation 4などのコンシューマゲーム機などで利用可能だ。また、Type-AのUSB端子も用意されているため、H6530BDでスマートフォンの充電などもできる。

背面のインターフェースは、左から順にHDMI、USB(Type-A)、Dsub 15ピン(入力用)、Dsub 15ピン(出力用)、RS232、コンポジットビデオ、オーディオ入力、オーディオ出力という構成

 続いてメニュー画面をチェックしていこう。メニュー画面の操作は、本体上面の操作パネルもしくはリモコンでできる。ちなみに、操作パネルの左上の「POWER」と記されたLEDは、通電時は赤色に、動作中は青色にそれぞれ点灯する。なお、シャットダウン中は赤色に点滅し、わずか10秒で冷却され、シャットダウンが完了となる。

本体上部に配置された操作パネル。「SOURCE」で入力ソースの切り替え、「MENU」でメニュー画面の呼び出しが可能だ

付属するリモコン。メニュー画面の呼び出しや入力ソースの切り替え、画面のズームなどが1ボタンででき、操作性は良好

 画面モードとして「明るさ」「標準」「ムービー」「Dark Cinema」「ゲーム(暗い)」「ゲーム(明るい)」「フットボール」「ISF Day」「ISF Night」「ユーザー1~3」と12通りが用意され、「カラー」のサブメニューにある「画面モード」という項目から変更可能だ。さらに、同サブメニューにある「BlueLightShield」という項目で、ブルーライト軽減機能も利用できる。また、投影画面の台形ひずみを補正する自動キーストーン機能を搭載し、手動では垂直に最大40度まで補正可能だ。

「カラー」のサブメニュー。「BlueLightShield」という項目でブルーライト軽減機能が利用でき、「画面モード」には使用場面に合わせた画面モードが12個用意されている

「イメージ」のサブメニューに用意された「手動キーストーン」という項目で、画面の台形ひずみを最大40度まで補正できる

実際にH6530BDでPUBGをプレー
大画面で快適に遊べる

 では、H6530BDを利用して「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(以下、PUBG)を試してみたい。先にロケーションから説明しておくと、編集部の会議室で壁から3m40cm離れた机の上にH6530BDを置き、そこから白い壁に向かってパソコンの画面を投影した。そのため、画面サイズは2m13cm×1m20cmのほぼ100型相当になる。

実際にH6530BDでPUBGをプレーしているところ。大画面でのプレーはなかなかの迫力がある

 結論からいうと、PUBGでは残像などが発生せず、かなり快適に遊ぶことができた。ただ1つ残念な点は、本体に内蔵されたスピーカーが力不足なところだろう。PUBGでは、銃声や足音などでほかのプレイヤーの位置を察するのが重要になってくるが、本体に搭載されたスピーカーではそれが難しい。やはりゲーミング用途では、H6530BDで大画面に映像を投影しても、サウンドはヘッドフォンを利用するほうが賢明だろう。

ゲーミング用途で大画面を望むのであれば
H6530BDは魅力的な1台

 100型に120Hzのリフレッシュレート、高いコントラスト比と色再現性のよさを考慮すると、ゲーミング用途でH6530BDはかなり魅力的なプロジェクターだ。同程度の画面サイズが得られるディスプレーを購入するより、はるかに安価で済む点もうれしいところ。

 しかし、画面を投影できる壁もしくはスクリーンが必要になるというネックがあるのは確かだ。投写距離や画面サイズを考えると、利用する部屋を選ぶという問題点もある。しかし、そうしたハードルをクリアできるのであれば、ゲーミング用プロジェクターとして、このH6530BDはかなりお買い得な1台であるのは間違いない。

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