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肥満中年注目!運動嫌いでも痩せられる「骨エクササイズ」とは

2018年06月14日 06時00分更新

文● ジャイアント佐藤(ダイヤモンド・オンライン

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運動はしたくないけど痩せたい――。多くの中年諸氏が持っているであろう、虫の良すぎる願望を実現してしまう、すごいエクササイズがある。「運動嫌いの運動指導者・骨先生」が編み出した、骨を意識するエクササイズである。

骨を意識するだけで
インナーマッスルを使えるように!

骨を意識したエクササイズで痩せる!
ストレスによる深酒で激太りしても運動は面倒くさい。そんな中年男性たちが、「骨を意識したエクササイズで痩せる」ことに一縷の望みを託して集まっていた

 体は定期的に動かしたほうがいい。誰もが頭の中ではそう思っているだろう。運動不足は肥満、血行不良などの弊害をもたらす。また体を動かすことはストレス解消にもつながる。

 体を動かす方法はジョギング、ウォーキング、水泳、ストレッチ、筋トレなど無数にある。しかし、一旦運動を始めても続かない人が多い。きっと人類最大の敵とも思える「面倒くさい」がそうさせているのだろう。運動するよりもお菓子を食べながらテレビでも見ていたほうがずっと楽だ。

 そんな面倒くさがりの我々が注目したい人がいる。「運動嫌いの運動指導者・骨先生」(本名は柴田郁恵さん、サイトはこちら)だ。骨先生は全国で、運動嫌いの人向けに「骨を意識するだけで痩せるセミナー」を開催している。2016年5月からスタートして全国25都市で54回開催、今では受講生は300人以上おり、毎回予約がいっぱいになる盛況ぶりだ。

 ちなみに開始当初は女性限定のセミナーだったということもあり、「痩せる」にクローズアップしているが、肩こりなどの血行不良にもいいという。基本エクササイズが3種類あるのだが、忙しいビジネスパーソンでもオフィスで少し空いた時間にできるものだ。

 では骨を意識することがなぜ体にいいのか? 東京都三鷹市の鍼灸院「HARI CURE TOKYO」の鍼灸師・中山夢芽子さんに解説してもらった。

「骨を意識することで姿勢が良くなり、関節に負担が少ない状態で、よりインナーマッスルを使うことができるようになります。そして、インナーマッスルを使って日常生活を行うことで脂肪が付きにくくなり、腰痛や坐骨神経痛、肩こりなどを予防することもできます」

骨先生自身が服のサイズを
LLからXSに落とした!

 骨先生とは一体何者だろうか?まずは骨先生こと柴田郁恵さんの人生を振り返ってみることにしよう。柴田さんは1983年生まれの35歳。子どもの頃は体が弱かったが、バレエとダンスに夢中だった。高校時代に、ダンスの振り付けを経験したことをきっかけに振付家を目指すことを決意、日本女子体育大学の舞踊学専攻に入学する。

 大学4年生の頃、キッズダンスの講師を経験して「人に教える楽しさ」をさらに深め、バレエ講師を始めとして運動指導者の資格を次々と取得。その後10年ほど運動指導の現場を経験してきた。

 運動指導者として一見順調に見える柴田さんだが、妊娠出産後、彼女を悲劇が襲う。産後鬱や産後クライシスを経験し、激太りしてしまったのだ。元々XSだった服のサイズは、気が付くとLLにまでなっていた。

 育児が落ち着いたら、またダンスを教える現場に戻りたい。そう思っていた柴田さんは、さまざまな減量を試みるが、1つ大きな問題があった。

「私、実は指導者のくせに大の運動嫌いでして…。走れない、泳げない、球技もダメといった具合でして…(苦笑)」(柴田さん)

 汗をかくことが嫌いな柴田さんが行き着いたのが、この「骨を意識する方法」だったのだ。

「体型を整えるために筋肉を意識する人って多いと思うんですよ。しかし、筋肉は筋肉だけでは動けないんです。その根本には骨があり、体の形を根本から作っているのは骨なんです」(柴田さん)

 運動指導者として10年もの年月を過ごした彼女は、体の動かし方は熟知していた。そこで柴田さんは、「運動嫌いな自分にもできる、激しいエクササイズなしに骨を意識した減量方法」を編み出していったのだ。

 自分で考えたダイエット方法で柴田さんは、1年半でLLサイズからXSサイズまで体型を戻した。そんな時、柴田さんは、自分の体は骨が非常に“見えやすい”ということに気が付いた。

「この体の特徴を活かして、自分を動く骨格標本として『骨を意識して体を整える方法を伝えること』ができるのではないか?」それが、柴田郁恵さんが「骨先生」になるきっかけだった。

基本となるのは
3つのエクササイズ

 2018年3月、骨先生は女性専用のセミナーのみならず、男性も参加できるコースを開始した。百聞は一見に如かず。せっかくの機会なので、筆者も実際に参加することにした。

 開催場所の世田谷区のスタジオに到着すると、そこには私を含め5人の、体型に難がある男性たちが集まっていた。聞いてみると、「不摂生な生活を繰り返すうちに20kg増量した」「中間管理職になってから、ストレスで酒の量が激増して持病の腰痛も悪化した」「運動の仕方すら忘れてしまった」などなど、猛者の集まりである。骨先生もさぞかし、やりがいを感じているに違いない。

「骨セミナー」のテキスト
「骨セミナー」ではエクササイズに入る前に、頭の中の整理、骨の名称や働きの説明から入る。「その骨を意識する意味」を受講者に知ってほしいからだ

 骨先生のセミナーは、いきなりエクササイズをしたりはしない。まずは受講者に頭の中を整理してもらうのだ。「このセミナーで知りたいことは何か?」「この内容を知ることで、未来のあなたの姿はどう変化しているか想像して書き出してください」などといった質問を投げかけ、じっくりと考えてもらう。

 そしてエクササイズの前には、そのエクササイズで意識をするべき骨を解説するのだ。どの骨を意識するべきなのかを、骨の名称とともに図と「自分の体」で示す。「自分の体」で示してくれるので、受講者にもわかりやすい。

 次に、骨の解説をしながらエクササイズをする。基本となるのは3つだ。

1.坐骨を意識して座る
2.股関節を動かす
3.鎖骨、肩甲骨など「腕を動かす骨」を動かす

 たったそれだけ?と思うだろうが、説明を聞きながら実際にやってみると、これが結構、運動効果がある。

セミナー受講者全員に配られるDVD
セミナー受講者全員に配られるDVD。エクササイズの内容を忘れてしまってもこれで復習ができる

 坐骨を意識して座るというのは骨盤を立てて座ることになり、自然と腹回りが鍛えられるエクササイズとなる。また股関節を動かすエクササイズは、最初はキツイが、1週間も繰り返すと読書をしながらでもできるようになる。鎖骨や肩甲骨などのエクササイズは肩こりに直接効いてくるので、デスクワークの合間に行うのもよいだろう。

 エクササイズ内容が入ったDVDももらえるので、家に帰ってから復習もできる。セミナー受講料は18年3月現在で1万2000円だ。

 最後に骨先生は「今日でやめたら全く意味ないですからね?毎日必ず続けてください!いいですか?毎日しっかりですよ!」と全員に念を押して今回のセミナーは解散した。

(ジャイアント佐藤/5時から作家塾(R))


※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら

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