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スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典 第90回

バッテリー容量1万6000mAhのスマホを作った電池メーカー『エナジャイザー』

2018年05月26日 18時00分更新

文● ちゅーやん

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 本日は、ASCII倶楽部で2018年5月13日に公開した「バッテリー容量1万6000mAhのスマホを作った電池メーカー『エナジャイザー』」を紹介します。


 スマートフォン市場には様々なメーカーが参入しています。今回は本業が電池という変わったメーカー、エナジャイザー(Energizer)を紹介します。2015年に市場に参入と後発ですが、アグレッシブに新製品を投入しています。日本への参入も期待したいメーカーです。

乾電池からスマホ市場への参入を図る

 日本でも乾電池などを販売しているエナジャイザーの歴史は古く、1896年には世界初の消費者向け乾電池を発明、その後懐中電灯も手掛けるなどして成長していきました。

 エナジャイザーは、起源をたどれば1899年創業という老舗のメーカーです。もともとは懐中電灯、そして電池を手掛けており、その後は世界に名だたる大手化学メーカーのユニオンカーバイドと合併するなどの歴史を経て、1980年に電池の会社として独立しています。誰もが日常的に使う乾電池のブランドとしていまでは一定の認知度を得ています。

 電池産業全体はこれからも縮小することなく成長を続けていくでしょう。とはいえ新規事業への進出も企業価値を高めていくためには必要です。乾電池同様に消費者が常に使う製品といえば携帯電話。今や携帯電話やスマートフォンもハードウェアの基本部分がプラットフォーム化して参入のハードルは低くなっています。そこでエナジャイザーのブランドを引っ提げて市場に参入を開始したのが2015年でした。

 参入が遅かったことから、スマートフォンとフィーチャーフォンを合わせて複数モデルを投入。他社との差別化を図るため、どちらの製品も「大容量電池」「タフネス仕様」を特徴としました。たとえば50ドル程度の低価格フィーチャーフォン「Energy 100」は2Gのキャンディーバー端末ですが、1500mAhバッテリーにIP54の防水対応、強固なボディーを身にまとった製品でした。


 続きは「バッテリー容量1万6000mAhのスマホを作った電池メーカー『エナジャイザー』」でお楽しみください。

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