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ミドルハイのもう少し上 クアルコムからSnapdragon 710

2018年05月24日 19時45分更新

文● 二子/ASCII編集部

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 クアルコムは、スマートフォン向けSoCの新製品として「Snapdragon 710」を発表した。700番台のSnapdragonは同製品が初で、すでに提供は始まっており、実際の製品は2018年第2四半期にリリースされるとしている。

 Snapdragon 710は、クアルコムが設計した最大2.2GHz動作の「Kyro 360」により、Snapdrgaon 660と比較して、20%の処理性能が向上。「Hexagon 685 DSP」「Adreno 616」との組み合わせにより、AI処理においても、Snapdragon 660からは最大2倍の性能となっている。

600番台のSnapdragonを搭載するミドル~ミドルハイクラスは製品が充実している。このクラスとハイエンドの間を埋めるためのプラットフォームがSnapdragon 710ということになりそうだ

通常の性能では20%、ウェブでは25%の性能アップ。また、省電力性能も大きく上がっている

 カメラについては、新開発の画像処理プロセッサ「Spectra 250 ISP」により、最大32メガ、もしくは20メガのデュアルカメラに対応。ディスプレーでは800番台以外では初めて、4K HDRコンテンツの再生が可能になった。モデムは「X15 LTE modem」を搭載。下り最大800Mbpsの通信速度に加え、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)もサポートしている。

 この夏以降、ハイエンド機にほぼ匹敵する性能のスマートフォンが、お手頃に入手できることになりそうだ。


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