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魅惑のXperia周辺機器 ― 第106回

BSアンテナに似たルーター「WTR-M2133HP」は実力派:Xperia周辺機器

2018年05月20日 10時00分更新

文● 君国泰将 編集●南田ゴウ

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 スマホを自宅で使う際、必須アイテムとも言えるのがワイヤレスルーターです。パケットを消費するモバイルデータ通信を使わずに高速通信ができ、かつどんなに使っても速度制限がかからないからです。

 しかし、例えば1階のワイヤレスルーターを置いている部屋は通信が快適なものの、2階や3階といった離れたところまでは無線がいまいち届かずにつながりにくい、もしくは通信が遅くなるという事態も発生しがちです。さらには、4K動画のような高画質配信がカクついたり、Wi-Fiに接続するデバイスが増えすぎて、混信によりいまいちスピードが出なかったりもします。

 確実に以前よりも酷使される環境にあるワイヤレスルーター。だったら、現状いちばんナイスなワイヤレスルーターを使ってみたい! ということで、バッファローのワイヤレスルーター「WTR-M2133HP」を使ってみました。

 非常に特徴的な外観ですが、予想以上に大きいです。サイズは縦横231mm×奥行170mmと、最近のコンパクト思考とはまるで逆を行くデカさ。パッと見た感じはBSのパラボラアンテナに見えなくもありませんが、れっきとしたワイヤレスルーターです。

 WTR-M2133HPは、2.4GHz帯、5.2/5.3GHz帯、5.6GHz帯の3つ(トライバンド)の帯域で同時通信できるというのが最大の魅力です。無線LANの対応規格はIEEE.11a/b/g/n/ac。メーカーの公称値で5GHz帯では下り最大866Mbps、2.4GHz帯では下り最大192Mbpsの通信速度(理論値)を実現。2.4GHz帯、5.2/5.3GHz帯が本体内に、5.6GHz帯が可動式アンテナになっており、電波を届けたい方向に向けることで、より確実に通信させることができます。

 接続端子は本体底面にあります。1Gbpsに対応した有線LANポート、WAN(インターネット側)がひとつで、優先LAN端子が3つ。モード切り替えスイッチ、USB3.0、電源コネクター、RESETボタン、電源ボタンがあります。USB3.0にはUSBメモリーや外付けHDDを接続したり、Webカメラやプリンターなどを接続できます。ただし、セルフパワー型のデバイスのみ対応ですのでご注意を。

 さっそくスマホと接続してみましょう。WTR-M2133HPの初回設定時は、背面にある「セットアップカード」をひょいと抜き、手元で確認しながら入力できます。本体側面にあるAOSSボタンを1秒長押しすると、スマホのWi-Fiリストに「AOSS2(!AOSS-xxxx)」が現れるのでタップ、接続されるとブラウザーが開いてセットアップ画面が表示されるので「セットアップカード」にある3桁の数字を入力するだけ。万全のセキュリティかつ接続はカンタンです。

 すでにWi-Fiルーターを利用しており「買い換えると設定がめんどう」という場合でも、設定を引き継ぎできる「無線引っ越し機能」が非常に便利です。同じバッファロー製のルーターはもちろん、異なるメーカーの製品でも「AOSS/WSP」を搭載する製品であれば、ネットワークSSIDとパスワードを自動的に引き継ぐことができます。

 WTR-M2133HPの細かな設定も専用アプリ「AirStation WTR Manager」をスマホにインストールして快適に変更できます。ルーターの設定にPCが必須というのは昔の話ですね。使い方もシンプルで、アプリを立ち上げるとWi-Fiルーターを自動的に見つけてログイン、接続状況や接続している機器台数がひと目でわかります。WTR-M2133HPをタップすると、接続している機器(XperiaやPCなど)を確認できます。

 また、どのバンドで接続しているかの一覧もチェックできます。さらにWTR-M2133HPの状態の詳細を確認できるほか、接続している機器(XperiaやPCなど)の詳細もチェックできます。

 さすがに機器名までは自動的には入力されないので、自分で名前(ここではXperia XZ Premiumという名称)を付けていくと、さらに把握しやすくなります。家の電波の混雑状況を監視し、接続機器を空いている帯域に接続し直すよう誘導する「バンドステアリング機能」という、速度低下を自動的に回避してくれる賢い機能がありますが、特定の機器に個別に優先するバンドを選択するといったこともできます。

 子どもがスマホを使う場合、使いすぎを制限したい場合には「キッズタイマー」から、使える時間帯を細かく決めておいたり、一時的に制限したりと管理が可能です。有害サイトをブロックしたい場合は別途「i-フィルター for BUFFALO」をインストールしておくといった使い方もあります。ほかにも、友人や親戚が自宅に来てインターネットにつなぎたいという場合も、「ゲストポート」から暗号化の有無や時間制限付きで利用させることができて便利。

 筆者宅はおそらく一般的な家庭よりは無線がたくさん飛び交っているはずですが、いざ使ってみると、複数のXperiaを同時につないでいるワリにはとても快適。また、4K動画を視聴する際に帯域の大きい5GHzを使いたいところですが、今までは「遠くまで電波が届かないので仕方がない」と諦めがちでした。しかし、2台同時にXperiaを持ち歩いてチェックしてみたところ、既存のワイヤレスルーターと比較してみても、より遠くまで無線をキャッチできていることが確認できました。

 この「ちょっと」の距離の差が快適さに影響するので、もっと遠くまで飛ばしたいという場合には、近日発売予定の専用中継機「WEM-1266」を追加してみるのも良いかもしれません。

 通信の優先順位を設定できる「アドバンスドQoS」の「4Kモード」対応もあり、スマホに限らず、ワイヤレスでテレビと接続して4K動画を快適に観たい、という場合にも威力を発揮します。

 モバイル回線が高速になり、特にいつでもどこでもサクサク使えるスマホの場合、月末が近づくと月のパケット上限を超えた結果やってくる通信速度規制が気になるもの。今までめんどうだった設定もスマホからカンタンにできるようになり、当然ながら通信環境も安定。ダウンロードも高速で高画質動画も途切れず、しかもパケット上限を気にせず思う存分スマホを利用できる最新ワイヤレスルーターは、導入する価値が十分にあります。

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