このページの本文へ

国内のStripe加盟店でJCBが利用可能に 今後は海外も

キャッシュレスの実現に向け、StripeとJCBがグローバル提携

2018年05月16日 15時30分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 2018年5月16日、多通貨対応の決済サービスを提供するStripeは、ジェーシービー(JCB)とグローバル提携に関する覚書を締結した。日本発で唯一の国際カードブランドであるJCBによる決済を国内・全世界で提供する初の決済プラットフォームになるという。

米Stripe COOのクレア・ジョンソン氏とジェーシービー 常務執行役員 国際本部長、ジェーシービー・インターナショナル 代表取締役社長 今田公久氏

グローバル展開で両社の思惑が一致

 Stripeは、2009年から多通貨決済対応のオンライン決済サービスを提供している。グローバルでの取扱額はすでに年額数兆円という規模に拡大しており、FacebookやTwitterなどWebサービス事業者やスタートアップ、コマースを展開する大手企業など含め、導入企業は10万社を超えているという。日本では2016年秋に正式ローンチし、全日本空輸、Sansan、Wantedlyなどが導入している。

 ストライプジャパン代表取締役 ダニエル・ヘフェルナン氏は、「コマースの将来はオンライン。2016年には15兆円だが、2020年には20兆円になると見込まれる」と期待を示し、決済のハードルを下げていくというStripeの役割をアピール。決済に必要なセキュリティ機能やAPI、モバイルSDKなどを包括的に提供するほか、Apple PayやAliPay、WeChatPayなど最新の決済手段にも対応していると説明した。

ストライプジャパン代表取締役 ダニエル・ヘフェルナン氏

 一方、JCBはカード事業、加盟店事業、プロセシング事業、ブランド事業の4つを手がける総合決済サービス。VISA、Mastetcard、Diner's Club、American Expressと並ぶ、日本では唯一の国際ブランドになる。現在、同社はアジアを中心に海外展開を推進しており、24の国・地域での会員数は2500万人以上にのぼる。日本を含めると、1億1000万以上の会員となるため、およそ1/4は海外の会員だという。

全世界のStripe加盟店でJCBでの支払いが可能に

 今回のJCBとの提携により、まず本日から国内でのStripe加盟店でJCBカードによる決済が可能になる。また、グローバル提携の覚書締結により、今後はグローバルのStripe加盟店でJCBカードの利用が実現する見込みだ。「当初は日本国内での提携のみを検討していたが、もっとできることがあるのではないかということで、グローバルを視野に入れたパートナーシップを結ぶことになった」(ヘフェルナン氏)という経緯だ。今回の提携について、米Stripe COOのクレア・ジョンソン氏は、「まったく新しい世代のオンラインビジネスを、日本だけではなく、グローバルに展開できる」と、JCBの海外展開に大きく寄与できる点をアピールした。

米Stripe COOのクレア・ジョンソン氏

 発表会に登壇したジェーシービー 常務執行役員 国際本部長、ジェーシービー・インターナショナル 代表取締役社長の今田公久氏は、「日本のキャッシュレス化はまだ2割で、日本政府もこれを4割に伸ばしていくという方向性を示している」と指摘し、Stripeとともにキャッシュレス化を推進していくと抱負を語る。また、オンラインコマースのみならず、ライドシェアやインバウンドビジネスにおいてJCBの利用機会が増える点に高い期待を寄せた。

ジェーシービー 常務執行役員 国際本部長、ジェーシービー・インターナショナル 代表取締役社長 今田公久氏

■関連サイト

カテゴリートップへ

最新記事
最新記事

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

アスキー・ビジネスセレクション

ピックアップ