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アスキー・ジャンク部リターンズ第214回

「ガリガリ君リッチ チョコミント」赤城乳業の完成形:

あなたはガリガリ君チョコミントを食べなくてはいけない

2018年05月16日 16時30分更新

文● モーダル小嶋/ASCII

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「ガリガリ君リッチ チョコミント」
赤城乳業
5月15日発売
140円前後
https://www.akagi.com/news/2018/180510.html

食感と味、両方のノウハウを知り尽くした
赤城乳業のチョコミント完成形

 だいたいにおいて、ネット記事で食べ物をほめる場合は「○○が最高! 新作××が超うまかった!」とか「あなたが△△を食べるべき3つの理由!」などという見出しになりがちである。とくにネット文化に親しみがない人でも、その手の煽りはよく見ていることだろう。自分も何度かそのフォーマットで見出しをつけることがあるし、悪く言う気はない。

 だけど、もう、今回は言い切ってしまう。赤城乳業「ガリガリ君リッチ チョコミント」(5月15日発売、価格は140円前後)は、食べないといけないアイスだ。これを知らずにチョコミントを語れないなどとマウントを取るつもりはないが、チョコミントのフレーバーがよほど嫌いでもないかぎり、絶対に食べる価値があると断言したい。

 この時点で「そうなの? じゃあ買いに行こうかな」と読者のみなさんが思ってくれれば、正直、これ以上は読んでいただかなくてもよいとさえ思っている。「ええ? どうしてそこまで言い切れるの?」と不思議に思ったなら、もう少しお付き合いいただこう。

パッケージはいかにも「チョコミント味のガリガリ君です」という感じ
りんご果汁が入っているとは知らなかった

 ガリガリ君といえば、アイスキャンディーの中にかき氷が入った、“ガリガリ”の食感が特徴。本商品も、ミント味のアイスキャンディーの中に、チョコチップ入りのミントかき氷が入っている。ペパーミントエキスを使用したミントの清涼感と、かき氷の中に混合されたチョコチップとの風味・食感の組み合わせがツボだという。

見た目にはかなりガリガリ君

 赤城乳業のチョコミントアイスなら、その名も「チョコミント」シリーズを思い出す人もいるだろう。最近では「ポプテピピック」のアニメで脚光を浴びたクリエティブチーム「AC部」が手がけた、やたらとインパクトのあるCMで知った人もいるかもしれない。やや多めのチョコチップと、シンプルなミントアイスを組み合わせた明快なおいしさは、シーズンを問わずに手軽に変えるチョコミントアイスとあって、根強いファンも多い。

こちらは赤城乳業「チョコミントカップ」(140円前後)。「チョコミント(棒)」(75円前後)、「チョコミント(マルチ)」(260円前後)もある

 ガリガリ君リッチ チョコミントは、ガリガリ君の食感のよさと、チョコミントシリーズで培ったテイストのバランスが、絶妙にマッチしている。氷の粒を使った清涼感と、ミント味とチョコチップの配合の妙、両方を熟知しているメーカーによる至高の逸品。まさに赤城乳業にしか作れないアイスだ。悪かろうはずがないとは思っていたが、そのクオリティーは想像の1つ、いや2つ上を行く。

食べてみたいでしょ~?
あぁ~! チョコミントォ〜!!
C’est trop bon......

 まず、シャリシャリした食感が、すばらしい。アイスの中に氷の粒を入れるのは、なかなか塩梅が難しいものだ。粒が大きいとアイスの食感を損ねるし、小さすぎると氷を入れる意味がない。本商品は抜かりがなく、氷の粒は小さめながらシャリシャリとした粒感が際立ち、さすがはガリガリ君の名を冠すだけのことはある。

 ペパーミントエキスの刺激もしっかりしている。ミントの味と香りが強く刺激的だ。ただ、それだけではなく、周りを包む外側のアイスキャンディー部分に注目したい。普通のガリガリ君より、乳成分を増やしているのか、ミルキーさを強めにしてバランスを取っている。その結果、味にまとまりが生まれている。チョコチップの分量もよい感じ。

断面を見ればわかる、外側のミント味のアイスキャンディーと、内側のチョコチップ入りのミントかき氷。この対比がすばらしい

 ただ、一つ問題があって……通常のガリガリ君よりも、外側がミルキーな味わいになっているせいか、速く溶けるように感じるのだ。のんびり食べていると、どうにも、すぐに棒から外れやすくなってしまう。しっかりくっついていないというか。とくにこれからは暑い日が続くので、この点には気をつけて食べたい。

写真だとわかりづらいけれど、食べ進めて後半(といえばよいのか)になると、棒からアイスがスルッと抜けそうで怖い

 いずれにしても、ほんとうに、ほんとうによくできている。チョコの軽い甘さをアクセントに、刺激的なミント感を残しつつ、ミルキーな外側で整合性を取った総合力の高い味。外のアイスキャンディーはソフト、中のかき氷部分はシャリシャリと、食感のたのしさも申し分ない。ビギナーからマニアまで、チョコミント好きはこのアイスを見過ごすわけにはいかないはずだ。

 (ところでチョコミント好きを指す「チョコミン党」なる言葉があるが、どうもこの言葉になじめず、ASCII.jpで書いた記事においてもおそらく数えるほどしか使用していない。チョコミントが好きなだけでは党派性はないし、「甘党」「辛党」ほど広い範囲を指す言葉でもなく、しっくりこない。チョコミントが好きな中でも、「ミントが入っていればカフェモカでもいい」的なリベラルもいれば、「セブンティーンアイスしか認めない」という保守派もいるだろうし)

 日差しの強くなった今の時季にこのガリガリ君を食べれば、ランボーの詩を思わせる、水と太陽の世界が現れることがわかるだろう。冷たく透明な刺激と、破滅をもたらしかねないほどの輝きの対比。チョコの甘いロマン、ミントの奔放な香りが、激しく交錯する。この夏、あなたはガリガリ君リッチ チョコミントを食べなくてはいけない。ラクトアイスの中に、ゴダールの映画のラストシーンのような、胸をかきむしられる、悲痛で切実な愛があるのだから。


Elle est retrouvée.
Quoi? - L'Eternité.
C'est la mer allée
Avec le soleil.

また見つかった。
何が? ― 永遠。
それは太陽とともに
行ってしまった海。


アルチュール・ランボー 「永遠」より



 ※追記:編集部の盛田さんもガリガリ君リッチ チョコミントの大ファンで発売日からずっと食べ続けているそうですが、めでたくTシャツが当たったそうです。おめでとうございます(5月16日 22時)。




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