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e☆イヤホンの新2480円カナル型イヤフォン「E100-J」を聴く

2018年05月14日 20時00分更新

文● きゅう 編集●ASCII

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 e☆イヤホンが5月11日から販売を開始している「AUGLAMOUR E100-J」。2480円と低価格でありながら、亜鉛合金製の高質感あふれる筐体を採用した製品だ。

 インピーダンスは16Ω。感度は105dB。再生周波数は20Hz~20kHzというスペック。

 AUGLAMOUR(オーグラマー)の製品としては昨年6月に5000円弱の価格帯でリケーブル対応の「R8」や「R8-J」という製品があった。E100-Jはハウジングの素材や外観のイメージなどは踏襲しつつ、ケースやイヤーピースなどの付属品を一部省略するなどして低価格化を図ったモデルだ。型番にJの文字が付いているが、これはe☆イヤホンが監修した国内限定モデルであるため。累計約1万7000台を販売した人気シリーズでもある。

 まずは外観から。高精度人工研削を施した亜鉛合金のフルメタルハウジングの質感は非常に高い。R8は少しノズルが長めで装着感に少し癖があったが、本体が小型化したこともあり、かなりフィット感がよくなった印象がある。付属のイヤーピースはシリコン系だが、個人的には変更することでさらに改善できると思った。試しにDEKONIの低反発イヤーフォームを選択したが、なかなか良好だった。

 金属筐体は鳴りが少なく、音響面でも効果的。音質に関しては後述するが、硬い床に石を落とした時になるようなコツンとした音が非常にリアルで、特徴が生きていると感じた。

 ドライバーはダイナミック型で、振動板の直径10㎜。説明では、バイオメティクステクノロジーから導出した生物学的複合繊維を採用したそうだ。従来より薄型で高解像度になったほか、低域の再現が強力になったとのこと。

 ケーブル皮膜はTPEという樹脂系の素材。半透明でビニールっぽい質感だが絡まりにくい印象ではある。ケーブルはヘリカルコア構造で耐久性が高いという。細かい部分だがプラグも亜鉛合金製となっており、角形でつまみやすい。質感も上々だ。

 付属品に関しては小型のポーチのほか、イヤーフック、洗濯ばさみのような形状をしたタッチノイズを防ぐためのクリップなど。2000円台の製品としてはなかなか充実している。実際に使用した場合、ケーブルのタッチノイズがやや気になる面もあったので、これらの付属品を有効活用したい、

低反発イヤピースに変更してみた

 最後に音質。R8は中高域が繊細で、情報量が緻密な印象があったのに対して、低域に芯があって堅く、メリハリの利いたサウンドという印象だ。気持ち中域がやせる感じではあるが、高域の抜けがよくクリアーで爽快なサウンドである。エレクトロニカなどに合いそうだし、J-POPなどビート感のはっきりした楽曲は明快で分かりやすそうだ。低域は鳴っているが量感重視でボアボアという感じではなく引き締まっている。これらの曲をクリアーで見通しよく聞きたいという人には特におすすめだ。

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