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BOSEとソニーの首かけスピーカー、テレビか音楽で選び方が違う

2018年05月12日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 ソニーがウェアラブルネックスピーカー「SRS-WS1」を発売して半年が過ぎた。最近、テレビ番組で紹介されて人気となり、いまでは品薄で手に入らない状態らしい。発売当初、直販で2万6870円程度の製品が、Amazonなどではなんと6万円を超える価格で売られている。

 奇しくも近いタイミングで、BOSE、JBLと、首かけ式スピーカーが立て続けに発売された。今回はそのうちの一つ、BOSEの「SOUNDWEAR COMPANION SPEAKER」を試してみた。公式通販価格で3万4560円。いま無理にSRS-WS1を買うより安い。

Bluetoothイヤフォンと変わらない使い勝手

 SRS-WS1との大きな違いは、ワイヤレス接続の仕様がBluetoothであること。SRS-WS1はテレビ専用とも言えるデザインで、ゲームや映像視聴での音の遅延を抑えるため、専用のトランスミッターを使って接続する。その点、BluetoothのBOSEは、スマートフォン用ヘッドフォンの代わりにもなり、場所を選ばず使える。

 実際、使い勝手はいまどきのBluetoothイヤフォン、ヘッドフォンと変わらない。充電はUSBでフルチャージまで最大3時間。持続時間は約12時間で、15分の充電で最大2時間使えるという省電力設計。内蔵マイクで通話やSiriなどへの音声コマンド送信に対応。着信を知らせるバイブレーター、曲の再生停止や送り戻し、音量操作のボタンも当然ある。

 メリットは、耳をイヤーパッドで覆ったり、イヤーチップを挿入したりの異物感とは無縁であること。そのかわりに、ドライバーの指向性もごく一般的なスピーカーと変わらないので、開放型のヘッドフォンより音漏れはする。だから使う場所と音量は考えなければならない。

カバーは着脱式

 スピーカーの外側は、ファスナー付きの合成繊維とビニールのカバーで覆われ、交換可能。標準装着の黒に対して、ミッドナイトブルー、ダークプラム、ヘザーグレーのオプションもあって、それぞれ3780円。外したカバーは、脱皮したヘビの皮のようで、一見して音響機器のパーツとは思えないのがおもしろい。内側には洗濯表示マークも見られる。

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