このページの本文へ

2018 Japan IT Week 春 ビッグサイト

「EPYC」の殻割り展示も! IT専門展示会で見た珍しいPCパーツ

2018年05月11日 10時00分更新

文● ドリル北村/ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 東京ビッグサイトで開催されている「第10回データセンター展」および「第21回組込みシステム 開発技術展」に、自作PC業界でおなじみのメーカーが多数出展していた。

 一般市場向けには販売されないサーバーや組み込み向け製品の発表会ではあるが、自作ユーザーにとっても興味深い製品があったので紹介しよう。

業界関係者向け発表会の「第10回データセンター展」および「第21回組込みシステム 開発技術展」

第10回データセンター展

AMD

AMDのブースでは、サーバー向けCPU「EPYC」を殻割りしたものを展示。さすがにEPYCを殻割りしたものは筆者も初めて見た。8コアのダイを4つ搭載しているのがよくわかる

ASUS

多機能ミニPCの「VivoMini」(型番:VC65-C1)。CPUはCore i7-8700T/i5-8400T/i3-8100Tで、チップセットはB360を採用する。一般市場向けに6月頃発売予定

発売前の4K HDR対応の27型ディスプレー「PA27AC」を先行展示

Celeron N4000を採用する小型PC「PN40」。サイズは115(W)×115(D)×49(H)mmと超コンパクト。6月頃発売予定

同じくCeleron N4000を採用する薄型PC「PB40」。同一製品を積み重ねられるようになっているほか、付属のスタンドで縦置きにもできる。6月発売予定

リンクスインターナショナル
(COLORFUL正規代理店)

COLORFUL製のSSDを展示。写真は未発売のカラーバリエーションモデル。サンプル展示のため、この色が発売されるとは限らないとのことだが、COLORFULという会社名らしくカラフルな製品を展開していく用意があるそうだ

「第21回組込みシステム 開発技術展」

AMD

医療画像やカジノ向けの組み込み型プロセッサー「Ryzen Embedded V1000」シリーズを搭載するマザーボードを展示。同プロセッサーを前世代のAPU「Embedded R」シリーズと比較すると、CPU性能は最大2倍、GPU性能は最大3倍になっているという

GIGABYTE

Thin Mini-ITXマザーを多数展示。組み込み向けなのでマザーのレイアウトはすべて同じで、CPUだけが違うそうだ。そのCPUはApollo lakeからCoffee Lake-Sまであった

ファンレスの超小型PC「3.5inch Single board Computer」。アルミ製のボディがヒートシンクを兼ねている

3.5インチマザーボード「GA-SBCAP3350」。CPUは基板裏面に搭載されており、前述のケースに接触し、ケース全体で冷却する仕組みだ

MSI

MSIも手のひらサイズのBOX PCを展示。工場のオートメーション制御向けとのこと

Kaby Lake採用のデジタルサイネージ向け薄型ファンレスPC「MS-9A95」

マスタードシード
(ASRock正規代理店)

ASRock製マザーボード「H110 Pro BTC+」をベースに、8枚のASRock製ビデオカード(Radeon RX 570)とCoolerMaster製1000W電源を2基搭載したマイニングシステム。企業向けのため市販の予定はないそうだ

ITC
(Inno3D正規代理店)

12枚のInno3D製ビデオカード(GeForce GTX 1060)を搭載したマイニングマシン。マイニングに特化した独自のチューニングが施されている。顧客の要望に合わせGPUなどの構成を変更可能で、要望があれば企業だけでなく個人での受注も受け付けるとのこと

SilverStone

Micro ATXケース「CS381」。ホットスワップ対応の3.5インチドライブベイを8基備える。6月頃に市販する予定

「CS381」のケース内部には2.5インチベイを2基備えるため、システムドライブをSSDにすることも可能だ

3.5インチドライブベイには、3ピン、6ピンのほかにU.2コネクターも備える

M.2スロットをPCI Express x4(x16形状)に変換するコネクター「EMC23」。ヒートシンクを搭載するので、M.2 SSDの冷却もできる

M.2スロットをPCI Express x4に変換するコネクター「EMC25」。ヒートシンクがない代わりに1Uラックマウントに収まるように設計されている

3.5インチベイにM.2スロットを4基備えるベイアクセサリー「SDP11」。SATA接続となるが、マザーボードのM.2スロットが足りない場合に重宝しそうだ

600WのファンレスATX電源「NJ600」。現行製品「NJ520」(520W)の後継モデルで、80PLUS認証もPLATINUMからTITANIUMにグレードアップしている。年内発売予定だ

450WのファンレスSFX-L電源「NJ450-SXL」。80PLUS PLATINUM認証を取得している

防水・防塵を示す規格で最高ランクの「IP68」に準拠した2.5インチドライブケース「MMS02」。アルミ筐体の外周に沿う形でUSB 3.1 Gen2 TypeCケーブルが収まっている。重量は約400gとかなり重い。3月に発売しており税抜価格は1万3000円前後

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中