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OSDに用意された機能が豊富

43型で6万円台、エイサーHDR対応4Kディスプレーが多機能で高コスパ!

2018年05月08日 09時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

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「ET430Kwmiiqppx」

 ゲーマーや動画を楽しむユーザーにおいて、広い画面サイズのディスプレーを望む声は大きい。ただし、そういった製品は高価なものも多く、気軽に購入できないのが現状である。そんな中、日本エイサーの「ET430Kwmiiqppx」は、43型という広い画面サイズながらも実売6万7240円という低価格を実現したコストパフォーマンスに優れるモデルだ。今回は、ET430Kwmiiqppxの使い勝手はどうなのかを詳しく見ていこう。

IPS方式の半光沢パネルを採用
OSDに用意された機能は豊富

 ET430Kwmiiqppxは、エンターテインメント向けのET0シリーズに属するモデルで、ディスプレーは半光沢タイプのIPS方式を採用。IPS方式はコントラスト比を高くしがたいという特徴があるのものの、ET430Kwmiiqppxのコントラスト比は1100:1を誇る。ACM(Adaptive Contrast Management)技術を利用した際には、コントラスト比は最大で100000000:1まで向上し、実際画面に白と黒の2色を表示させてみると非常にクッキリとしており、かなり鮮明な印象を受けた。

 一方IPS方式を採用しているので、水平178度、垂直178度という広い視野角を実現。色再現性が高く、色ムラもほとんどみられない。なお、解像度は3840×2160ドットまで対応する。また、中間色から別の中間色への切り替え表示に掛かる応答時間は5msと、43型モデルとしては十分なスペックを備えている。さらに、HDR10に対応した「Acer HDR Ready」を搭載すしているため、明暗差を1024段階で表現し、より自然色に近い映像を実現している。

SDのメニュー画面に用意された画質調整からHDRが自動に適用される「自動」と、「オフ」とが切り替えられる
カラー調整には、従来のRGBだけでなくCMYKを含んだ6色で行なう「6軸カラー調節機能」を搭載している

 これだけ画面が広いと、低解像度の画像を表示させると画素の粗さが目立つのではという懸念を持つ人もいると思うが、ET430Kwmiiqppxでは「スーパーシャープネス・テクノロジー」と呼ばれる機能により、画素の補正を実施し、鮮明な画像表示が可能となっている。このスーパーシャープネス・テクノロジーは、OSDメニューから有効/無効にするかを選択できる。

スーパーシャープネス・テクノロジーの設定はOSDの画質設定に用意されている

 映像入力端子としては、HDMI 2.0×2、DisplayPort、miniDisplayPortを1基ずつ搭載。HDMI端子はHDCP 2.2に対応しており、4K対応TVチューナを接続すればテレビも4Kで楽しめる。また、DisplayPortは出力端子も用意されており、ほかのディスプレーをデイジーチェーンで接続すれば、簡単にマルチディスプレー環境を構築できる。

背面の入出力インターフェースは、左からHDMI×2、miniDisplayPort、DisplayPort IN、DisplayPort OUTという構成

 もちろん、2つの画面を同時に表示するPBP(ピクチャー・バイ・ピクチャー)とPIP(ピクチャー・イン・ピクチャー)もサポート。PIPは、画面4隅のどこに配置するかをOSDから選べるほか、サイズも小と大の2通りから選択可能だ。43型というサイズにもなるとPIP(大)を選んだ際のサイズもなかなかに大きく、サブ画面ではあるものの、その内容を素早くチェックできるだけでなく、十分楽しめる点はET430Kwmiiqppxの特徴の1つとしてあげられる。

PBPとPIPはOSDのシステムに用意されており、PIP/PBPモードでモードの切り替えが可能。PIPはサブ画面のサイズにより小と大の2種類から選択できる
PIP(大)に設定して2つの画面を同時に表示した様子。43型にもなると、PIPで表示するサブ画面もかなりのサイズになる

 OSDの操作系は本体右側の裏面に用意。操作は3つのボタンと1つのスティックボタンで実施し、3つのボタンでモードや輝度のショートカットの呼び出し、メニュー画面における項目の移動や決定はスティックボタンでという仕組みだ。モードには色空間設定として「sRGB」と「Rec.709」、それに「HDR」の3つが、それとは別にユーザーの用途に合わせたモードとして「標準」「エコ」「グラフィック」「ムービー」4つがそれぞれ用意されている。後述の4つのモードでは、エコだと輝度が44まで絞られる一方で、グラフィックスでは輝度が97まで引き上げられ、かなりメリハリの利いた設定となっている。

本体右側の裏面に用意されたOSDの操作ボタン。メニュー画面における項目や移動は、すべてスティックボタンで可能だ
色空間のモードとして上段に3つ、動作モードとして下段に4つ用意され、簡単に切り換えられる

 そのほか、OSDにはブルーライトを軽減する「ブルーライトシールド」や、黒の強弱を調整して暗がりの視認性を向上させる「ブラックブースト」といった機能も用意されており、安価ながらも多機能な製品に仕上がっているといっていいだろう。

OSDの画質調整に用意されたブルーライトという項目で、ブルーライトを50%、60%、70%、80%の4段階でカットできる

テレビの代わりにリビングに置きたい製品
ゲーム用途でも広い画面サイズは魅力的

 本製品の高さは約653mmで、高さ調節ができない点は残念だが、上に11.5度、下に3.5度までチルト調整が可能なため、さほど問題にはならないはずだ。ただ、43型にもなるとデスクに置いてパソコンを操作するには、いささか大き過ぎると感じた。やはり、ET430Kwmiiqppxはリビングなどに設置して、テレビの代わりとして利用したい製品である。

 もちろん、テレビや映画を視聴するだけでなく、ゲームを楽しむにも十分なスペックを備えている。リフレッシュレートは60Hzまでしか対応しないので、1フレームでしのぎを削るようなコアな用途には向かないものの、MMORPGやアクションゲームなどを遊ぶのには43型という広い画面サイズはかなり魅力的だ。

 冒頭で述べたように、これだけのスペックを備えながらも低価格を実現したET430Kwmiiqppxは、画面サイズの広い液晶ディスプレイを探しているのであれば一考の価値ありだ。

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