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ファーウェイ通信 第74回

ファーウェイのプレミアムなAndroidタブレットに新モデル! 早速レビュー!

高音質サウンドにタッチペンも! 最上級Androidタブ「HUAWEI MediaPad M5 Pro」

2018年05月11日 15時30分更新

文● 加藤肇、ASCII編集部 編集● ASCII編集部

提供: ファーウェイ

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Harman Kardonのチューニングによる高音質サウンド
大型スピーカーにより、1人でもみんなでも音楽や動画を楽しめる

 個別に機能を見ていくうえで、最初に取り上げるべき部分となるとやはりエンタメ性能になるだろう。

Harman Kardonがサウンドチューニングを担当したことを示すロゴが背面に

 Mシリーズと言えば、サウンドへのこだわりで知られる。HUAWEI MediaPad M5 Proでは、Harman Kardonによるサウンドチューニングに加えて、ハイレゾ音源の再生(※2)にも対応したことが注目ポイントとなる。さらに、ファーウェイ独自のサラウンド技術「Histen」も搭載。夜遅くのようにヘッドフォンを利用する場面でも、広がりのあるサウンドを楽しめる。

 その本体スピーカーは端末背面の上部(横画面時)に2基、下部に2基の計4基のクアッドスピーカーを搭載しており、迫力のサウンドを実現している。実際に音を聴いてみると、低音だけでなく、高音の伸びの良さにも驚かされる。大音量でも音が歪むこともないのが印象的で、外付けスピーカーはもはや不要だと感じるほどだ。1人で音楽を楽しむ用途のほか、家族や友達で集まったときにBGMを再生するのにも適していそうだ。

※2:ハイレゾ再生には本製品に搭載のHuawei 音楽プレイヤー、本製品に付属のUSB Type-C to 3.5mm ヘッドホンジャックアダプタと、別売のハイレゾ対応ヘッドホンなどが必要です。

背面の上下に2つずつの大型スピーカーが内蔵されている

 約10.8型ディスプレーは、画素密度280ppiと高精細で、鮮明かつ深みのある画面表示が実現されている。ファーウェイ独自の画像最適化技術「ClariVu」が採用されており、映像や写真など、表示中のコンテンツに合わせてダイナミックレンジやコントラストを自動的に調整してくれる。また、画面から出るブルーライトをカットしてくれる視力保護モードも用意されているため、画面サイズを生かしてマンガや雑誌などの電子書籍を楽しむのにも最適だ。

寝る前の時間帯などは、自動的にブルーライトをカットする設定が可能

 画像や動画といったコンテンツの共有には「HUAWEI Share 2.0」が便利だ。これはファーウェイ製のスマホやタブレット、Windows PCやMacなどと、ワイヤレスでファイルを交換するためのもの。画面に表示された他ユーザーのアイコンをタップすれば送信でき、手軽にファイルを共有できる。スマホで撮影した写真を大画面のタブレットでみんなで見るときなどに使いたい。

ファーウェイの端末間やWindows/Macとの間で写真や動画などを簡単にやり取りできる

4096段階の筆圧感知に対応したタッチペンが標準で付属!

 「ついに対応した!」と感じるほど魅力的な機能が、タッチペン「HUAWEI M-Pen」のサポートだ。しかも本機には標準で付属している。HUAWEI M-Penは4096段階の筆圧感知に対応。繊細な手書きの感覚が味わえるため、文字を書き込むだけでなく、イラストを描く用途にも向いているのが特長だ。

ファーウェイのAndroidタブレットもついにタッチペンに対応。HUAWEI MediaPad M5 Proでは標準で付属している

 残念ながら筆者には絵心が不足しているので、イラストを描く機会は正直あまりないのだが、タブレット+タッチペンはそういう人にとっても、非常に有益なものだ。たとえば、仕事で用いるPDFファイルやOfficeファイルに手書きで赤入れをしたり、新しいアイデアのメモを作成したりと、ビジネスの場面でも役に立つ。ASCII編集部での電子雑誌の制作過程でも、そうしたスタイルでデータをやり取りする場面がすでに増えている。

比較的細身の本体で握りやすい。指の位置にはスクリーンショットなどができるボタンも

 今回はPDFファイルへの書き込みを試してみたのだが、これが想像していた以上に快適だった。文字を走り書きしても遅れる感じは感じがなく、ストレスなく作業できる。昔から雑誌やウェブの仕事をしている筆者にとっては、校正作業はまだまだ紙と赤ペンがしっくりくるのだが、HUAWEI MediaPad M5 ProとHUAWEI M-Penの組み合わせならば乗り換えられそうに感じた。

文字入力用途でも滑らかで書き心地のいいタッチペンだ

 HUAWEI M-Penには、USB Type-Cの端子が用意されており、これを利用して充電する。標準的な使用頻度であれば、1回の充電で約50日間(※3)はバッテリーが持つとのことなので、充電への意識をあまり持つ必要はない。ペンのクリップ部分は端子部分のカバーにもなっており、回転させると端子が現れる仕組み。つまり、キャップなどを無くす心配がないのもうれしい。ペンの中ほどの指が当たる部分にはスクリーンショットに対応したボタンも用意されているので、資料やウェブを見ていて、手書きで書き込みたくなった場面で押すといいだろう。

※3:ファーウェイラボでの試験データ

クリップ部分は回転でき、USB Type-C端子が現れる

曲面を多用したプレミアム感があるデザイン
スタンド代わりにもなる専用カバーも付属する

 最後に、HUAWEI MediaPad M5 Proのデザインも見ていこう。

背面と滑らかに一体化したデザインが印象的

 全体の印象としては、プレミアムモデルらしい洗練された仕上がり。エッジ部分に曲面を多用したメタルボディーは高級感があり、手で持ったときの感触も良好だ。約10.8型という大画面だが、狭額縁仕様のため、本体はコンパクト。約7.3mmという薄さもあって、見た目よりもずっと軽く感じる。

 本体カラーはシャンペンゴールドで、持ち運び時にキズなどから守るスマートカバーが標準で付属する。このスマートカバーはスタンドの役割も果たしてくれ、動画を見たり、別途Bluetoothキーボードを接続して作業する際に役立つ。

専用のカバーもパッケージに付属している

スタンド代わりにもなる。動画を見たり、外付けキーボードと組み合わせて利用するのに便利

 HUAWEI MediaPad M5 ProはWi-Fiモデルのみが用意され、ファーウェイ・オンラインストアのほか、家電量販店やECサイトなどで5月18日(金)発売予定。

 市場想定価格は前述のように専用のペンとカバーを付属して、税抜5万4800円。文句なしの性能でありながら、コストパフォーマンスにも優れている。音質の高さやペン入力に魅力を感じた人はもちろん、大画面で高性能なタブレットをお手頃に欲しいという人にもオススメしたい1台だ。

ファーウェイ「HUAWEI MediaPad M5 Pro」の主なスペック
ディスプレー 約10.8型IPS液晶
画面解像度 2560×1600ドット
サイズ 約258.7×171.8×7.3mm
重量 約500g
CPU HUAWEI Kirin 960
4×2.4GHz+4×1.8GHz(オクタコア)
メモリー 4GB
ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC(最大256GB)
OS Android 8.0(EMUI 8.0)
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 リア:1300万画素/イン:800万画素
バッテリー容量 約7500mAh(急速充電、9V/2A対応)
USB端子 Type-C
カラバリ シャンペンゴールド
市場想定価格(税抜) 5万4800円

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