FF14やPS Now、MRヘッドセットなども快適?

これで11万円台は安い!LTE対応&第8世代i5&1.5kgの超コスパノートPC

文●ジサトラ ハッチ

sponsored

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 さて、ではゲーム用途ではどうだろうか。まずは定番の「3DMark」でスコアーをチェック。

Fire Strikeの結果

Time Spyの結果

 もちろん、グラフィックスボードを搭載しているわけではないので、数値としてはかなり低い。とはいえ、CeleronならFire Strikeのスコアーは300台前後、Time Spyで100台前後といったところなので、m-Book JシリーズのCeleron 3865U搭載モデルと比べれば描画性能は圧倒的に高い。では、実際にこの数値がどの程度なのか、次に定番の「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」(以下、FF14ベンチマーク)で確認してみた。

解像度1980×1080ドット、高品質ノートPC、フルスクリーンの結果

解像度1980×1080ドット、標準品質ノートPC、フルスクリーンの結果

解像度1280×768ドット、標準品質ノートPC、フルスクリーンの結果

 さすがに、グラボを搭載しないため「高品質ノートPC」設定では「設定変更を推奨」という評価になったが、フルHDでも「標準品質ノートPC」設定ではスコアーが2678の「やや快適」評価に。さらに、解像度を1280×768ドットに落とした場合は「とても快適」にまで向上。解像度を落として遊べば、とくに問題なくプレイできるようだ。FF14はアクション性のあるゲームではないので、フルHDのできるだけキレイな映像で楽しむこともできそうだ。

 今度は実際のゲームで検証。去年から根強い人気の「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」をフルHD、フルスクリーンで動作させ、ゲーム開始前の集合場所でフレームレートを計測。さすがに、ミドルクラス以上のグラボを搭載していないと、まともにプレイできないゲームのため、平均14fpsくらいと低く解像度をちょっと落としたくらいでは、快適に遊ぶことはできないという結果となった。やはり、3Dモデリングを使ったアクション性の高いゲームはなかなか厳しそうだ。

標準設定、フルHD、フルスクリーン設定でPUBGをプレイ。平均フレームレートは14fpsくらいと厳しい感じに。解像度を落としても60fpsに届くこともないので、さすがにプレイするのは難しい

 一方で、世界最大規模のゲームプラットフォーム「Steam」に配信されているレトロゲームや、テキストを読んで進めるアドベンチャーゲームならどうだろうか。まずは、Steamで日本一ソフトウェアの「魔界戦記ディスガイア」をプレイ。

「魔界戦記ディスガイア」のチュートリアル戦闘でフレームレートを計測。キャラが増えたり、エフェクトの多い魔法などと使った場合は少し重くなるかも

 PlayStation 2で2003年に発売されたシミュレーションRPGだが、Frapsでフレームレートを計測したところ、ほぼほぼ60fpsに貼り付き快適にプレイできた。ゲームにもよるが、ドット絵で描かれたSRPGやシューティングくらいなら問題なくプレイできそうだ。

 次に長くシリーズ化してきた恋愛アドベンチャーゲーム最新作にして最終作となる「メモリーズオフ -Innocent Fille-」をDMMGamePlayerからインストールしてプレイ。CPU使用率などをタスクマネージャーで確認。多少のバックグラウンドプロセスの動作により、上下する数値は切り分けて、ほぼ平均値をチェックした。

タスクマネージャーでCPU使用率などを確認

 CPU使用率は時々10%を超えるが、ほぼほぼ一桁台。GPUは30%前後使っているくらいで、テキストの表示が遅くなったり、画面切り替えが遅いといった感じを受けることなく快適にプレイできた。オープニングムービーでも遅延やカク付きもなかった。ゲームによってはエフェクトを多用したり、2Dのキャラクターを画面内で縦横無尽に動かしたりする作品もあるが、第8世代のIntel UHD Graphics 620であれば、動きの少ないアドベンチャーゲームは快適にプレイできると言えるだろう。