FF14やPS Now、MRヘッドセットなども快適?

これで11万円台は安い!LTE対応&第8世代i5&1.5kgの超コスパノートPC

文●ジサトラ ハッチ

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 今度はPlayStation 4(PS4)のリモートプレイをテスト。試したのは、セガの「戦場のヴァルキュリア4」。戦闘パートの前のアドベンチャーパートでは、受信のデータ量が1Mbps以下だったためLTE通信でも問題なくプレイできたが、アクションモードに入ると1Mbpsを超えカク付きが目立ち、通信が不安定になると切断された。安定して長時間プレイするのは困難だった。

 別途試したYouTubeやニコニコ動画、dアニメの視聴は、受信量が3~4Mbpsになっていても特に映像のカク付きもなく、再生が止まることも少なかったので、リモートプレイはデータ受信の絶対量ではなく、通信速度の平均上限を下回り、快適にゲームプレイが行なえない際に切断するようになっているのかもしれない。

会話形式で進むアドベンチャーパートでは、リモートプレイの通信量も少なめ

 今度は、Wi-Fi接続でリモートプレイを行なったところ、受信データ量は平均で約4~5Mbpsといったところだったが、有線LANと変わらない動作で快適にプレイできた。

無線ルーターに接続してリンク速度を調べたところ、433Mbpsで接続されていた。つまり、J350SN-S2-LTEはIEEE802.11acの1×1の無線LANに対応している。接続した無線LANルーターは、IEEE802.11ac対応で通信速度が最大1733MbpsのIO DATA製「WNPR2600G」

リモートプレイは、ゲームの処理はPS4側で行なっているため、CPU使用率は約3%強、メモリーは130MB前後、GPU使用率は10%前後と、PCパワーはそれほど必要ない。一方、ゲームやシーンによっても異なると思うが、通信の受信量は「戦場のヴァルキュリア4」のアクションモードで4~5Mbpsほどとやや重かった

 他のアクション性の高いゲームの場合はどうなるか気になったので、MMOカーアクションの「CROSSOUT」を試したところ、やはり受信量は4Mbps以上という結果に。データ受信量の少ないアドベンチャーゲームならリモートプレイでも長時間切れずにプレイできそうだが、PS4のリモートプレイはWi-Fi接続か有線接続で遊ぶ方が良さそうだ。

車両のテスト走行での結果。複数台入り乱れるオンラインバトル時は、さらにデータ受信量が上がる可能性あり

 次にストリーミングゲームサービスの「PlayStation Now(PS Now)」で、どれぐらい快適にプレイできる確認。使用したゲームはセガの名作格闘ゲーム「バーチャファイター5」。PS Nowは通信速度が遅いと、描画が荒くなりデータ量を減らして、なんとか接続を維持しようとする動きを見せた。

LTEに接続した際の通信量

Wi-Fiに接続した際の通信量

有線LANに接続した際の通信量

 ゲームプレイ時のデータ受信量はLTE接続の場合だと2Mbps前後、Wi-Fi接続で10Mbps前後、有線LANになると10Mbpsを超えた。LTE接続の場合は、リモートプレイと同じく通信が不安定という通知が出たあと、切断されることもあった。

 Wi-Fi接続と有線LAN接続では、体感的にはほぼ変わらなかったが、描画の高精細さはやや有線LANの方が安定していた。高速とはいえやや不安定なWi-Fi接続と比較した場合、有線LANの方が通信が安定し、ストリーミングの処理にも余裕が生まれているように感じた。