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汚れを確認出来てすぐ取り外せる左側面の強化ガラス、底面にスライド式のフィルターも

ドスパラゲーミングPC新ケースは、メンテナンス楽でエアフローもグッド!

2018年04月26日 09時00分更新

文● 林佑樹(@necamax) 編集●八尋/ASCII

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「GALLERIA GAMEMASTER」

 サードウェーブのゲーミングパソコンブランド「GALLERIA」シリーズのなかで、もっともタフなゲームシーンを想定したラインナップとして、「GALLERIA GAMEMASTER」がある。e-Sports公式パソコンと銘打たれており、40以上のゲームタイトルをサポートしているのが特徴。もちろん、公式大会で使用されているシリーズでもあるため、自宅でしっかりとプレーしたいゲーマー向けでもある。今回は、そのGAMEMASTERのデザインが一新されたので、細かくみていこう。

 GAMEMASTERの新ケースは、左側面に強化ガラスを採用。内部状況を楽に確認できるようになったところも目を引くが、エアフローに重点を置かれたケースであるというのが大きな特徴だ。今回はタワーモデルでチェックしていくが、ミニタワーモデルも高さが異なるだけで、デザインやエアフローの仕組みは共通している。

 フロントは給気口がなく、電源ボタンとUSB 3.0端子×4、ヘッドフォン端子、マイク入力がある。スリムタイプの光学ドライブベイもあるが、光学ドライブは非搭載。いまのところ、カスタマイズからも追加できないが、ダウンロード販売が中心となっている昨今、困ることは少ないだろう。

筐体正面。右上にインターフェースが集中しており、USB 3.0端子×4、ヘッドフォン端子、マイク端子がある。空きスペースが多いので、ステッカーなどを貼りたい人も安心

背面のレイアウトは標準的。電源ユニットが上部にあるので、環境によっては電源ケーブルの取り回しを少し検討する必要があるかもしれない

 左側面は先述しているように強化ガラスを一面に採用し、上部にあるスイッチを押すだけで強化ガラスを外せる。そのため、ケース内の確認がしやすいだけでなく、清掃も楽なため、パソコンの強敵であるホコリ対策をしやすい。

 またゲーミングといえばライトアップが定番となっているが、GAMEMASTERは将来的にライトアップパーツをカスタマイズ項目に加える予定だ。よって、ケース内部は光らないのだが、フロントよりの部分にわりとスペースがあるので、何かしら光りモノを自分で置いてみるのもいい。またこのスペースは小型なものであれば、エアフローに影響を及ぼさないので、メンテナンス用のドライバーやエアダスターをテープで固定しておくのもアリだ。

左側面。クリアではなく、少し黒が入った強化ガラスでうっすらと内部を確認できるといった具合だ。この状態で目に見えて内部が汚れていたら危険といった判断がよさそうだ

強化ガラスを外した状態。電源とマザーボードのある区域を切り分けているため、とてもスッキリしたエアフローとなっている

3.5インチシャドウベイはケース上部にあり、ネジレス式

 右側面前方には2基の12cmファンがあり、吸気を担当している。空冷と簡易水冷に対応するデザインになっているため、将来的に簡易水冷を選べるようになると思われる。また12cmファンは自作PCで人気の山洋製の静音ファンを採用。背部の12cmファンも同様であり、静音性に優れている。

吸気ファンは2つ搭載し、山洋製の静音クーラー1500rpm

左側面はフロント側に吸気口がある

カバーを外すとイイ感じの裏側配線とSSDが確認できた。このSSDはシステム用

 底面からも自然吸気を行なう仕様になっており、少し高床式となっている。底面の吸気口の前には、取り外しが用意なフィルターがあり、大きいホコリの侵入を防げるのもポイント。取り外しやすく、水洗いもしやすいので、ケース内の環境維持をしっかりとやりたい人向けな仕様ともいえる。

底面のフィルターはスライド式

 設置時の注意点としては、右側面と背面にスペースを確保しておけばOKと思ったが、底面も四方から吸気するため、正面と左側面にもある程度のスペースを確保したほうがよさそうだ。ケース内の状況を楽に確認したいのであれば、ディスプレーの右側に設置するのがオススメ。この場合であれば、吸排気ファンの音もほとんど気にならない。ただ、ガラス面にディスプレーが写り込んで気になる場合は、ディスプレーの左側か背面に設置するといいだろう。テストした限り、写り込みが気になる場合もあったが、メモ書きを貼りやすいので、それで誤魔化してもよさそうに感じた。

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