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DITAが開発した双子の高級イヤフォンTwins「Fealty」「Fidelity」

2018年04月23日 11時00分更新

文● 小林 久 編集●ASCII

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 アユートは、シンガポールのブランドDITA Audioが開発した新イヤフォンTwinsシリーズの2モデル「Fealy」(フィールティー)と「Fidelity」(フィディリティ)を国内販売する。発売は5月下旬。価格はオープンプライスで、直販サイト「アキハバラ e市場」での価格は13万9980円。

Fidelity

Fealty

 ベースの設計は同じで音のチューニングを変えた双子的な位置づけのモデルだ。形状は同じで色が異なる。精巧に加工したアルミ合金製ボディシャーシに、直径10mmのシングルダイナミック型ドライバーを搭載している。

 新開発の「デュアル・マテリアル・コンポジット・ドライバー」は、振動板にPET(ポリエチレンテレフタレート)とPEN(ポリエチレンナフタレート)の混合素材を採用。2つの素材の混合比率を変更し、個性の異なる音を出しているとのこと。Fealtyは低域を重視したリスニング寄りのチューニング、Fidelityは高域が伸びてメリハリ感が聴いたモニター寄りのサウンドとなる。

 インピーダンスは16Ω、再生周波数帯域は18Hz~25kHz、出力音圧レベルは95dB/mW(±1dB、1kHz)。

 ハウジングはFEA(有限要素解析)やシミュレーションを導入して設計したもの。最適なエアーフローやダンピングコントロールをする「チューンド・アコースティック・チャンバー」と命名している。素材は航空宇宙グレードの6061-T6アルミブロックで、これをCNC旋盤を使って削り出している。

 独自開発の「The Fatケーブル」は、クリアで忠実な信号伝送、タッチノイズの抑制、柔軟性や絡みにくさ、耐久性/耐候性の高さを持つという。ロック機構「Slot-Lock」を装備した2pin端子で交換が可能。プラグ部はネジのように回して取り外れる「Awesome」コネクターとなっており、一般的な3.5mm3極のほか、付属の2.5mm4極バランス、別売の4.4mm5極、3.5mm4極などが選べる。

 イヤーピースはファイナルオーディオ製Eタイプで5サイズ(SS/S/M/L/XL)が付属する。

Fealty

Fidelity

 ダイナミック型ドライバーの搭載にこだわっているDITAの製品だが、Answerから始まった一連のシリーズはフラッグシップのDreamで完結している。Twinsはその次を担うシリーズだ。従来機種のコンセプトと特徴を継承しつつ、個性的な音質を持つ点に注目したい。

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