猫は水が苦手、というけれども、確かに犬のように器用に泳ぐ猫って見たことないけど、水が嫌いなわけじゃない。水を飲むのは大好きだし。
というわけで京都猫シリーズ第3弾は池猫。
前回と同じ公園なのだけど、そこに立派な池があるのであった。
池の畔でカメラを構えてると、猫が次々とやってくる。
一番の目的は水。池の水を飲みに来るのである。
冒頭写真がそう。器用に首を突き出して池の水がかぶってる岩を舐めてる。猫の舌って細かな突起がいっぱいあってザラザラしてて(だから猫に舐められるとちょっとひりっとする)、水をすくうのに向いてるのだ。
続いて、チャシロの水飲みを。舌がちょうど出た瞬間を撮るために連写しております。高速連写できるカメラはこういうとき便利。
さてこの池、きれいに岩で囲んで形を整えてある。だから、どの岩から水を飲むかで水面までの高さが違う。
無理しなくても飲める岩を探せばいいのに、猫ときたら時にはギリギリの高さから首を突っ込んだりするのだ。
これ、ちょっと足を滑らせたら池に落ちそう。ぎゅっと踏ん張ってるんだろうなあ。
その様子を一緒に見てた猫ボランティアの方に「池に落ちたりしないんですか?」とたずねると「よく落ちてますよ(笑)。落ちたら慌てて這い上がってきます」だそうである。なあんだ、落ちるんじゃん。
水を飲むのも大変だ。いや、公園を見渡す限り、もっと安全に飲めそうな場所は他にもあるのだが、でもきっとこの水がきれいだとはお世辞にもいえない池の方が猫的にはよかったりするのだろう。
この連載の記事
-
第864回
デジカメ
”猫撮影の基本”第3弾! 背景やボケ具合をコントロールするとよりイメージどおりの写真が撮れる -
第863回
デジカメ
”猫撮影の基本”第2弾! 広角と望遠の特性を知って使い分けると写真のバリエーションがぐっと広がる -
第862回
デジカメ
構える高さを工夫すると猫写真は大きく変わる! 新年度なのであらためて猫の撮り方ノウハウをご紹介 -
第861回
デジカメ
10年前に撮った猫とまさかの再会! 数年ぶりに出会っていた猫たちの写真をライブラリーから探し出した -
第860回
デジカメ
膝の上で気持ちよさそうにしている猫を親指シャッターやアクロバティックな体勢で自撮り! -
第859回
デジカメ
富士フイルム「X100VI」は発売前から大人気! 歴代「X100シリーズ」で撮った猫写真を集めてみた -
第858回
デジカメ
ぱぱっと設定できて程良い距離感で猫が撮れる! 富士フイルム「X100VI」は楽しい趣味カメラだ -
第857回
デジカメ
噛んだり、テレビを見たり、眠ったり……うちの黒猫ミルならではの瞬間を狙ってみた -
第856回
デジカメ
望遠に強い「OM SYSTEM OM-1 Mark II」+100-400mmレンズで寝ている猫を“どアップ”で撮影 -
第855回
デジカメ
ロゴが「OM SYSTEM」に変わった「OM-1 Mark II」を持って早速猫撮影へ -
第854回
デジカメ
カシオとオリンパスの約10年前のハイエンドコンデジをポケットに入れて猫撮影に出かけた - この連載の一覧へ