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冷却にAeroBlade 3D Fanを採用

エイサー15.6型ゲーミングノートPCは高い冷却と静音が魅力

2018年04月23日 09時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

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「Predator Helios 300」

 パソコン市場においてゲーミング向けノートパソコンの需要は高く、各メーカーから多くのモデルが登場している。日本エイサーもゲーミング向けモデルに力を入れており、「Predator」シリーズを展開している。

 今回は日本エイサーから発売されている15.6型ゲーミングノートパソコン「Predator Helios 300(型番:G3-572-A76H)」(以下、Helios 300)を紹介する。ゲーミングノートとしては比較的コンパクトなサイズにまとまっているHelios 300であるが、果たして使い勝手やパフォーマンスはどの程度なのか、詳しくみていきたい。

ハイスペックなCPUとGPUの冷却に
「AeroBlade 3D Fan」を採用

ディスプレーはIPS方式で高視野角

 Helios 300の天板は、黒一色にまとめられた中に赤いラインがアクセントとして入れられ、中央にはシルバーのロゴを配置。従来のPredatorシリーズのデザインを踏襲したものとなっている。ディスプレーは15.6型のノングレアタイプを搭載。IPS方式を採用のため視野角は170度を誇り、解像度は1920×1080ドットをサポートする。

 キーボードのキーピッチは実測で約1.8mm。キーストロークも1.8mmと比較的深めで、キーの打ちやすさは上々だ。ゲーム中の移動などで使用頻度の高い[W][A][S][D]の4つのキーだけ赤い縁取りがされ目立つようになっている点は、ゲーミング向けモデルらしい配慮だ。

キーボードにはテンキーを含む日本語107キー方式を採用

 また、ゲーマーなら操作する際に指が不意にあたっての誤動作を防ぐため、タッチパッドを無効にしたいと考えるはず。その場合は[Fn]+[F7]キーで無効にできる。また、[Windows]キーも付属ユーティリティーである「Predator Sense」から有効/無効を切り替えられる。

使用頻度の高い[W][A][S][D]の4つのキーは目立つようになっている

WindowsキーはPredator Senseから無効に設定可能だ

 インターフェース周りも確認しておきたい。左側面にUSB 3.1 Gen.1のType-C端子が1基と、Type-AのUSB 3.0端子を1基搭載。このUSB 3.0ポートは電源オフ時であっても給電可能で、スマートフォンなどの充電の際に便利だ。右側面にはUSB 2.0端子を2基備えている。ストレージなど速度が要求されるものを左側のUSB 3.1やUSB 3.0に、マウスなどは右側のUSB 2.0にそれぞれ接続できるなど、使い勝手を配慮した構成は好印象だ。

左側面は左から順に有線LAN端子、USB 3.1 Gen.1(Type-C)端子、HDMI端子、USB 3.0端子を装備。HDMIはHDCPをサポートしている

一方の右側面はサウンド用入出力端子とUSB 2.0端子×2とシンプルな構成だ

 そのほか、サウンドは独自機能の「Acer TrueHarmony」により、2基のスピーカーから高品質なサウンド再生を実現。付属アプリケーションの「Dolby Audio Premium」により、ヘッドフォン利用時にはバーチャルサラウンドなどが使用可能となっている。

Dolby Audio Premiumでは、設定内容をFacebookやTwitterなどで公開できる

 さて、Helios 300において特筆すべき点が1つある。それは、「AeroBlade 3D Fan」からなる内部の冷却機構である。Helios 300はCPUにCore i7-7700HQを、GPUにGeForce GTX 1060 6GBを搭載。高いスペックを誇っている。しかし、15.6型というコンパクトなサイズにそれらを納めると、問題となってくるのは内部の冷却だ。

 そこで、Helios 300ではCPUとGPUに別個にクーラーを搭載し、それらのクーラーにはメタル製ブレードを搭載したAeroBlade 3D Fanが採用されている。AeroBlade 3D Fanにより、エアフローの増大を図る一方で静音性も確保されており、動作音はこのクラスの製品としては静かなほうで、ヘッドフォンをすればまったく気にならないレベルだ。

背面の約半分は排気口として確保されており、隙間から内部に比較的大きなヒートシンクが装着されているのがうかがえる

底面は吸気口となる多くのスリットが確認できる。なお、前方部の左右にスピーカーが1基ずつ搭載されている

Predator Senseでは、これらのファンの回転数の調整やモニタリングが可能。また、GPUの動作クロックについても「高速」と「ターボ」の2つのオーバクロックモードが用意されている

 Helios 300の主なスペックは以下の表にまとめたが、ストレージには256GB SSDと1TB HDDを搭載しており、容量面の懸念はない。ウェブ接続も1000BASE-T対応有線LANのほか、IEEE802.11 a/b/g/n/ac準拠の無線LANにも対応。もちろん、Bluetooth 4.0にも対応している。

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