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山谷剛史の「アジアIT小話」第153回

子供向けだがAndroid搭載 中国製スマートウォッチにいろんなアプリを入れてみた

2018年04月12日 12時00分更新

文● 山谷剛史

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子供向けAndroid搭載スマートウォッチを着用する「あやら」さん
子供向けAndroid搭載スマートウォッチを着用する「あやら」さん

 面白デジタル製品が続々と作られる中国。スマートフォンはだんだんと落ち着きを見せているが、スマートウォッチはとがった製品がまだまだ出ている。

 「スマートウォッチが欲しい! でもBluetoothで繋がって親機のスマートフォンを連動させるモノではなく、Android単体で動くのがいい。しかもカワイイのがいい。そうだ、キッズ向けであるんじゃないか! 日本のネットワーク帯に対応していて、LINEが使えて、apkから野良アプリのインストールに対応しているものがいい!」

 とは、以前の記事でレビューした「セーラームーンスマホ」をいたく気に入る中国ガジェットマニアの「あやら」さんの発言。

 そんなニーズに沿う製品はあるのかと中国のECサイト「淘宝網(タオバオ)」を調べてみれば、若干大きすぎるきらいのあるAndroid搭載スマートウォッチなんてものが確かにある。

 さらに探してみると、子供向けスマートウォッチで画面は一見ポップながらAndroid搭載という、物欲をくすぐる製品を発見。

 淘宝網のサイトに書かれた商品の説明を見ると、このスマートウォッチはjingle man製の「Q7505」という製品で、スペックは320×320ドット表示が可能な1.54インチタッチパネルモニター、4GBメモリー、200万画素 カメラ、650mAhバッテリー、4G LTE対応となっている。

 子供向けスマートウォッチなので、ほかの中国の子供向け製品同様に防犯を意識したものとなっており、一定の設定エリアを超えた場合に警告を出す機能がある。

 とはいえ、Androidが入っていることから、頑張ればいろんなアプリが入れられそうな、小さすぎるのにいろいろ無理できそうな魅力を秘めている。

 マニアックなモノらしく、オフィシャルショップでの扱いのみ。購入前に店員にスペックについて「LINEやapkのインストールの可否」や「日本の周波数帯に対応しているか」などいろいろ聞いてみた。

 その返事は、Bluetoothは実際にはないのに「ある」と答えるなど、販売サポートスタッフが製品について理解不足であったが、これは中国ネットショッピングのあるある(親切に接してくれたことは補足したい)。

 とはいえ、珍しいものなのでせっかくだからリスクを承知で購入した。値段は599元(約1万円)。

中国向けの子供向けスマートウォッチ
ゆえにAndroid向け端末としては制限が多い

パッケージと製品 パッケージと製品
Android非搭載のスマートウォッチと比べて大きい 筆者が着用してみたところ
Android非搭載のスマートウォッチと比べて大きい筆者が着用してみたところ

 さて、届いたキッズ向けスマートウォッチは、キッズ向けだがさすがにAndroidが入っているだけあり、ポップながら成人男性も違和感なく着用できるほどの大きさと少々目立つ厚さとなっている。

親機の管理アプリ。日時を指定すると、そのときの位置が表示される。日本でも使えた 親機の管理アプリ。日時を指定すると、そのときの子機(スマートウォッチ)の位置が表示される。日本でも使えた

 保護者のスマホ(以後親機)に専用のアプリ「SeTracker2」をインストールすると、スマートウォッチ(以後子機)の現在地や電池残量、移動履歴を見られる。

 ほかにも親機側からマナーモードを時間単位で設定したり、アラームを設定したりできる。

 子機側から単独では設定できないのは、いかにも子供向けスマートフォンらしい。また専用のチャットソフトで、30文字以内の短文チャット、ボイスメッセージ、写真や動画を送ることもできる。

 一方、子機側にデフォルトでインストールされているのは、「電話」「電話帳」「WeChat(……なる親機とのチャット用アプリで、微信=WeChatではない。名前が紛らわしい)」「カメラ」「ギャラリー」「時間割アプリ」「算数アプリ」「WeChat」「WhatsApp」など。

側面。SIMカードスロットや緊急ボタンなどがある 側面。SIMカードスロットや緊急ボタンなどがある

 PCとつないでapkを落とし込むと、アプリも追加でインストールできる。プリインストールアプリはアンインストールも無効化させることもできないようだ。子供の安全性を考えればもっともな仕様だ。

 OSはAndroid 6.0でシステムロケールで日本語設定があるのはうれしい反面、いろんな機能が制限されているようだ。

 たとえば、一般的にAndroidではビルド番号の欄を連打すると開発者オプションが表示される仕様になっているが、それが反映されなかった。

時刻が表示されるロック画面 待受画面は変えられる
時刻が表示されるロック画面待受画面は変えられる

 ほかにも、各アカウントを管理する画面なども表示されなかった。せっかくのAndroidなのにウィジェットに非対応。そのため、ロック画面に戻らないと時計が見れないのはひと手間かかる。

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