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税込1万2800円で自動サークル撮影が可能

DJI技術協力のトイドローン「Tello」が即買いなほど凄かった

2018年04月12日 12時00分更新

文● アカザー 撮影協力●アラブルカ 編集●南田ゴウ/ASCII編集部

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 どうも、アカザーです。先日、東京都葛飾区にあるDJI公認飛行施設「DJI ARENA by JDRONE.TOKYO」にお邪魔した際に、DJI STOREで発売されたばかりの小型トイドローン「Tello」があるというので軽く触らせてもらったところ……これが超ヤバかったのです!

 コレがジンバル無しのトイドローンで撮った空撮動画なんですが、すごくないですか?

中国・深センのスタートアップ企業、Ryze TechとDJIが共同開発した、小型トイドローン「Tello」

 実機に触れる前はサイズや値段的に「Parrot Mambo」の進化版ぐらいの感じなのかな? と思っていたんですが、手に持った質感からして違う! どちらかと言うと「DJI Spark」に近い感じのガチな空撮用ドローンのオーラを出しまくりです。ボディーの材質や各部のつくりが、非常にDJI的なのです。

サイズや値段的に考えると、ライバルとなるのはParrotのMamboだと思うので、Mambo(画像右、旧型)を横に置いて比較してみました
バッテリー込みの総重量は89.5g。スペックではバッテリー込みで80gと書いてあったような……プロペラガード付けているからなのか? ともあれ200g以下なので、航空法適用外です

 ボディーのサイズ感はそう違わないのに、Mamboに比べてTelloのバッテリーはすごく大きいのです。

Mambo(画像右)に比べてTelloのバッテリーは1.5倍ほどの大きさ。容量は1100mAhなのでMamboの600mAhのほぼ倍。そして最大飛行時間は13分とのこと

 そして、Telloいちばんの注目ポイントは、やはり下面にある2基のビジョンセンサーです。Mamboは大きめの気圧センサーひとつと、小さいビジョンセンサーひとつで機体を制御してホバリングの安定性を保っているのですが、Telloは2つのビジョンセンサーと、ひとつの気圧センサーで機体を制御。つまり、スバルのクルマに搭載されている「アイサイト」のように、2眼カメラによる2点計測で自機の位置を掴んでいるので、一眼のMamboよりも安定したホバリングができるという仕組みです。

2機のビジョンセンサーの間に気圧センサーを装備
GPS非搭載とは思えない安定感のあるホバリング性能。最大高度は10m

 Mamboは筆者が知る限り1万円前後の価格帯では、最強のトイドローンと言っていいほどの安定性を誇る機体なんですが、Telloはその栄光を過去のものにするほどの超絶安定感です。とはいえ、DJI ARENAのスタッフである岡崎さんがホバリングさせるTelloを見ながら「この安定感はある程度は想定内。こんなコトでビビるほど自分はドローン素人じゃない」と考えていたあの時の自分! 一歩前に出て歯を食いしばれ!

操作は専用アプリ(無料)を入れたスマートフォンで行なう。操作可能距離は100mで、Wi-Fiが届かなくなった場合は、その場で着陸するセーフティ機能を装備

 Telloを操作する岡崎さんの握るスマホの画面に映し出された、Telloからの転送された空撮画像を見た瞬間、前歯をぜんぶ持っていかれるほどのクリーンパンチをお見舞いされた気持ちになりました。画角が広い! しかも映像がめっちゃ明るい!

トイドローンとは思えない画角の広さ。これまでのどのトイドローンより視野角が広いかもスマートフォンの画面に映し出される機体からの映像はこんな感じ。ちなみに操作方法はモード1とモード2の切り替えが可能とのこと

 ……と思いつつ画面をガン見していると……コレ、機体からの映像がほぼ遅延ナシで映っているじゃないですか!

 これはヤバイ! ヤバイやつです! このTelloはたしかFPVにも対応していたはずなので、これまで何機もトイドローンを買って試しては散ってきた自分の夢「ドラえもんの秘密道具的に自室に居ながら家中を空中散歩する」というアレを、ついに実現できる日が来たんじゃないですか? という脳内妄想全開中の自分に、岡崎さんから「じゃあ自動サークル撮影やってみましょうか」の声が。

 なんと、空撮用DJI機体の十八番でもある自動空撮機能が、このTelloにも搭載されているんです。税込み1万2800円と低価格なのに、DJI Sparkや「Mavic Air」に搭載されているワンボタンでのオート撮影機能があるんです。

 半信半疑で見せてもらったコントロール画面には、6つのオートフライトモードが。そのなかの4つがオート撮影機能とのこと(残りの2つはトイドローンによくある、フリップ機能と手投げフライト機能)。

「バウンスモード」「サークル」「360」「アップ&アウト」という4つの自動撮影プログラムを使用可能

 このなかでいちばん驚いたのが、サークルという撮影機能。機体が被写体の周りを円状に飛びつつ、撮影してくれる機能なんですが、実際に動画でその機能をご覧下さい。

 何がスゴイって、映像がほとんどブレていないんです! ジンバル無しなのに、こんなにスムーズなサークル撮影ができるなんて信じられません。細かな映像のブレは補正プログラムで制御しているとのことなんですが……それにしてもすごすぎる。

 ジンバルつきの機体では、手動でのサークル撮影ができれば中級者レベルというくらいです。実はコレって、操作テクニックを必要とする撮影法なんですが、初心者がボタンひとつでできるジンバル無しのトイドローンクラスでこのクオリティですよ! トイドローンでも空撮機能は本気です。

 ちなみに、撮影した動画や静止画はWi-Fi経由で、スマートフォンのストレージに自動格納されます。

動画はHD解像度(720P/30fps)で、静止画は5Mピクセル(2592×1936ドット)で保存される

 そして、最後に見せてもらったのがFVPモードで使う2分割画面モード。なるほど、このモードで表示させたスマートフォンを「ハコスコ」的なヘッドマウントゴーグルに入れて使うワケですね。

スマートフォンを入れて使うFPVゴーグルに入れて使用する。その場合、機体の操作はスマートフォンと接続する別売りのBluetoothコントローラーを使用する

 この流れでFPV操縦体験もしたかったのですが、あいにく対応のBluetoothコントローラーの用意が無く、バッテリーも切れたのでこの日の体験フライトはここで終了。

 後で調べたところ、Bluetooth接続に対応しているいくつかのゲームコントローラーでの動作確認事例はあったのですが、定番と言えるコントローラーはまだ出てないみたいです。でも、このTelloの完成度ならすぐに出そうな予感です。

 「DJI Phantom」や「Mavic」的な、入力もビシッっと決まるしっかりしたコントローラーが出て欲しいですね。あと「DJI Goggles」でのヘッドトラッキングにも対応したりなんかすると夢が広がります。

SparkやMavic同様に、DJI Gogglesへの対応にも期待

 そうそう、別売りの充電器が未発売なので、現状は機体にバッテリーを入れた状態でのmicroUSB経由で充電するのですが、この充電にけっこう時間がかかる感じでした。現状はこれが唯一の不満点かも。しかし、これは久々に妄想と物欲連鎖が止まらなくなる超危険なトイドローンです!

 取材終わりに岡崎さんにDJIアリーナに在庫があるかを確認したところ、残念ながらファーストロットは予約で完売とのこと。即ゲットして外でフライトテストしたかったのに! ともあれ、予約しておけば大型連休突入前にはゲットできそうなので、今年の大型連休はTelloで空撮しまくる予定です!

  Tello
サイズ 98×92.5×41mm
重量 約80g
プロペラ 3インチ
搭載機能 測距センサー、気圧センサー
LED、視覚システム
無線LAN(802.11n)、ライブビュー(720P)
操作可能距離 100m
最高速度 時速28km
飛行時間 最長13分
バッテリー 1100mAh
カメラ 500万画素
価格 税込1万2800円
■Amazon.co.jpで購入

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本文記述を一部修正しました。(2018年4月13日)


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