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LINEを便利にする裏技とTIPS集めました 第5回

続・新年度に再確認しておきたいLINEの設定と⽴ち回り

「LINEのトークはすべて晒される覚悟を持つ」が常識

2018年04月17日 09時00分更新

文● 高橋暁子 編集●アスキー編集部

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「LINEをもっと楽に使う方法はないのかな?」「今さら友だちには聞けないけれど、使い方がわからない機能がある」――そんなアナタに週2回、LINEの裏技とTIPSをやさしく伝授。講師は、SNSの最新情報と若者動向を追い続けるITジャーナリスト 高橋暁子さんです。〈連載目次〉〈LINEの基本的な使い方を知りたい人はこちら

新年度LINEデビューでつまづかないコツ

 進学・進級シーズンで、新しく知り合った友だちとLINEでつながるときは何に注意すればいいのだろうか。第3回に引き続き、LINEでの新年度デビューで注意したい点をご紹介していきたい。

その1:LINEのトークは晒されると考えよう

 LINEは検索対象とはならず、グループに招待されない限りトークが読めないため、通常はLINEでのトークが他の人の目に触れることはまずない。

 ところが中高生や大学生の間では、LINEのトーク画面をスクリーンショットとして保存し、Twitterに掲載したり、他の友だちに送るなどして見せることはよくあることだ。つまり晒される可能性は高いので、自分の不利益につながるようなことは絶対に送らないようにしよう。

その2:タイムライン全体公開に注意

 タイムラインでは「全体公開」投稿ができる。ハッシュタグ(#)やメンション(@)なども追加可能だ。しかし、全体公開で投稿すると、他の人が投稿をシェアできる上、知り合いではない人に見られる可能性もある。

 投稿内容によっては問題が起きたり、トラブルにつながる可能性も出てくる。タイムラインの公開範囲は「友だち」までがおすすめだ。

その3:続くトークは上手にスルー

 「トークが延々と続いて止められない」というのは、よく聞く悩みだ。自分は終わらせたつもりなのに、「でさー」などと相手からのトークが続いてしまい眠れない、勉強ができないという例は多い。止めづらいのはわかるが、自分の生活に支障が出てしまう可能性があるので、うまく抜けるかきちんと断ることが大切となる。

 言えるなら、「ごめん、眠くなったからまた明日ね」などときちんと断ろう。もし言いづらい中高生は、「親に呼ばれたから」「夜9時すぎてLINEしてたらスマホを取り上げられるから」など、親のせいにしてトークを抜けるのも1つの方法だ。

その4:LINEだけでコミュニケーションしない

 LINEによる文章中心のコミュニケーションは難しいものだ。誤読を生むことがある上、相手の反応をリアルタイムで確認できない。

 LINEなどのSNSは、ネガティブな感情を伝えるのにはあまり向いていない。特にネガティブな感情や複雑な事柄は、対面で伝えるようにするといいだろう。

その5:人間関係を築いておこう

 「既読スルー」や「未読スルー」を気にする人がいる。文章でうまく伝えられず、誤読を生むことがある。そのようなトラブルを完全になくすことは、正直難しいだろう。

 しかし、相手と人間関係や信頼関係が築けていれば、ちょっとしたミスが致命傷となることはない。普段からリアルでのコミュニケーションを心がけておこう。

 「返事が遅いけれど単にLINEが苦手なだけ」「夜は連絡がとれないけれど寝るのが早いだけ」などと理解してもらうことで、トラブルにならずに済むだろう。

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著者紹介:高橋暁子

 ITジャーナリスト。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki

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