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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ”第554回

警戒心強め? 早朝の京都で出会った猫たち

2018年04月07日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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古い門の前で悠々と毛繕いするキジトラ。今は使われてないので人もこないわけで、猫的には最高のくつろぎポイントなのだった。右耳がカットされてるのでこのあたりの地域猫なのだろう(2018年4月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)
古い門の前で悠々と毛繕いするキジトラ。今は使われてないので人もこないわけで、猫的には最高のくつろぎポイントなのだった。右耳がカットされてるのでこのあたりの地域猫なのだろう(2018年4月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

 旅行へ行くと、つい猫スポットを探しちゃうのはサガみたいなもんですな。そんなことない?

 仕事がらみで訪れたので旅行というのとはちょっと違うけれども、依頼されたミッションをこなしつつ、隙があれば「ああ、この狭い路地を猫が歩いてたら似合うだろうな」とか京都の低い軒先を見ながら「この軒の上で猫が昼寝でもしてたら似合うだろうな」と思ってキョロキョロしてるわけだが、そういう「あわよくば」な気持ちで歩いてるときほど猫は現われてくれないわけである。

 猫と出会うのは、真剣に出会いたいときと、まったくその気がないときのどちらかなのだ。

 でも意外なところにいた。都会のど真ん中の大きな寺。

 閉じられた門の前でのんびりしてるキジトラとサビネコの中間みたいな猫が2匹、めちゃ寝てる。

 観光客でごった返すなか、なぜこの2匹はのんびり寝てられるのか。

 この後ろに見えている門、閉鎖されてるので(写真には写ってないけど、立入禁止になってるのだ)、観光客も近寄らないのだ。

午後のお昼寝タイムを迎えた2匹の猫。京都っぽい背景の猫と出会えてちょっとうれしい。板の隙間から漏れた陽射しもよし(2018年4月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)
午後のお昼寝タイムを迎えた2匹の猫。京都っぽい背景の猫と出会えてちょっとうれしい。板の隙間から漏れた陽射しもよし(2018年4月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

 で、なぜこの2匹を見つけられたかというと、観光客とはまったく違う視点で夢中でカメラを構えてる人がいたからである。

 「あ、この人は猫を撮ってる」と直感してしまうのはもうしょうがないところで、にこりと笑って会釈して、すぐ近くで撮らせてもらったのだ。

 カワセミを撮りたいなら「カワセミよりカワセミを撮ってる人を探した方が早い」といわれるようなもので(みな高価そうな望遠レンズをつけたカメラを構えてるから目立つのだ)、猫もまたしゃがんで低いところを見てカメラを構えたり手を出したりしてる人を見つける方が早かったりするのである。

 で、ちょいと望遠レンズを構えたら、撮ってるのがバレてニラまれた。

じろりとニラまれた。昼寝の邪魔をしてすまんかった(2018年4月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)
じろりとニラまれた。昼寝の邪魔をしてすまんかった(2018年4月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

 もう1匹は門の前で気持ちよく毛繕い中(冒頭写真)。こういうくぼみって猫が落ち着くのだよねえ。

 もう1匹、同じパターンで遭遇。神社横の公園をぶらぶら歩いてたら通路の隅にしゃがんで茂みの奥を見てる女性がいる。

 これはアレに違いないってことで近寄って見ると、やはり猫なのだった。

 でもちょうど去っていくところで残念である。まあそういうこともある。

排水路の石の上をのそのそと去っていく猫の背中、というかお尻(2018年4月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)
排水路の石の上をのそのそと去っていく猫の背中、というかお尻(2018年4月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

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