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魅惑のXperia周辺機器 第100回

泊まりキャンプでも安心の50000mAhバッテリー:Xperia周辺機器

2014年04月08日 10時00分更新

文● 君国泰将 編集●南田ゴウ

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 Xperiaをはじめ、あらゆるモバイルガジェットを充電できるモバイルバッテリー。多数の製品がある中、とにかく大容量なモバイルバッテリーは、実売価格とそのサイズを見ると現実味がなく、欲しいと思ってもなかなか踏み出せない代物です。いや、ありました! 50000mAhという大容量ながらギリギリ持ち歩けそうなものが。ティ・アール・エイの「cheero Power Mountain 50000mAh」です。

 50000mAhという途方もない大容量ながら、三角形のおにぎりのような形状により100×100×90mmというコンパクトサイズを実現。10cm四方の場所さえ確保できれば置ける省スペースぶりです。重量は860gで、持ち運びできなくも……ないレベルでしょうか。クルマでの移動ならまったく問題なし。がんばれば旅行に持っていけなくもないですが、飛行機への持ち込みはできないので注意しましょう。

 出力ポートは5V/2.4VのUSBが2ポートと、USB Type-C(急速充電規格のUSB PD対応)を備え、最大40W(20V/2A)給電できるパワーをもちます。ちなみに、3ポート合計の最大出力が40Wです。これなら、大容量出力を要求する「Xperia Touch」への給電も可能。弱点だった長時間利用が可能になります。

 充電はUSB Type-C経由です。さすがに容量が大きいだけに、USB PDの30W対応アダプターを使用したとしても、0%からフル充電まで8時間かかります。いざというときに慌てないためにも、余裕をもって充電しておきましょう。充電の際にはディスプレーに充電状況がパーセンテージ表示され、残量を確認できます。

 リチウムイオン電池は熱に弱く、たまにモバイルバッテリーが発火したというニュースを見かけます。このPower Mountain 50000mAhは、放熱性と耐久性に優れるアルミケースに包まれており、熱や湿気から電池を守り劣化を防ぎつつも、1000℃までという高い耐熱性を備えるのも特長のひとつ(国連勧告輸送試験UN38.3に規定される試験にも合格)。また、過充電や過放電、短絡(ショート)、発熱、デバイス充電完了時に自動的に停止する各種保護機能もあります。

 簡易防滴カバーを装着することで端子類を不意に濡らさないようにもできるので、屋外利用時の安心感もなかなかのものです。

 付属のデバイススタンドを底面に装着すると、スマホやタブレットを立てかけることもできます。ちょうど三角形のカタチの傾斜とあいまって、いい具合に傾いた状態で動画や音楽を長時間たっぷり楽しめます。

 付属する充電用のUSB Type-C-USB Type-Cケーブルは、充電用としても、USB Type-C端子を備えるXperiaを充電する場合にも利用できます。なお、USB端子から充電するケーブルは別途用意する必要があります。充電するだけなので、特にケーブルの種類を意識することはないかもしれませんが、充電速度を重視するためにも高出力対応のケーブルを用意するのが無難です。バッテリー本体を充電しながらUSB経由でデバイスに充電するパススルー充電には対応していませんでした。

 「これは便利」と思ったのがLEDライト。いざというときにLEDライトで手元を明るく照らすことができます。キャンプや万が一の停電時に明かり代わりになるので、災害対策用グッズとしてもお役立ちです。

 50000mAhという容量があればXperiaだけにとどまらず、デジカメや携帯ゲーム機、モバイルルーターなどありとあらゆるものへの給電が可能。電気がないキャンプサイトやアウトドアでバッテリー切れの心配なくたっぷり使えます。

 一晩泊まりがけのキャンプでも、これほどの容量があればバッテリー切れに怯えることもありません。非常時の備えとしても、家にひとつあると安心のガジェットです。

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