このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

12月からの実用放送に向けて盛り上がる 4K・8K機器展に行ってみた

2018年04月05日 12時00分更新

文● ハシモト/ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
キヤノンが参考展示していた8Kカメラ

キヤノンが参考展示していた8Kカメラ

 リード エグジビジョン ジャパン主催の「第1回 4K・8K機器展」が4月4日から東京ビッグサイトで開催されている(4月6日まで)。

 本イベントは今回がはじめてとなる4K・8K機器の業界関係者向け商談展で、一般のユーザーの入場はできない。

 基本的に放送や配信などの製品に関する展示が多いのだが、その中でもいくつかエンドユーザー向けの製品も展示されていた。

ピクセラの4Kチューナー内蔵テレビを参考展示

ピクセラの4Kチューナー。電源は入っていたが放送を受信している状態ではないとのこと

ピクセラの4Kチューナー。電源は入っていたが放送を受信している状態ではないとのこと

4Kチューナー。最大の特徴はAndroid 8.0搭載でテレビをスマート化できること

4Kチューナー。最大の特徴はAndroid 8.0搭載でテレビをスマート化できること

チューナーの背面。HDMI出力のほか、USB端子も見える

チューナーの背面。HDMI出力のほか、USB端子も見える

付属リモコン(左)はテンキーなしだが、別途テンキー付きのリモコンも別売で用意するとのこと

付属リモコン(左)はテンキーなしだが、別途テンキー付きのリモコンも別売で用意するとのこと

 まず、先日発表されたピクセラの外付け4Kチューナー。実際に放送を受信してのデモはされていなかったが、電源の入っている状態で展示されていた。

参考展示されていた4Kチューナー内蔵テレビ。展示品は43V型だったがさまざまなサイズラインナップを投入する予定

参考展示されていた4Kチューナー内蔵テレビ。展示品は43V型だったがさまざまなサイズラインナップを投入する予定

 また、参考展示として外付け4Kチューナーの機能を内蔵した4Kテレビも参考展示。年内に発売したいとのことだ。

VESAのHDR認証を取得したフィリップスの液晶モニター

「DisplayHDR 1000」認証を取得したフィリップスの4K液晶モニター

「DisplayHDR 1000」認証を取得したフィリップスの4K液晶モニター

 フィリップスのブースでは、5月に発売予定のHDR 10対応4K液晶モニターが展示されていた。

 こちらは「DisplayHDR 1000」認証モデルとのこと。DisplayHDR 1000はVESA(ビデオエレクトロニクス規格協会)が定めるHDRディスプレーの品質規格で、日本で販売されているモニターでは初だという。

「DisplayHDR 400」認証を取得した4K液晶モニターも同時期に発売する

「DisplayHDR 400」認証を取得した4K液晶モニターも同時期に発売する

 輝度や色域が基準に達している製品のみが認証を受けられる規格で、ハイエンド規格のDisplayHDR 1000以外にミドルクラス向けのDisplayHDR 600、エントリー向けのDisplayHDR 400があり、これらは輝度によって分かれる。

 HDR対応の液晶モニターはいくつか製品化されているが、基本的にモニターは見やすさの観点から輝度は抑えられてきた。しかし、それだとHDRの広い階調を表現しきれず、単にHDR信号に対応しているモニター、という製品もあるという。

 本製品は輝度を高めることでHDRの美しい映像表現をモニター上で再現できるとのことだ。

立ち見客も出たNHKの8Kシアター

NHKブースは全体が8Kシアター。中の気温は高めだったが、暑さを忘れるほどの迫力のコンテンツだった

NHKブースは全体が8Kシアター。中の気温は高めだったが、暑さを忘れるほどの迫力のコンテンツだった

 NHKはブース全体が巨大な8Kシアターとなっており、15分ほどのコンテンツ(紅白のダイジェストや五輪のフィギュアスケート映像、ロックのライブ映像)を上映。

 ほかに展示物などはなく、8Kの映像体験を前面に押し出したブースとなっている。

 シアターは22.2chのオーディオシステムを用意し、大迫力の8K体験ができる。

 中には一度に数十人が座れるような椅子が用意されていたが、回によっては立ち見が出る状態で、来場客の注目度が高かった。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中