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さとうなおきの「週刊アジュール」 第27回

Azureが春のGAラッシュ!

Spark、MySQL/PostgreSQLなどOSSベースのPaaSが色々GA

2018年03月30日 14時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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Azure Traffic Manager:トラフィックビュー、リアルユーザー測定がGA

 Azure Traffic Managerは、様々なAzureリージョンのエンドポイントへのトラフィックのルーティングを制御するサービスです。

 トラフィックビュー、リアルユーザー測定は、2017年9月のIgnite 2017カンファレンスで発表され、プレビューになっていました

 今回、トラフィックビュー、リアルユーザー測定がGA(一般提供)になりました。

 詳細は、ブログポスト「Global performance acceleration with Azure Traffic Manager」をご覧ください。

Azure Traffic Managerのトラフィックビュー

Azure Virtual Network:BGPによるルーティングの無効化

 仮想ネットワーク機能を提供するAzure Virtual Network

 今回、Azure ExpressRouteやAzure VPN Gatewayを使って仮想ネットワークを説即している際に、簡単にBGPによるルーティングを無効化する機能が、GA(一般提供)になりました。

 詳細は、更新情報「General availability: Disable BGP route propagation for virtual network routes」をご覧ください。

Azure Redis Cache:ファイアウォール、再起動、ゾーンへのピン留め

 Azure Redis Cacheは、インメモリデータストアであるRedisベースのキャッシュサービスです。

 ファイアウォール、再起動は、これまでAzure Redis CacheのPremiumレベルでのみ使える機能でした。

 今回、Standard、Basicレベルでも、ファイアウォール、再起動を利用可能になりました。

 また、Azure Redis Cacheを、Azure Availability Zonesの特定のゾーンにピン留めする機能のパブリックプレビューがリリースされました。この機能は、Premiumレベルでのみ使えます。

 詳細は、ブログポスト「Azure Redis Cache feature updates」をご覧ください。

AzureポータルでのAzure Redis Cacheのファイアウォールの設定

Azure Stream Analytics:Visual Studioでのエッジジョブの開発

 Azure Stream Analyticsは、リアルタイムストリーム処理サービスです。

 Visual Studioの拡張機能であるAzure Data Lake and Stream Analytics tools for Visual Studioを使うと、Azure Stream Analyticsのジョブの開発が可能です。

 Azure IoT Edgeは、分析やビジネスロジックをクラウド側ではなくエッジ(デバイス)側で実行できるようにするサービスです。Azure IoT Edgeは、Azure Stream Analyticsジョブをサポートしています。Azure IoT Edgeは、現在プレビュー中です。

 今回、Azure Data Lake and Stream Analytics tools for Visual Studioを使って、Azure Stream Analyticsのクラウドジョブに加えて、Azure IoT Edge上で動作するAzure Stream Analyticsのエッジジョブの開発が可能になりました。

 詳細は、ブログポスト「Now in Public Preview: Visual Studio tools for Azure Stream Analytics on IoT Edge」をご覧ください。

Visual StudioでのAzure Stream Analyticsエッジアプリケーションプロジェクトの作成

Azure Data Factory:Azure AD認証

 Azure Data Factoryは、データ統合サービスです。

 2017年9月のIgnite 2017カンファレンスで、Azure Data Factory V2のパブリックプレビューが始まっていました

 今回、Azure Data Factory V2で、 Azure SQL Database、Azure SQL Data Warehouseに対するAzure Active Directory(Azure AD)認証がサポートされました。

 詳細は、更新情報「Azure Data Factory supports Azure AD authentication」をご覧ください。

Azure Data Factory V2でのAzure AD認証の設定

Azureポータル:3月のアップデート

 Azureポータルは、WebベースのAzureの管理コンソールです。

 Azureポータルで、VM接続ボタンのロジック改善、既存のVMへのネットワークインターフェース追加、NSG(ネットワークセキュリティグループ)でのパブリックに公開されたポートに対する警告といった新機能が追加されました。

 詳細は、更新情報「Azure portal updates: March 2018」をご覧ください。

Usage Details API/Budgets API:タグのサポート

 Azureの利用状況、料金に関する情報を取得できるUsage Details APIBudgets APIで、タグがサポートされました。

 詳細は、ブログポスト「Support for tags in cost management APIs is now available」をご覧ください。

Microsoft IoT Central:Azure IoT Centralに改名

 Microsoft IoT Centralは、IoTデバイスを接続、監視、管理するためのフルマネージドのSaaSソリューションです。

 5月1日に、Microsoft IoT CentralがAzure IoT Centralに改名されます。

 詳細は、更新情報「Name changes: Microsoft IoT Central」をご覧ください。

Azure BizTalk Services:BizTalk Hybrid Connectionsのサービス提供終了

 Azure BizTalk Servicesは、アプリケーション統合のためのサービスです。Azure BizTalk Servicesは廃止される予定であり、後継サービスはAzure Logic Appsになります。

 Azure BizTalk Servicesの一機能であるBizTalk Hybrid Connectionsは、Azure App Serviceがオンプレミスのリソースに接続できるようにします。BizTalk Hybrid Connectionsも廃止される予定であり、後継サービスは、Azure App Serviceの一機能であるAzure App Service Hybrid Connectionsです。

 BizTalk Hybrid Connectionsのサービス提供は、2018年5月31日に終了します。BizTalk Hybrid Connectionsをお使いの方は、お早めにAzure App Service Hybrid Connectionsに移行してください。

 詳細は、ブログポスト「BizTalk Hybrid Connections going end of life May 31, 2018」をご覧ください。

 それでは、また来週。

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