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これが本格eスポーツイベントの中身だ! 大盛況だったDeToNator「NeF」を振り返る

2018年03月29日 19時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトラカクッチ

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PUBG対決中は来客数が多くなりすぎ入場規制に
江尻氏が突発的なトークショーを開催

 ステージがPUBGで盛り上がっていた時間帯は、ちょうど来場者数が増えた時間帯でもあり、残念ながら入場規制が行なわれていた。そのためか、ステージ外にある体験コーナーでDeToNator代表の江尻氏とAVA運営プロデューサーである井上氏による突発的なトークショーが行われるといったサービスがあった。ちなみにPUBGの中継は体験コーナーのモニターでも視聴できるようになっていたため、ステージ外でもしっかりと観戦できた。

13時を過ぎると来場者数が増え、ステージエリアへの入場規制が行なわれた
後ろのモニターでPUBGの実況が行なわれる中、突発的なミニトークショーが開催

ドン勝やカーレースのタイムアタックでマウスパッド
AVA勝負でウェブマネープレゼントなど体験コーナーも大盛況

 混んでいたのはステージだけではなく、体験コーナーも同じ。サイコムが行なっていたPUBG体験コーナーでは、ドン勝、つまり最後の1人にまで生き残ることができると、DeToNatorのマウスパッドがもらえるというチャレンジが開催されていた。実は最初は純粋にPUBGを楽しんでもらうコーナーだったのだが、せっかくのドン勝ならば何かプレゼントをということで急きょ決まったものだ。そのため、ポスターも手作り感あふれるものとなっていた。

ステージエリアと同じく盛況な体験コーナー。イベントへの参加はできないものの、多くの人がPUBGを楽しんでいた
急きょ決まったマウスパッドプレゼント企画。コピー用紙に手書き、しかもマウスパッドは実物が貼られていた

 15時頃に何名くらいがドン勝できたのかを聞いてみたところ、少なくとも5名ほどはドン勝できたとのこと。簡単にドン勝といっているが、最後の1人になるのは実力もさることながら装備や安全地帯運にも左右されるため、やり込んでいる人でも狙うのはかなり難しい。にもかかわらず、これだけの人数がプレゼントをゲットできていたというのだから驚きだ。

 同じくマウスパッドのプレゼントで人気を集めていたのが、ゲーミングチェアのDXRACER。同社の「ドライビングシミュレーターCOMBO300」のデモを兼ねたもので、規定時間内に走ればプレゼントがもらえるという企画だ。会場にはゲーミングチェアが各モデル用意されていたこともあり、試しに座っている人も多かった。

小さな子供も参加。多くの人がタイムアタックにチャレンジしていた
多くのゲーミングチェアが並んでおり、座り心地を確かめる人も多かった

 DeToNatorのメンバーへとチャレンジできるAVAのコーナーは、腕を試そうとする来場者で人だかりができていたコーナーだ。チャレンジで500円のウェブマネー、勝利するとさらに500円分がもらえるということもあり、次々と挑戦者が名乗りを上げていた。女性の参加者もかなり多く、中にはプロに撃ち勝つほどの腕前の人もいた。

こちらはイベント開催前の調整中の様子。対戦するDeToNatorメンバーは固定ではなく、手の空いたメンバーがつとめていたようだ
女性の挑戦者もかなりいて、幅広い層でのAVA人気の高さが感じられた

 面白かったのが、ASUSによるDeToNatorメンバーと一緒に写真が撮れるというパネル。キメ顔のメンバーパネルの間に入って記念撮影してもらえるもので、まるでDeToNatorの一員になったかのような写真が撮れるというものだ。ちなみにこの撮影した写真をTwitterに投稿すると、オリジナルストラップがプレゼントされていた。

DeToNatorメンバーが並ぶ特大パネル。真ん中に立った記念写真を撮影してもらえた

 なお、ステージに登壇しないDeToNatorのメンバーは、代表の江尻氏も含め全員が時間の許す限りこちらの体験コーナーに出てきていて、気軽に記念撮影やサイン、ゲーム話などに応えていた。ステージのあるイベントとなるとどうしてもファンとの距離が出てしまうものだが、気軽に交流できるというのがファンにとってうれしい時間となっていたようだ。

体験コーナーには手の空いたDeToNatorメンバーが顔を出し、気軽にサインなどに応えていた
KOREAチームもPUBGのイベントが終わると体験コーナーへ。こちらも撮影に応えてくれていた

プロゲーマーからメーカーまで集めた
eスポーツについて熱く語るスペシャルトークショー

 さて、話をステージに戻そう。続いてのプログラムは、DeToNator代表の江尻勝氏、メディアコンテンツ研究家の黒川文雄氏によるeスポーツについてのスペシャルトークショーだ。主な内容は、ハードウェアメーカー、ゲームメーカー、そして現役のプロゲーマーから現場の声を聞くといったもので、テーマに沿って、それぞれ参加者に思いのたけを語ってもらっていた。

 テーマは多岐にわたっていたが、そのうちのひとつ「日本のeスポーツに足りないものは?」というのが非常に興味深かった。「他に負けないようなものにしたい」(ASUS 佐藤氏)、「世界大会に行ける日本予選、高額な賞金のでる大会が少ない」(NVIDIA 谷口氏)、「協賛してくれる企業が増えて、色々な大会が開催されてほしい」(AVA運営 井上氏)、「eスポーツを楽しむ人、ゲームが楽しいと思える人がもっと増えてほしい」(DeToNator YamatoN選手)、「ゲームは遊びという意識ではなく、もっとスポーツ観戦と同じように楽しめるようになってほしい」(DeToNator するがモンキー選手)といったように、日本ではまだeスポーツが浸透していないということを懸念している意見が多かった。

左から、するがモンキー選手、YamatoN選手、NVIDIAの谷口氏、ASUSの佐藤氏、AVA運営Pの井上氏。eスポーツに対する思いを率直に語っていた
「日本のeスポーツに足りないものは?」など、テーマに沿って語ってもらうコーナーとなっていた

 なお、このトークショーに参加した人たちは立場は違えど皆、大会やイベントの開催、協賛、参加など、eスポーツの普及に尽力している人達だ。それだけにこれらの努力が実り、eスポーツがメジャーな存在へと大きくなっていくことに期待したい。

 これ以外にも、「それぞれのプロフェッショナルの定義」「2024パリ・オリンピック eスポーツの未来は?」「YouTuberを超えろ!プロのゲーム実況者プレイヤーを目指すキミに!」など、興味深いテーマが続いていた。それぞれの本音が語られていただけに、気になる人はぜひイベント動画でチェックして欲しい。