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シーゲイトが桐島ローランド氏の3Dデータ作成事例を公開

2018年03月21日 11時00分更新

文● まぶかはっと/ASCII

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 日本シーゲイトは3月14日、桐島ローランド氏による、NAS専用ハードディスク「IronWolf Pro」やQNAP NAS製品の「Thunderbolt 3 Highend NAS」を活用した3Dスキャニングの事例を紹介する記事を公開した。

 桐島ローランド氏は、60台のカメラで人を撮影し、3Dデータを作成する「AVATTA」の代表。AVATTAはフェイシャル3Dデータをベースにしたリアルアバターの作成や、必要な表情パターンを撮影することで、リアルな表情のアニメーション動画などを作成できる3D専用のスキャニングスタジオ。

 スタジオには3Dデータの作成のために莫大なデータ容量や、安全で速く、安定した環境が必要になる。そこで、IronWolf ProやThunderbolt 3 Highend NASが活躍しているという。

 Thunderbolt 3 Highend NASはメディア制作者やクリエイティブなプロフェッショナルのストレージニーズを満たすように設計されており、高速な転送速度と拡張可能なデータストレージを備えている。Apple Final Cut Pro X 10.3において新しく追加されたSMBプロトコルにより、MacとWindowsユーザー間のコラボレーションがより迅速かつ簡単になり、生産性が大幅に向上するという。

 IronWolf Proは、24時間常時稼動で読み書き頻度の高いシステム用で、RAID構築を含むNAS向けにも対応するHDDとして開発された。独自テクノロジーの「AgileArray(アジャイル・アレイ)」は主にNASに求められる機能をまとめたハードウェア、ファームウェアの総称となっている。

 AgileArrayの4TB以上のモデルには、振動対策のための加速度センサー「RV sensor」を搭載。回転振動を的確にとらえて振動によるトラッキング性能の低下を予測し、ヘッドを正しい位置へと補正することで、正確なデータ読み出しを可能にしているという。

 またIronWolfは、ディスクプラッターにキャッシュ領域を確保できる。キャッシュ領域を有効に使うことで、ファイル消去の危険性を最小限に抑えつつ、書き込み処理速度のアップを図れるとのこと。

 そのほかにも、「RAID構成時の最適化」として、誤り検出時のリカバリー時間の適切な調整がファームウェアに組み入れられているという。オプションで2年間のRescueデータ・リカバリ・サービスもつけられるという。

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