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次回の入荷は3月下旬の見込み

大人気の完全ワイヤレスイヤホン「EARIN M-2」発売遅延を詫びる

2018年03月19日 21時30分更新

文● 飯島恵里子/ASCII

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EARINのCo-Founderで創業メンバーのひとりであるPer Sennström(ペア・ゼンストローム)氏とEARIN M-2(ブラック)。価格は3万2184円

 3月15日、EARINのCo-Founderで創業メンバーのひとりであるPer Sennström(ペア・ゼンストローム)氏を交えたプレス向け製品試聴会がスウェーデン大使館で開催された。

 2017年7月に開催したM-2の発表会では、ブラックは2017年8月末予定と発表していた。このたびの発表会はまず、ゼンストローム氏が発売延期理由を解説するところから始まった。

 2017年8月下旬に大型台風が2度発生し、香港や中国では大きな被害を受けた。M-2のサブアッセンブル工場、部品工場、素材供給企業が影響を受けたため、供給元の変更のほか設計変更も必要になったためだという。

 ブラックは2018年2月下旬に初回限定数を発売開始したがすでに品薄となり、次回の入荷は3月下旬の見込み。なお、シルバー色のモデルは色味をスペースグレー系に変更を予定しており、2018年6月の発売を目指している。

前モデルM-1から外装、内装ともに見直し

 まず、イヤーピースを内包するカプセルの形状、収納方法を変更。イヤーピースと充電トレーは、マグネット式のため、トレーを逆さにしても落ちない。カプセルサイズは、M-1の21.0×95mm、重量42.0gからM-2は23.0×99mm、重量56.0gと少し大きくなっている。

 人間工学的デザインを取り入れたイヤーピースは、タッチセンサー操作、マイク、ノイズリダクション、フォームタイプのイヤチップを標準装備する点が、M-1と比べた進化点になる。

 MiGLOテクノロジーを採用し、低周波磁気による無線伝送方式で左右のイヤフォン間を接続するという。そのため、消費電力を低減しながらもドロップアウトを解消する無線技術、リップシンクを維持する低レイテンシ・オーディオ伝送、すテレを・イメージを維持する高精度の左右オーディオ同期を特長するとうたい、「ゲームでも利用できる」と話した。

 ひとつのイヤーピースに2つのマイクを搭載し、電話着信の応答やSiriやGoogleアシスタントに対応。トランスパレンシー機能を搭載し、電車で移動中にアナウンスを聞くなど外の環境音を取り込むことも可能だ。

バンナイズ製のポーチを発売予定

 EARIN M-1、M-2の両モデルに対応した、バンナイズ製のキャリングポーチの製作が進んでいるという。発売時期や価格は現在未定。


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