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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第551回

「不思議の国」的な原宿の猫カフェで撮った猫たち

2018年03月17日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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後ろ足2本で立ち上がる猫にビックリ

 この猫カフェ、外国人旅行者がすごく多くて、みんなスマホで猫撮りまくり。まあ、気持ちはわかる。こんな店、ないだろうし。

 猫カフェで猫を撮るとき、というか猫カフェで撮った猫写真をアップするときは他のお客さんの顔が写らないよう注意すること。

 そのころ岩井さんはというと、シチュエーションごとにカメラやスマホを渡して、簡単なポイントをお教えして、あとは自由に撮っていただいてました。

 私が「誰かが横にいてちょくちょく口を出される」のがイヤなので、そうならないようそっと見守りつつ、ときどき設定やアングルなどのアドバイスをしつつ。

 たとえば、猫目線で撮るときはカメラやスマホをこう持つといいとか、ちょっとしたアングルでとか。

 前ページの冒頭写真はキャットタワーからはみ出てる猫を下から撮った写真。自由なアングルで撮れるのがいいのだ。

 面白かったのがこのミーアキャット猫。ミーアキャットのキャットは猫だからなんかヘンなんだけど、ミーアキャットって後ろ足で立つ姿が有名じゃないですか。

 で、猫の気を引くときはこうすればいいですよ、ってコツを教えてやってもらったら、それが気になったのかぴょこんと立ち上がったのだ。

 これはびっくり。おもわず自分のiPhoneでも撮っちゃったの図。

すごく上手に後ろ足としっぽでバランスを取ってて、前足がたらんとしてるとこもまたよし。これにはやられた。思わずiPhone Xのポートレートモードで(2018年3月 アップル iPhone X)

すごく上手に後ろ足としっぽでバランスを取ってて、前足がたらんとしてるとこもまたよし。これにはやられた。思わずiPhone Xのポートレートモードで(2018年3月 アップル iPhone X)

 この日は雨。

 夜の室内で壁の色もカラフルで、撮影条件として過酷だったけど、雨粒がついた夜の窓ガラスを背景に、ってのもよい。

雨の窓ガラスと猫。窓の向こうは竹下通り(2018年3月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

雨の窓ガラスと猫。窓の向こうは竹下通り(2018年3月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

 とまあそんな感じで楽しく猫を撮影するお仕事をしてきたのでした。

 さて、猫に遊ばれてた私のバッグと上着はどうなったか。

 毎回お店の人が猫を引き剥がしてくれてたのだが、それも悪いよねってことで、上にブランケット(お店に装備されている)をかけてもらったのである。鮮やかな紫のブランケット。

 そしたらなんと、ブランケットにのっかって掘りはじめたのだ。掘れば下から出てくると思ってるのか顔をブランケットに突っ込んで掘ってる。

 あまりにおもしろ可愛いので撮影。

何が気に入ったのか、夢中でブランケットを掘ってるの図(2018年3月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

何が気に入ったのか、夢中でブランケットを掘ってるの図(2018年3月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

 うん、確かに猫は掘ることある。昔飼ってた猫はよく布団の上にのっかって布団を掘ってた(何が見つかるとおもってたんだろう)。

 掘る姿が面白かったので今回はこれで締めってことで。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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