「這いつくばって猫に近づけ」が週刊アスキーに出張して参りました。
正確にいえば、週刊アスキーの「ねこちゃん写真術特集」で、私はハライチの岩井さんに猫撮影のコツを教えるという役で呼ばれたのである。
場所は原宿の竹下通りにある「猫カフェ MOCHA(モカ)」。ここがもう猫ファンタジーランドみたいな面白い場所で、不思議の国のアリスをイメージした内装の中をもふもふふわふわの猫たちが走り回ってるさまがたまらんのである。
私が岩井さんに何をレクチャーしてどんな写真が撮れたか、撮影風景はどうだったか、という点に関しては「週刊アスキー」(1172号、4月3日配信開始)の特集「ハライチ岩井勇気と学ぶねこちゃん写真撮影術」を見ていただくとして(ここで私が書いちゃったら台無しだし)、今回は同行しながら合間合間に撮った猫カフェの猫写真たちを。
この猫カフェの面白さは非日常空間ゴージャス!
店によって内装コンセプトが違うそうだが、今回の竹下通り店は「不思議の国のアリス」コンセプトだけあって、非日常感バリバリ。
猫カフェって「カフェに猫がいる」、あるいは「猫が自由に遊んでる保育園に遊びに行ってお茶する」ってイメージなんだけど、ここは「猫が遊ぶ非日常空間で現世を忘れる」ってのがぴったり。
非日常的な空間なカフェを訪れても、客とウエイトレスだけだと今ひとつ現世を抜け出せない感があるんだが、猫という自由気ままに、しかも立体的に動き回るもふもふでふわふわがいると、非日常空間が出現するのだ。
面白いものである。
エントランスを入ると左右に長い廊下があり、それぞれ別内装の大きめの部屋がある。それらにソファがあってくつろぐのである。
そこで猫を撮ったり猫を撮る岩井さんを撮ったりレクチャーしたりしながらふと横を見ると、私の上着が襲われてる。
普通、猫カフェに入るときは荷物や上着はロッカーにしまって中に持ち込まないのだが、今回は取材ということで撮影機材なんかもあるので、全部中に持ち込んじゃってたのだ。で、ソファの片隅に上着とバッグを無造作に置いておいたらこんなことに。
こういうところの猫はちゃんと爪も切られてるので穴が空いたりする心配はないので面白がって放置することに。
何が気に入ったんだろうねえ。うちの猫の臭いがついていたのかもしれない。ちなみにこの遊んでる子はまだ若くて、見知らぬものは何にでも興味がある年頃なのでさもありなんである。
ではもうひとつの部屋へ移ろうってんで廊下を見ると、こんなことになっておりました。
晩ご飯の時間が近いので猫が集まってきてるらしい。
廊下の本棚はインテリアとしての洋書でも並んでいるのかと思いきや、ジャンプ漫画をはじめとして、ずらっとコミックが並んでて、これ、ひとりで来たら猫撫でながら延々とマンガ読んじゃうわ、という感じだ。
廊下の様子が面白かったので這いつくばって望遠で。
部屋の入口に集まって会議をはじめたので中に入れません。
何の会議をしてるんだか。
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