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柳谷智宣のkintoneマスターへの道 第44回

万が一に備えたバックアップ方法2種

kintoneアプリのデータをバックアップする方法

2018年03月08日 11時00分更新

文● 柳谷智宣

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その2:連携サービス「kBackup」で添付ファイルやサブテーブルもバックアップ

 テンプレートとCSVファイルでのバックアップは手間がかかるし、添付ファイルやサブテーブルの情報などはバックアップできない。添付ファイルやサブテーブルもバックアップしたいなら、「kBackup」というサイボウズスタートアップスが提供するkintone連携サービスを利用するといいだろう。まずは、30日間の無料試用ができるので試してみよう。

まずは無料の申し込みをする

メールでURLが発行されるので、アクセスして接続設定を行なう

「kBackup」の画面が開いたら「バックアップするアプリの追加」をクリックする

バックアップするアプリのURLを登録する

アプリが登録され、バックアップできるようになった

指定したタイミングが過ぎると、1日に1回バックアップされる

「添付ファイル」タブでは添付ファイルを確認できる

添付ファイルをダウンロードできる

 アプリを作り直す時など、データを元に戻す場合はレストアしたいアプリの「定期バックアップ」を開く。戻したいバックアップ日時の「リストアする」をクリックし、データを読み込むアプリのURLを入力する。続けて、「リストアチェック開始」をクリックしてデータを確認し、問題ないようであれば「リストアする」をクリックする。しばらく待ち、「計○件のリストアが完了しました」と表示されたらOK。添付ファイルやテーブルを含め、元と同じデータが入ったアプリを利用できるようになっているはずだ。

「定期バックアップ」をクリック

元の環境に戻したい日時の右にある「リストアする」をクリックする

アプリのURLを入力して「リストアチェック開始」をクリック。問題ないようであれば、続けて「リストアする」をクリックする

リストアが始まる。添付ファイルがたくさんある場合などは時間がかかる

標準機能では対応していない、添付ファイルのレストアもできた

ユーザーが存在しない場合などはエラーが出るが、データを入れ替えることで読み込み処理を続行できる

 ちなみに、「kBackup」は3種類の料金プランが用意されている。添付ファイルをバックアップするなら真ん中のスタンダードプラン(月額1万2000円)を選ぼう。今回は触れなかったが、レコードを追加したり編集したタイミングで自動的にバックアップする「オンラインバックアップ機能」を利用したいならプレミアムプラン(月額1万5000円)が必要になる。

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