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「avenue jam」特別対談第18回

対談・Planetway CEO 平尾憲映×取締役 事業推進本部長 大山健司対談 第3回

会社は小さいがまずは100億円から 皆をアッと驚かせたい

2018年03月08日 09時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita) 編集● ASCII

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 サイバー国家エストニアのセキュリティー技術を応用した情報インフラを設計するプラネットウェイ。いま同社には業界のトップランナーが次々と集まっている。2月1日付でジョインしたのは日本IBM BlueHub企画推進室長として知られる大山健司氏。大企業とスタートアップを結びつけ、新たな事業を生み出すオープン・イノベーションのプロフェッショナルだ。大山氏はプラネットウェイが新世代のオープン・イノベーション・プラットフォームの草分けになると確信している。顧客情報を活用した新たなサービスをつくりたいが、情報漏えいの恐れから承認がおりない──大手新規事業担当が抱えがちな悩みを、セキュリティーを担保した上、大手IT企業の囲い込みとも無縁なオープンな環境で解決できるはずだ。大山氏はなぜプラネットウェイへの移籍を決めたのか。同社代表・平尾憲CEOとの対談で明らかにする。(全3回)

Speaker:
プラネットウェイ 代表取締役CEO
平尾憲映

1983年生まれ。エンタメ、半導体、IoT分野で3度の起業と1度の会社清算を経験する。学生時代、米国にて宇宙工学、有機化学、マーケティングと多岐にわたる領域を学び、学生ベンチャーとしてハリウッド映画および家庭用ゲーム機向けコンテンツ制作会社の創業に従事。在学時に共同執筆したマーケィングペーパーを国際学会で発表。会社員時代には情報通信、ハードウェアなどの業界で数々の事業開発やデータ解析事業などに従事。

プラネットウェイ 取締役 事業推進本部長
大山健司

1972年生まれ。コンサルティングファーム、証券会社(M&A部門)、ベンチャー企業を経て2012年より日本IBMの事業戦略コンサルティング部門に赴任。2016年より、スタートアップの事業育成支援と、大手企業とスタートアップのオープン・イノベーションを促進するIBM BlueHubのリーダーとして主に事業開発を担当。事業戦略策定、新規事業企画/開発、国内/海外のM&Aアドバイザリー、IPO関連コンサルティング等の実績多数。2018年より現職。

ジョインした以上は、一緒に世界を変えましょう

大山 今までの日本のスタートアップとの大きなちがいは平尾さんのこういうキャラクターですよね。大きなビジョンも持っているし。とはいえスタートアップの投資ラウンドとしてプラネットウェイはまだシード段階です。平尾さんには投資家に対して話をしてもらうとか、パブリックに意見を発信する立場をとってもらいたい。日々のオペレーションはわれわれがしっかりやらせてもらうので。

平尾 起業してからまだぼく自身のキャラクターや能力を100%入れられたことがないですからね。大山さんが入ったことで安心して突っ走れます。オペレーションスタッフなどはまだ必要ですが。

大山 オープンプラットフォームはすぐには使いこなせないんじゃないかと感じます。外部との連携には解放というハードルが必ずあるので、先導役というか、それを取り払うために教えてあげる役割も必要です。プロジェクトの中では、そのような後押しがあるとより普及すると思います。これから立ち上げるプロジェクトやオープン・イノベーションのための取り組みの中ではそういう人員も提供していきたいですね。

平尾 そこは大山さんにぜひプロジェクトクリエイトしてもらいたいところですね。

大山 今はパイプラインの洗い出しをして、東京海上グループに次ぐ第2の案件をいかにすばやく見つけるかです。1~2ヵ月のあいだに2件くらい個別のプロジェクトを成約させられたらと。うちのプラットフォームを自らのクライアントに展開してくれる(日本ユニシスに続く)パートナーさんの開拓も進めていきます。うちはベンチャーなので、自前で広げていくのは限界がありますからね。その後は、(BlueHubでもこれまで手掛けてきたように) 特定の業界やテーマを決め、複数の企業が参加するプログラムを組成して、よりプラネットウェイのプラットフォームを拡散するための仕掛けを打ち出していくのが筋道かなと思っています。

平尾 ぼく自身もPoC(Proof of Concept=技術検証)の案件獲得には関わりますが、全部やっていると遅れちゃうので、7割くらいをおまかせしたいと。でも、うちのプラットフォームを説明するためお客さんのところにいっても、まだブチキレられることがあるんですよ。その時には反論することも多いです。「オープンイノベーションってなんですか! 何のためのイノベーションなんですか!」と。そうやってケンカしたところとは仲がよくなっているので、間違ってることは間違ってるとこれからも言っていきたいですね。そうやって、本当に強い想いを持っている企業に使ってもらうべく、これからも啓蒙していきたいと思っています。

大山 そういえば、以前も「御社の仕組みはブロックチェーンとどうちがうんですか?」といわれてムッとしてましたよね(笑)。

平尾 まあまあいいんですけどね……。

大山 とにかくジョインした以上は、一緒に世界を変えていきたい。プラネットウェイにはそれだけのしくみもあるし、メンバーもそろっているし、思いも強い。半年~1年間でいろんなインパクトを与えられると思っています。

平尾 ぼくも世界を変えたいし、レコードを全て塗り替えていい社会をつくりたい。それができるメンバーが集まってきているので、あとはどれだけ早くできるかです。

大山 まずは驚かせたいですね。「シードで100億円!?」とか。海外ではよくありますが、そういう事例は日本でなかなかないので、まずはサプライズを起こしたい。そのためには今、構想段階にある様々な取り組みを形にし、一つ一つ結果を出して行きたいと思っています。

(提供:プラネットウェイ)

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