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AIを成長させる包括的学習環境「ABEJA Platform」正式版

小売・流通向けを「ABEJA Insight」に改定、製造・インフラにも拡大

 ABEJAは2月22日、「ABEJA Platform」の正式版を提供開始したと発表した。AI成長のための、データ取得/蓄積/学習/デプロイ/推論・再学習が実装可能だという、包括的なパイプラインプラットフォーム。

 2017年9月に先行開始したベータ版の機能に、学習サイクルにおけるディープラーニングモデルの設計と、AIトレーニングの機能を追加。AIの成長に必要とされる10工程を、オープン環境で包括的に利用できるという。同社ではAI、特にディープラーニングの実装・運用で、大幅な省力化・自動化が可能としている。

ABEJA Platform

 また、従来提供していたパートナープログラム「ABEJA Platform Partner Ecosystem」を、新たに普及・実装パートナー「Marketing Partner」とディープラーニングの専門家パートナー「AI Professional Partner」の2タイプに再編。さらに小売・流通業界を対象に提供していた「ABEJA Platform for Retail」を「ABEJA Insight」と改め、新たに、製造業界とインフラ業界を対象としたパッケージを追加したと発表した。

 小売・流通向けはカメラなどからデータを取得・蓄積して数値化・可視化。製造業向けは自動検品や機器の異常予測、商品の仕分けなどを提供。インフラ業界向けは異常診断や故障予測、需要の予測などで安全・安定稼働を補助するという。製造業向けとインフラ業界向けは、事前に一定量の基礎データが必要としている。

 価格はABEJA Platform/ABEJA Insight共に、月額60万円から。これと同時に、同社はシンガポール国立大学との共同開発・人材育成プロジェクト覚書締結を発表している。

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