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セミナー・イベント情報@プログラミング+第23回

2018年3月17日(土) 24日(土) 開催『道具としてのPython ~最適なカリキュラムで学ぶ2日間~』

人気Pythonセミナー講師が教える「リアル講座を活用したプログラミング学習のススメ」

2018年03月01日 19時00分更新

文● 宮川大輔、編集● プログラミング+編集部

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好評の入門者向けPython講座について魅力と特長を講師自らが紹介します

 当編集部がプログラミング+セミナーとしてご提供してきた講座/セミナー内容のなかで、もっとも数多くの開催を重ねてきたのが『道具としてのPython ~最適なカリキュラムで学ぶ2日間~』と題したプログラミング入門者向けのPython学習講座です。本講座の7回目となる開催を、2018年3月17日(土)、24日(土)の2日間で行うことになりました。

 これまで毎回さまざまな業界・職種の方々に受講していただいてきた講座ですが、今回の開催にあたり「なぜ2日間の受講が有益なのか」や「有料講座を受講するメリット」など、Pythonを学んでみたいとお考えの方々に対し「まだまだその魅力を伝えきれていない!」との思いから、改めて講師を務める宮川大輔氏にインタビューを実施。講座の魅力や特長、受講の検討にあたって気になるポイントなどについて、Q&A形式で講師自身による回答をお届けします。

 記事はもちろん「講座をもっと多くの方に知っていただきたい」という内容ですが、Pythonというプログラミング言語を学ぶこと自体の醍醐味や、さまざまな学びのスタイルがあるプログラミング学習方法のなかで「リアル講座を活用すること」のメリットなど、プログラミング学習に興味をお持ちの読者さまにとって有用なQ&Aとなっています。本稿がご自身に合ったプログラミングの学び方や言語選びの一助となれば幸いです。そのなかで本講座に関心を寄せていただけるようであれば、是非受講をご検討ください。

講師プロフィール:宮川大輔(みやかわだいすけ)

群馬県太田市生まれ。2007年東京大学修士課程を卒業し、Google Japan入社。Google US勤務を経て現在は株式会社mokha取締役。大学在籍時よりPythonを使用し、日々の作業からB2B商業ソフトウェアシステムに至るまで、幅広く利用している。著書に『Effective Android』。Schooにて『Python実践』を担当。技術者コミュニティによる技術の啓蒙活動に強い関心があり、『DroidKaigi』、『技術書典』にスタッフとして参加。『技術書典』では、印刷所と直結した書籍の自動入稿システムをPythonを用いて実装した。

Q1:プログラミングを初めて学ぶ人が「Python」という言語からスタートするメリットはなんでしょうか?

 まず「Pythonは書きやすく読みやすいプログラミング言語だ」と言われています。

 入門向けに使用される他のプログラミング言語のなかには「おまじない」とも言われる、初学者には意味が分かりづらいキーワードの羅列を要求させるものがあります。そのような「おまじない」がPythonにはあまり存在していません。これは、入門者が「思ったとおりに」プログラムを書きやすいことを意味し、また与えられたプログラムが「思ったとおりに」動作することに結びつきます。

 次に、Pythonはプログラミングのプロにも愛されるだけの機能を持っています。

 いわゆる「AI(人工知能)ブーム」においてはPythonでプログラムを記述することが数多くあります。また、IoT・フィンテック・クラウドといった分野でもPythonの活躍は目立ちます。本講座で学んだことをそのままプログラミングの現場で使うことができます。

 最後に、PythonはOSS(Open Source Software)であり、基本的なツールが全て無料で利用できることが挙げられます。

 プロ向けのツールのなかには、はじめから有料のもの、もしくは無償版があったとしても重要な機能が有料なものも数多くありますが、Pythonおよび関連するソフトウェアに関しては、かなりの部分が無償で利用できます。よって、本講座で学んだ後で課金に悩まされるということはほとんどありません。

【著者注釈】全てのツールが無料、ということではありませんし、プログラムを動作させるクラウド上の環境等には別途料金がかかることはありますが、それは他の主要なOSSのプログラミング言語も同じです。

Q2:いま「Python」を学習することで期待できるのは、どのような業務や用途への活用でしょうか?

講師の宮川氏(左)と当編集部の遠藤(右)。

 現在ニュースを賑わせている「AI」「IoT」「フィンテック」といった多くの分野でPythonが使用されています。Pythonを深く学ぶことはつまり、これら新分野の技術に触れることが可能になることを意味します。またそのような新しい分野でなくても、Pythonでプログラムを書くことで多くの「雑用」を自動化できる可能性があると考えます。

 たとえば社員300名の会社で、社員それぞれの出退勤時刻が毎日決まったフォーマットで与えられるとします。そして事務部門は、毎日の平均残業時間を計算して図表にしたり、最も長く残業をしている社員トップ5人を見つけ出したり、タイムカードの履歴から不思議な時刻に出退勤している社員を見つけたりといった各種の業務を、毎日毎週毎月行うとします。

 このとき「表計算ソフトに300名分のデータを手作業で入力して分析する」というのもひとつの手ですが、Pythonを用いればこれらの作業を自動化することができたり、さらには社長へ「エグゼクティブサマリ」をメールで毎週送付するようなプログラムを書いたりすることも、プログラミングを通じて可能となります(というよりも、世の中のBIツールというのはPythonのような高機能で本格的なプログラミング言語を用いてそれを達成しているのです)。

 前述の通りPythonは「読みやすいプログラミング言語」であることから、プログラム自体をそのまま一種の「ドキュメント」として残せるという利点もあります。表計算ソフトの操作スキルには「非常に大きな個人差がある」とも言われていますから、プログラム化することによる恩恵は膨大です。日々の雑用を「プログラミングによって自動化する余地」は、現在の日本の企業においてまだまだたくさんあると言われています。プログラミングに縁遠い職種の方こそ、Pythonを通じてプログラミングを学ぶことによってそのような「自動化する余地」を見つけられる可能性をお持ちなのだと言えるかもしれません。

Q3:半日~1日参加の入門講座と、2日間受講するこの講座とでは、カリキュラムや学習できる内容にどのような違いがありますか?

 本講座はPython環境の準備からスタートし、機械学習・データサイエンスの入口に至るまでの道筋演習も交えて重点的に学んでいきます。特に講師が教える「座学パート」と受講者に実際に考えながらプログラムを書いてもらう「演習パート」のバランスには注意を払っています。座学と演習双方を十分行いつつ本講座のゴールにたどり着くには、2日は最低限必要と考えています。

 短期間の講座では、講師が説明に終始するもの、講師の提供するプログラムをただ意味も分からず闇雲に実行するだけのもの、ただタイプする(「写経する」などと言われる)だけのものとなりがちな印象です。これを踏まえると、限られた時間の中でPythonを理解し、使えるようになってもらうことが本講座の主眼ですので、そのような「教える側の事情」に基づいた短絡的な方式は可能な限り避けるようにしています。

Q4:無料~低価格で参加できるプログラミング勉強会や自習会と、有料講座を受講することの違いは、どのような点が挙げられますか?

 本講座では入念に構成した資料と演習の他に、経験豊かなアシスタントによる実地でのサポートを提供しています。講師とアシスタントは事前・事後に受講生がつまずいたポイントなどを共有してコンテンツや教え方の改善をこれまでも繰り返しています。7回目となる今回の開催ではそれらのノウハウも活かした内容をご提供できるものと考えています。また、Python講座のなかでも、受講のゴールを現在Pythonの利用シーンで期待される方向性に絞っている点に特色があります。他の有料講座との比較においては、この点についても考慮に入れてくださればと思います。

 もちろん本講座が無料の勉強会や自習会、書籍を用いた自学習を否定しているわけではありません。むしろそのような機会をこれまでに利用してプログラミングを試み、良い感触や実感を得られなかった方にとって、本講座受講の恩恵はより大きくなる可能性があります。

2日間の会場となる角川第3本社ビル。

Q5:これまでの受講生には、プログラミング経験が全くの初めてという方も多かったのでしょうか?

 他のプログラミング言語経験をお持ちの受講者が多めだという印象はありますが、入門者でも非常に充実した学びを得た方が多数いらっしゃいます。プログラミング経験に不安をお持ちの方こそ、対面の講座であることを是非利用していただき、講師やアシスタントのサポートを「フル活用」されることを強くおすすめします。そうして積極的に質問くださることを、講師陣は常にお待ちしております。

 また本講座のカリキュラムや資料は、Python環境の準備でスタートし、プログラミング言語の基本的な機能から順番に説明しており、プログラミング入門者でも学び始めやすい配慮をしている内容となっています。よって、プログラミングの入門者が本講座の内容を学ぶことは十分可能だと考えます。

 ただしまったくのプログラミング入門者が理解し切るという観点で言うと、2日間で教える内容として本講座は「非常に密度が濃い」とも指摘されています。あるアシスタントによれば、大学でプログラミング入門で教える授業で考えるなら「この2日間の内容は半年かけて教えるので精一杯だ」とのことでした。

 講師・アシスタントは可能な限り受講者をサポートする所存ですが、2日間で十分に内容を理解するうえでは、少なくともPCの操作に慣れていて、タッチタイピングができる程度のスキルは必要かもしれません。さすがにパソコン入門講座ではありませんので、PCの利用経験は必須とさせていただいています。

Q6:「Python講座」と銘打った講座・セミナーは他にもありますが、そのなかで本講座を選ぶ理由になるような特長はありますか?

「Pythonをより多くの方々へ触れてもらいたい」という宮川氏と遠藤の思いから始まった本講座。好評を受けて7度の開催を重ねた。

 特にAI・機械学習・データサイエンスなどの分野で使う諸技術に重点を置いたカリキュラムとしており、スムーズにその領域の学習へ入れるよう工夫しているのは、本講座の大きな特長だと言えます。

 プログラミング言語Pythonは「汎用プログラミング言語」と呼ばれるもので、必ずしも、AI・機械学習・データサイエンスに限られたツールではありません。非常に多彩かつ魅力的な機能に溢れているがゆえに、この言語のすべてを学ぶには膨大な時間がかかるでしょう。一方、学ぶ側の時間は有限です。限られた時間の中ではすべてを学ぶことはできません。

 そのため一般に、講座ではPythonの重要トピックを精選して提供させていただくわけですが、従来のPython講座ではごく一般的な「プログラミング」の文脈でカリキュラムを構成することがまだ一般的です。この場合、AI・機械学習・データサイエンスの文脈でまず求められる内容と乖離した機能が優先的に紹介されるといったことがあります。それは結局、限られた学習時間を有効活用できない可能性が高いということでもあります。

 本講座では、データサイエンスの分野で優先度の高いデータの扱いに特に重点を置き、「プログラミング」的な講座と補完し合える内容を提供していると自負しております。またPythonの使い方のほか、データサイエンスの入り口となる基本的な考え方までを講座内でご紹介することで、現在豊富に提供されている「PythonによるAI・機械学習・データサイエンス入門」といった資料や他講座へスムーズに移行できると考えます。

Q7:受講生の評判はいかがでしょうか?

 おかげさまで非常に好評いただいております。客観的な事例として、ある会社の方に受講くださり、後日その受講者の紹介で同社の別の方が別途受講されたというお話を、複数の会社の方々からお伺いしました。このように紹介いただけるということは極めて光栄なことですし、大変に有り難い限りです。

Q8:他言語でのプログラミング経験がある場合、この講座を受講をすることは有益でしょうか?

 有益だと考えます。過去の講座でも他の言語での十分なプログラミング経験をお持ちの方から好評いただきました。

 本講座ではPython特有の文法やツールについて実用的な側面にほとんどの時間を割いており、プログラミングそのものに関する理論的な講釈は少なめです。「Pythonだとこう書くのか」や「Pythonだとこういうこともできるのか」といった多くの発見を、経験者の方にもしていただくことができるでしょう。

Q9:講座内で受講後の自学習についてや、その際に参考となる書籍などについてアドバイスをもらうことはできますか?

 はい。時間の許す限り、講師が知る限りでアドバイスを差し上げております。過去には実業務における課題の解決方法についての簡単なディスカッションに発展したこともあります。

Q10:初日に「懇親会を兼ねた復習タイム」があると記載されていますが、これまでどのような質問や相談がありましたか?

 これまでに本講座を受講された方々のほとんどが、趣味目的としてよりも、本業やご自身のキャリアを含めた「将来」において「どのようにPythonやプログラミングを利用していくべきか」という問題意識を持って臨んでおられる、という印象を持っています。これはおそらく、本講座が有料であり、その結果として受講生の方々それぞれが明確な意志を持って受講されているという、ある種の喜ばしい副作用なのではないかと思います。

 そういった問題意識を皆様が背景にお持ちであることからか、懇親会ではPythonそのものに関する質問というよりも、本業・キャリアにおいて解決していくべき課題や、Python・IT業界の今後の可能性など、本講座の内容に縛られない幅広い議論を行うことが多いように思っております。

 そもそもソフトウェア・エンジニアリングの経験の深い方も多く、「相談」というよりもディスカッションと呼ぶにふさわしい会話の方が盛り上がる傾向にあります。あるいは異業種交流とでも申しますか、受講者と講師とのあいだで、業界の違いに基づいた情報交換等も活発に行なってきたようにも思います。最近はいわゆる「IT業界」のみならず、製造業や医療など多方面の領域でプログラミング技術、特にPythonの採用が増えていますから、参加者のバックグラウンドの幅広さも講師の想像を超えるものがあります。

大学講義なら半年かかる内容を2日間で学べる!!

皆さまの受講を主催者一同お待ちしております!!。

 編集部からの質問に丁寧な回答をくださった宮川氏の言葉から、Pythonを学ぶことで拡がる可能性や、2日間という限られた時間に濃密な学びを体験していただけることが、読者の皆さまに伝わったのであれば幸甚です。大学のプログラミング講義であれば半年を要するほどの内容を、土曜2日で学べる『道具としてのPython ~最適なカリキュラムで学ぶ2日間~』へ、多くの方の受講をお待ちしております。

講座開催概要

  • 日時:2018年3月17日(土)24日(土)10:00~19:00
  • 会場:角川第3本社ビル(東京都千代田区富士見1-8-19)
  • 主催:株式会社角川アスキー総合研究所
  • 講師:宮川大輔 氏
  • 対象者
    企業における業務・研究・クリエイティブ分野などで、Pythonの活用を考えている方。ソフトウェア開発に従事している方でなくてもプログラミングとは何かに関して一定の理解があり、今後、Pythonを使った開発を行うことに明確なモチベーションをお持ちの方
  • 参加費:5万4000円(税込)
    ※講座受講費のほか、2日分のご昼食・懇親会参加費・アフターサポート費が含まれています
  • 機材等
    Pythonをインストール可能なノートPCを持参して使用していただきますが、適切なマシンが用意できない方にはPC(Windows 10ノート)をご用意します
  • 参加お申込みPeatixページをご覧ください

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