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ARやVRとは? さらにMRやXRまで!? 何がどう違うのか改めて解説だ!

2018年02月26日 11時00分更新

文● 小山安博、編集●ASCII編集部

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そもそもAR、VRとはどんなもの? MRやXRとは?

 

 2017年は、AR、VRと話題がネット上を賑わせ、普及に向けてさまざまな活用例が登場した1年だった。しかしAR、VRは似ているようでいて違う概念であるため、あいまいにしか理解できていないという方はまだまだ多い。そんな中、新たにMRやXRという単語も登場し使われるようになってきた。そこで今回は、AR、VR、MR、XRがどのようなものなのか、改めてまとめてみたのだ。

“現実の世界”に新たな情報を付加して“拡張”する「AR」

 ARとは、「Augmented Reality」の略称にあたり、日本語では「拡張現実」などと訳されている。肉眼で直接見る現実の世界に対して、本来現実空間に存在しない情報を表示するというものだ。例えば、自然の風景や市街地を見ていて、山の名前を知りたいとき、街中のビルに対してARでは山やビルの名前が表示される。メガネを通して見える風景は現実なのに、本来存在しない映像やアイコン、文字などさまざまな情報が付加される。現実には存在しない情報があたかも追加されたように拡張されるのがARだ。

 ARの分野では、アップルが「iOS 11」において「ARKit」フレームワークを公開したほか、Googleも新たにAndroid端末向け「ARCore」フレームワークを発表した。さらに、インテルもARスマートグラス「Vaunt」を一部米メディアに公開するなどの動きが見られ、今後一段と注目度が高まりそうなテクノロジーといえるだろう。現在これらARデバイスの代表例といえる製品は、エプソンのスマートグラス「MOVERIO」シリーズで、活用例も数多い。

エプソン「MOVERIO」(モベリオ)シリーズ最新モデル「BT-300」
エプソンのスマートグラス「MOVERIO BT-300」装着時の様子。ヘッドセット部分は、サイズ約191×178×25mm、重量約69gと軽量でコンパクト付属のコントローラーの重量は約129g。5インチクラスのスマートフォン程度の重さだ
「MOVERIO BT-300」「MOVERIO BT-350」では10万:1という高いコントラストを実現したことで、写真左のようにスクリーン表示枠を意識させない映像表現が可能となっている。従来の場合、写真右のようにスクリーン表示枠がどうしても存在していた
長野県下伊那郡阿智村・ヘブンスそのはらにオープンした「天空の楽園 Winter Night Tour 2017 STARS BY NAKED」(2018年3月31日まで)では、「MOVERIO BT-350」が会場内を案内するインフォメーションの役割を担っている。会場を入るとすぐに、壁面に会場の模式図がプロジェクションマッピングで浮かび上がっており、ブースごとに各コンテンツの説明文が表示されている。来場者は「MOVERIO BT-350」を装着して気になるコンテンツに視線を向けると、その紹介CGが目の前に浮かび上がる
MOVERIO(「MOVERIO BT-350」)で「UDCast for Moverio」アプリを利用すると、対応している映画の映像と同期する形で字幕が表示されるようになる(掲載画像は編集部で作成したイメージ図)。「MOVERIO BT-300」の場合は、「UDCast for Moverio」をインストール後に専用マイク(別売)を装着すると使用可能になる。映画の映像には字幕は表示されておらず、「MOVERIO」とアプリを使って字幕情報を付加している状態だ (c)1996 SIGLO
       
YouTubeの「Epson Moverio」チャンネルの動画「aMAZEing Maze Game Costume」では、SMDLab作成のARを活用したゲームアプリ「TekkyuAR」を遊んでいる様子が紹介されている。成人男性の胴体サイズでARマーカー付きの箱を印刷し、着ぐるみのように着て遊んでおり、ARらしいゲームの可能性がうかがえる。「MOVERIO」向けのアプリを配信する「MOVERIO Apps Market」で入手できるので、遊んでみるといいだろう

現実世界のコミュニケーションをさまたげることがない「MOVERIO」

 ARのポイントは、あくまで現実世界がベースになっており、その背景としては現実世界がそのまま表示されていることだ。特にMOVERIOの場合、シースルーのメガネ型デザインとなっているため、ARによって付加された情報と現実世界とで違和感が少ない。体の向きを変えても、上や下を見ても、当然ながら現実の風景を含めてそのまま見えている。

 このシースルーで周囲が見えるという点は大きく、装着したユーザーは現実世界の第三者と会話しながらでもデジタル情報を得られることも、実は隠れたメリットだ。

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